Fabrication

2013.03.01

3Dプリント革命:複雑な現実

この小さくて精巧な装置はCADモデリングで作られた。家で作るときのコストは10ドル程度。3Dプリンターは使っていない。

この数年間、安価な3Dプリントが数多くのギークたちの心を掴んできた。そしてこの来たるべき製造革命のスターが主流に躍り出た。エコノミスト誌は、去年だけでも3Dプリンターに関する記事を20本ほど掲載している。これはただ事じゃない。

3Dプリントの魅力は簡単に理解できる。インターネットによるDIYムーブメントのルネッサンスと偶然に重なって人気も出た。

Fabrication

2013.01.16

MakerBotがThingiverseの名称をMakerBot Thingiverseに変更

MakerBotがThingiverseの名称をMakerBot Thingiverseに変更するという、3Dプリントコミュニティで騒ぎを巻き起こしそうな話だ。MakerBot はサイトのデザイン変更も行った。
このコミュニティーでは、Thingiverseに何か変更が加えられるごとに騒ぎが起きてきた。これはおそらく、コミュニティがそのサイトを所有していると考えていることに起因しているのだろう。事実、Thingiverseは2008年にZak Smithによって立ち上げられたものなのだが、Makerbot.comのコンパニオンサイトとしての位置づけだった。

Fabrication

2012.11.28

3D SystemsがFormlabsとKickstarterを特許侵害で提訴

1299ドルのホビイスト向け3Dプリンター、Cubeや、より高価な工業レベルの3Dプリンターを作っている3D Systemsは、ホビイスト向け3Dプリンター市場でおそらく初めてとなる特許訴訟を起こした。
3D Systemsの主張によれば、Form 1 3Dプリンターのメーカー、Formlabsが、 「ステレオリソグラフィーによる複数レイヤーの同時カール」の特許を侵害しているという。Form 1は、プラスティックを押し出して立体オブジェクトを作るRepRap系DIY 3Dプリンターとは異なり、紫外線で硬化する素材にレーザーを当てて積層するステレオリソグラフィー(SL)方式を採用している。

Fabrication

2012.11.16

Makerムーブメントの権化:PrintrbotのBrook Drumm

PrintrbotのBrook Drumm
Maker ムーブメントと私たちが呼ぶ現象にはいろいろな特徴があるが、そのなかに、ハードウェアのプロトタイプを安く早く行う能力がある。オープンハードウェアの原則、共同デザイン、クラウドファンドなどはその要因だが、もっとも大きな力になっているのは、安価なコンピューター制御ツールとソフトウェアが簡単に使えるようになったことだろう。こうした一連のツールで何ができるかを体を張って見せてくれる人がいるとしたら、それは PrintrbotのBrook Drummだ。

Fabrication

2012.06.28

Fab Academyと「(ほぼ)なんでも作る」クラスが終了

Blanca DuarteのBarcelona Fab Labでの最後のプロジェクトは、驚きの腕時計型点字教育デバイス。
今年で3年目になるFab Academyが先週終了し、70名を越える学生たちが、世界に点在する13カ所のファブラボで最終プロジェクトのプレゼンテーションを行った。Fab AcademyはFab Labネットワーク上に作られた分散型教育プラットフォームで、週ごとのプロジェクトのカリキュラムと、水曜日のビデオ講義で構成されている。

Electronics

2012.02.29

Officine Arduino – トリノに生まれたArduino開発センター

Welcome Officine Arduino Torino
先週の金曜日、イタリアのトリノで新しいタイプの会社が創設されました。
Officine Arduino Torinoは、プラットフォームおよびオープンソースハードウェアの開発促進を目的として、Makerspace、Fablab、そしてArduino「オフィス」を合体させた企業です。
Officine Arduinoは、2011年の1年間続いた展示会で、イタリア初のFablabを開いた経験を元に創設されました。

Fabrication

2009.11.09

Constraptor – 製造のためのオープンソースハードウェア

Contraptorはオープンソースのパーソナルファブリケーションのためのコンストラクションセットです。個人的な実験、デスクトップマニュファクチャリング、プロトタイピング、さらにはハードウェアハックなどに使えます。これを使えば、いろいろなロボットを作ることができるので、XYプロッターやミニCNCや3Dプリンターなどの試作プラットフォームとしても使えます。時間はかかりますが、構造部分と基本のリニア稼働部分を合わせたサブセットは自分で作ることができます。部品、素材、送料、税金を合わせてコストは約300ドル程度です。