2018.01.30
工業用3Dプリントの現状を知る。その技術はいずれ我々のものになるからだ
特許は、有効期間中、その発明者に独占権を与えるものだ。有効期限が切れれば、誰もがその発明を自由に使えるようになる。現在のデスクトップ型3Dプリンターに見られる熱熔解積層法(FDM)の技術的な原点は、1992年に特許を取得したScott Crumpにさかのぼる。今や世界中で無数の人たちが、Crumpのアイデアを安価に利用できるようになった。
Crumpが創設したStratasys(ストラタシス)は、当初と同じコンセプトの工業向け 3D プリンターを今も作り続けている。