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2017.10.25

Maker Faire New York 2017 #3 アマチュア無線、ビデオシンセ、ベクタースキャン… レガシーメディアを遊び尽くす

アマチュア無線やラジオ、モジュラーシンセサイザー、8mm・16mmフィルムやブラウン管のモニターなど、愛好家を除いて現在ほとんど使われなくなったが、30代以上の世代の多くのメイカーにとっては、それらをバラしたり組み立てたりして電子工作に慣れ親しむきっかけになったのではないだろうか。

今年のMaker Faire New Yorkには、既に多くの人々が使うものではなくなったレガシーメディアの部類を今日の技術でアップデートした作品にいくつか秀逸なものがあったので紹介しよう。

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2017.10.24

Maker Faire New York 2017 #2 匂いのシンセサイザー、Edtechシーンが集中するニューヨーク

9月下旬のニューヨークは半袖でも汗ばむ温度で、まだ夏の雰囲気が残っていた。雲ひとつない青空の下で開催されたニューヨークのMaker Faireでは屋外のスペースも活用され、たいていはテントを張っていたが、屋根を設けずに完全に野外で(のびのびと?)3Dプリンターを動している豪快なブースもあった。

ブルックリンにある食べ物と飲み物のための博物館、Museum of food and drinkによって作られた「The Smell Synth」はピアノを弾いて音を出すように匂いを出すというコンセプトで制作された匂いのシンセサイザーだ。

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2017.10.23

Maker Faire New York 2017 #1 医療の世界へも広がったMakerムーブメント

世界を代表する意味なのだろう、ニューヨークのMaker Faireには”World Maker Faire”と名付けられている。ローマやサンフランシスコのMaker Faireと比べるとやや規模は小さく会期は1日短いが、Arduino社が新しい製品やニュースを発表したり、アメリカ東海岸エリアを代表するMaker Faireとして少々特別な位置づけになっている。そのMaker Faire New Yorkのため、残暑が残る9月下旬のニューヨークを訪れた。

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2017.08.29

Maker Faire Tokyo 2017レポート:取材する側からされる側へ。ライターがフード・メイカーとして出展して気づいたこと

私はライターのかたわら、長野県でバーガーカフェ「ペロンタ」を営業している。過去4年間は、makezine.jpなどのプレスとしてMaker Faire Tokyoを取材していたが、今回は“フード・メイカー”として参加した。来年のMaker Faire Tokyoへの応募を考えている人の参考になるかもしれないので、振り返りを共有しよう。

これまでのMaker Faire Tokyoにも、農産物、食品添加物を扱うバイオ系、食品加工機械のメイカーなど、“食べられそう”な展示はあったが、においをかぐ、なめる、といった試食や体験的な展示に限られていた。

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2017.08.23

Maker Faire Tokyo 2017レポート:Prototype to Product—プロダクトをつくるということ

これはMaker Faire Tokyo 2017の特別企画として2017年8月6日に行った80分間のセッションを記事として再構成したものです。(モデレーター・原稿執筆:小林茂[情報科学芸術大学院大学[IAMAS]産業文化研究センター 教授])

現在、さまざまな変化が起きている。例えば、人々の好みの多様化が進み、年代や性別、収入などの属性で人々をカテゴリーに分けて捉えるマーケティングやプロモーションの有効性は低下している。その一方で、インターネットや3Dプリント、AIなどさまざまなテクノロジーの「民主化」は進み、誰でも低コストでアクセスできるようになっている。

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2017.08.23

Maker Faire Tokyo 2017レポート:霧のディスプレイ、ぶさかわモンスター、お札を吹き出すATMなど

「もうMaker Faireは1日じゃ全部回り切れなくなったね」会場が広くなって出展数が増えた今回のMaker Faire Tokyoについてそのように語っている人がいた。私は国外のMaker Faireはここ数年で何か所も取材で訪れていたが、海外在住なので実は東京のMaker Faireに来たのは7年ぶり。

東京工業大学を会場にしていた以前を思い出しても、使われている技術はもちろん出展者や来場者の雰囲気も変わったし、やはり子どもや家族連れがたくさん来場するようになったとも聞く。

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2017.08.22

Maker Faire Tokyo 2017レポート:提灯・盆踊り・畳・書道・鰹節~日本文化の新たな担い手たち

広く今日の日本で伝統文化に関わる産業はどの分野も多かれ少なかれ衰退している。現代的な暮らしの中で人々の関心が薄くなって需要が減少したり、大量生産品に取って代わられたり、後継者が育たないといった問題があるためだ。厳しい状況にはあるが、今後も日本の文化は時代に合わせて形を変えて残っていくだろう。Maker Faire Tokyo 2017でも日本文化に関連した出展がいくつかあったので、Makerたちが提案する2017年の日本のスタイルを今回は取り上げたいと思う。

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2017.08.18

Maker Faire Tokyo 2017レポート:ソニーのtoioは自分で手を動かして遊ぶ新しい「トイ・プラットフォーム」

toioのコンセプトムービー

この6月にソニーから発表されたばかりの「toio」は「トイ・プラットフォーム」をうたう。数センチ角のコアキューブは「toioリング」と呼ばれるコントローラーの操作やプログラムに従って小気味よく走り回る。1回の充電で2時間ほど稼働する仕様だという。

コアキューブの上面にある突起にはレゴブロックを装着できる。コアキューブをレゴでデコレーションし、自分だけのコアキューブを作って遊べるようになっている。

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2017.08.16

Maker Faire Tokyo 2017レポート:アイロンビーズをどう並べる? 同じテーマに取り組んだ2つのブース

Maker Faire Tokyoには多彩な自作ガジェットが出展される。その中には偶然にも同じ目的のものが見つかることがある。しかし考え方や初期条件の違いで設計は変わり、同じものにはならない。ここではそんな展示を紹介しよう。

アイロンビーズは円筒形でさまざまな色の樹脂のビーズを並べ、アイロンで加熱すると互いにくっつくというもの。ゲームのドット絵を描く感覚でカラフルなアクセサリを作れる。アイロンビーズを細かく配置していくのも楽しみの1つだが、そこを省力化したいと考えて、ビーズを自動で並べる機械を作った人々がいた。

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