Other

2017.10.23

Maker Faire New York 2017 #1 医療の世界へも広がったMakerムーブメント

世界を代表する意味なのだろう、ニューヨークのMaker Faireには”World Maker Faire”と名付けられている。ローマやサンフランシスコのMaker Faireと比べるとやや規模は小さく会期は1日短いが、Arduino社が新しい製品やニュースを発表したり、アメリカ東海岸エリアを代表するMaker Faireとして少々特別な位置づけになっている。そのMaker Faire New Yorkのため、残暑が残る9月下旬のニューヨークを訪れた。

Crafts

2017.10.23

3Dプリントしたブラスターからユニコーンの折り紙まで。8つのブレードランナーのレプリカ小道具

私は映画『ブレードランナー』が大好き。その話を始めたら止まらなくなるから、誰だって気づくはず。今は『ブレードランナー2049』のおかげで、「やれやれ」って顔をされずに済むようになった。それに、Maker友だちがブレードランナー関係の素晴らしいプロジェクトをいろいろ作ってくれた。みんなにもできるから、作ってみて。

デッカードの3Dプリントブラスター

最初は3D CentralのAndrew Forsterが3Dプリントで製作したデッカードのブラスター。この3Dプリントは素晴らしい。

Other

2017.10.20

「Web×IoTメイカーズチャレンジ2017」仙台、前橋、横須賀、鳥取、沖縄にて開催

学生や若いエンジニアを対象にしたハッカソンが、総務省「IoT機器等の電波利用システムの適正利用のためのICT人材育成事業」として、2017年11月から2018年3月の間、全国5ヶ所(仙台、前橋、横須賀、鳥取、沖縄)にて開催されます。

パソコンやスマホ、ネットワーク機器だけでなく、これまで想定されなかったあらゆるモノがインターネットにつながる「IoT (Internet of Things) = モノのインターネット」。革新的でユニークなサービスが登場し、モノに新しい付加価値が生まれる未来にますます期待が高まっています。

Other

2017.10.20

3Dプリンターを使った愛猫の義足作りで人生を取り戻した傷痍軍人

Makerムーブメントで本当に素晴らしいことのひとつに、誰でも受け入れる間口の広さがある。誰もがMakerになれるし、すべての人が、自分の中のMakerを発見することができる。熟練の退役兵、Karolyn Smithは、自分がMakerだとは考えたこともなかった。体に重傷を負い、心にもPTSDを抱えて戦場から帰国した彼女は、薬漬けにされ、根本的な治療への望みを失っていた。そんななかで彼女は、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のOperation Mendの創造的な技術と医師たちに出会い、先進的な手術によって痛みが劇的に低減し、移動も楽になり、希望も取り戻した。

Electronics

2017.10.19

美しいアナログメータ時計

シンプルなアイデアが美しく実装されている、たまささんの作品。針の動きは時計の世界でいうところのレトログラードになっています。作り方の詳細は下記のページに。

アナログメータ時計をつくる

メーターに5Vの直流電圧計を使い、ArduinoのPWM出力で時分秒を表現しています。文字盤の加工精度が重要ですね。

Other

2017.10.18

Dale Doughertyが伝えるカリフォルニア山火事の現状、そして災害に際してMakerには何ができるのか

信じたくない現状

ソノマ郡とナパ郡を襲っている山火事によって激しく被災した地域は、まるで「戦場のようだ」と人々に言わしめた。猛り狂う炎は、聖書の中の黙示録の光景を連想させる。これほど甚大な被害を表現する言葉を、私たちは持ち合わせていない。信じられない光景だ。言葉を失うとはこのことだ。Douglas Thronがドローンで撮影した下の動画を見てほしい。

ラジオによると、炎は3秒ごとにフットボール場1つ分の面積を焼き払いながら広がっているという。1899年に建てられた赤い円形納屋ラウンドバーンなどの名所も焼け落ちた。

Electronics

2017.10.17

SparkFunのエンジニアが作ったクレジットカードスキマー発見装置

SparkFunのNateは、チュートリアルのコーナーに面白い記事を掲載した。3種類のクレジットカードスキマー(ガソリンスタンドの給油ポンプに仕込んで、利用者のクレジットカード情報を盗む装置)を非常に詳しく分析しているのだ。スキマーは、ATMやその他のクレジットカード対応機器に仕込まれることもある。

SparkFunは以前にもスキマーに関する記事を書いている。そのなかには、発見されたスキマーにSparkFunの部品が使われていたことから、ジョージア州政府から召喚状が送られてきたケースもある。

Kids

2017.10.16

子どもや初心者でも楽しいLEDの目が光ってジャンプする折り紙カエル

これまでにも光る折り紙はいろいろあったが、この可愛らしいジャンプするカエルは一段階レベルが高い。カエルのお尻を押すとLEDの目が光る。手を放すとぴょんとジャンプする。うまくすれば、宙返りもできる。

この目が光ってジャンプするカエルの折り紙は、IBMのエンジニアでSTEAM教育の推進者でもあるEmi Olssonが考案したもの。私の著書、「Paper Inventions」に掲載した光るペーパーアートからヒントを得たという。Emiは、Mini Maker Faireで私と挨拶を交わした後、Twitterで動画を送ってくれた。

Electronics

2017.10.12

すぐはじめられるようになったESP32のMicroPython

マイコン用プログラミング環境 “MicroPython” を低価格で高性能なWiFi/Bluetooth内蔵マイコン “ESP32” で使ってみたいと思う人は多かったんじゃないでしょうか。しかし、少し検索すると、ソースからビルドする方法ばかりヒットして、ちょっと大変そうな気配。それで敬遠してしまった人もいるはず。かく言うワタクシがそうでした。

この状況は変わりました。いつからかは分かりませんが、MicroPython.orgでESP32用のバイナリが配布されるようになったのです。

Fabrication

2017.10.11

Omaxから19,950ドルのパーソナルウォータージェットカッターが登場

ウォータージェット・カッティングはMakerの憧れの的ではあるが、実際に使える人は限られている。ウォータージェット・カッターは巨大CNCマシンで、水と研削材を高圧で素材に吹き付け切削を行う。一般的に大型で非常に高価なため、工場などの大きな施設に導入されているのが普通だ。

昨年は、個人の工房にも導入できる(比較的)小型のウォータージェットカッター、Wazerが大変に話題になったのだが、ウォータージェットカッターのメーカー、Omaxもその可能性を感じていたようだ。