Kids

2017.12.06

LED、多彩なセンサー付きですぐに動かせる「micro:bit」は、ブロックエディタとJavaScriptエディタをすぐに切り替えられる開発環境も魅力

プログラミングというと、パソコンやスマホの画面上で動く、バーチャルなソフトウェア、というイメージがあるが、実は、プログラミングは生活の中にあふれる身近なものだ。現代の洗濯機や掃除機、冷蔵庫、電気シェーバーやドライヤーなど、あらゆる家電には、プログラムが組み込まれた小さなマイコンが搭載され、便利な機能を提供している。

STEM教育では、ただ画面上でプログラムをつくるだけでなく、現実のモノを動かし、暮らしに活かせる技術として体験しながら学ぶことが大切だ。

Electronics

2017.11.30

Trinket M0ではじめるCircuitPython

いま一番「はじめやすい」マイコンボードはどれでしょう? やっぱりArduino Uno? micro:bitに勢いがある? やりたいことがたくさんあるならRaspberry Pi Zeroかも?

はじめやすさの基準を、必要な事前準備と予備知識の少なさに置くならば、上記に加えてCircuitPythonボードという新しい選択肢もあるんじゃないだろうか……というのがこの記事の論旨です。

Fabrication

2017.11.29

腕時計が動く仕組みを解説した1950年代の映画

20世紀半ばに制作された、この手の工学系の動画はみんなも大好きだろう。Boing BoingのMarkが紹介してくれたのは、おそらく1950年代のもの。腕時計の各部品が、どのように連携して動くのかを解説している。

Markは、それよりもっと古い1930年代に作られた自動車の差動装置の仕組みを解説したビデオも紹介している。私たちも以前にここで紹介した。

Other

2017.11.28

あの「デススターおやじ」が今度は巨大なミレニアムファルコンをおっ立てた

サンフランシスコの郊外の眠たいほど閑静な住宅地が、一軒の家の屋根の上に現れた『スター・ウォーズ』の宇宙船によって、またしてもSFの街となっている。

2年前、『スター・ウォーズ』の新シリーズが公開されたとき、カリフォルニア州ファファイエットに住む、Colby Powellは、家族や友人たちと力を合わせて直径7メートルのデススターを自宅の屋根の上に作った。この手のDIY作品では最大級だ。電飾を施されたこのデススターは大変に人目を惹いた。

Science

2017.11.27

3Dプリント、レゴ、手作りスリーブなどを病院で役立てる人たち

医療分野でも、さまざまな人たちがMakerのテクニックを応用している。ニューヨークで開かれた今年のWorld Maker Faireでは、そうした革新的な人々やプロジェクトに出会うことができてうれしかった。

医療教育のための3Dプリント

最初に出会った医療系Makerは、Alex Chee博士とHenry J. Feldman博士だ。どちらもハーバード大学医学部大学院病院で医師として勤務しながら、未来の医師たちの教育にも従事している。

Fabrication

2017.11.24

量産力が欲しい人のための手動射出成形機「INARI」

3Dプリンタで量産は厳しい、もっとはやく部品を作りたい、というニーズに応える製品がオリジナルマインドから出ました。INARIは机の上における大きさの手動式射出成形機。ヒーターをオンにして、パレット状の材料樹脂をザラッと流し込んで、レバーをギュッと押し下げればできあがり。均質なクオリティーの樹脂部品をどんどん作れます。ただし、射出成形ですから丈夫な「型」を用意する必要があります。でもどうやって? この型だけを3Dプリンティングサービスを使って作り、その複製は射出成形で作ったらどうですか、というのが今回の提案のようです(もちろん、金属を切削して型を作ってもOK)。

Electronics

2017.11.22

盗聴器と位置特定装置をUSBケーブルのプラグに内蔵した「スパイ・インプラント」

この話は、私に「スパイ・インプラント」や「トリクルダウン・スパイ技術」に関する興味を沸き立たせた。Boing BoingのCoryが教えてくれた技術解析の記事だが、平凡なUSBケーブルにGSM通信方式を使った盗聴器が仕込まれたS8データライン・ロケーターというケーブルを分析している。
少し前、Joe FitzがS8データラインロケーターのことをツイートしていた。彼はこれを「トリクルダウン・スパイ技術」と呼んでいた。国家安全保障局のスパイ道具を思わせるからだ。

Other

2017.11.21

TechShopを悼んで。そしてそれぞれのチャレンジを続けよう

TechShopが破産申告というニュースを聞いて、私は凍り付いた。先進的な創設者、Jim Newtonをはじめ、出資者、従業員、インストラクター、会員、関連業者、土地提供者、そしてTechShopを支えた数多くの地元のコミュニティなど、すべての関係者、影響を受けた人たちに同情する。TechShopは私たちに、手を動かすこと、知らない人と力を合わせること、他の人の問題を解決することを教えてくれた。それは、現代社会から失われつつあった、素朴ながら非常に重要な活動だ。

Crafts

2017.11.20

最高級の熱線発泡スチロールカッターを自作する

私はゲーム用の地形を作るための発泡スチロールを、正確に切断できる熱線テーブルを買いたいと思って探していた。だから、Stuff I MadeのGeoff Mestonが、自身で製作したこのゴージャスな熱線テーブルのリンクを送ってくれたときは、ニワトリ小屋を発見したマンガのオオカミのように、目玉がまん丸になり、口からはだらりと舌が垂れ下がった。こいつはデラックスだ! そこにはこんなコメントが付けられていた。「最初に見たときは、やりすぎだろうと思ったが、その機能を見れば、実に素晴らしく、しっかりデザインされていて、大変に効率的であることがわかる」と。

Fabrication

2017.11.17

米TechShop破産申告により廃業へ(日本語版注:米TechShopと資本関係のないTechShop Tokyoは継続して営業)

日本語版編注:TechShop Tokyoを運営しているテックショップジャパン株式会社からは、「米国TechShopと同社の間に資本関係はなく、米国TechShopの破産手続によって財務的な影響は受けないこと。TechShop Tokyoは通常どおり営業し、会員は引き続き「TechShop Tokyo」の施設・設備を利用できる」ことが発表されています。

英語版編注:今朝、TechShopのCEO、Dan Woodsから以下のメッセージを受け取った。営業中のすべてのTechShopを閉鎖するというのだ。