Electronics

2010.03.26

Maker Business: Adafruit Industriesの場合 – ニューヨークのオープンソース会社の裏側 Part 2

Text by kanai

mz makerbusiness-1

上のビデオはRocketBoom提供
Part 1に引き続き、Part 2をどうぞ。
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評価

気にしなければそれまでの話なんだけど、ボクたちは、すべての製品のページ、ブログ、サイトのセクション、チュートリアルの閲覧回数を記録している。使っているのは Google Analyticsだ。無料だし、今のところボクたちの知る限りではこれがいちばんましなツールだからだ。とにかくちゃんと動く。報告を見るのが楽しみだ。10パーセントの伸び、とか見るとうれしい。もっと行くときもあるし、下がることもある。上がれば気分がいい。


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情報提供

ボクたちはInstructables、Wiki、Eye-Fiカード入りのカメラ、Flickrを使って、毎日休みなく、できるかぎりの情報を提供している。
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Instructables(Adafruit) – 素晴らしいコミュニティーだ。協力してくれる人も多く、コンテストを開くにもいい。
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Wiki

これは LadyadaのWikiだ。ネットでアクセスできるなかでも最高の電子工作情報が詰まっている。Wikiもたくさんあるけど、ボクたちが気に入っているのは dokuwikiだ。いろいろ見て、自分に合うところを選べばいい。ボクたちも、laser businesspick and place machineで完璧な情報提供を行っている。
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写真はFlickrの(Adafruitアカウント)に掲載している。ボクたちがやろうとしていることを写真で発表できるし、ボクたちのサイトに写真を載せるときもとっても楽だ。とくに、お客さんが作品を発表してくれるAdafruit Flickr photo poolは重要だ。また、Ladyadaptにはエレクトロニクス関係以外の写真を載せている。
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これはEye-Fiカメラカード。これを使って写真を撮れば、Flickrのアカウントに自動的にアップされる仕組みだ。そして、その写真は製品のページなどに追加される。こんなことができるのも、WordpressやZencartの便利なところだ。写真を撮って、カードを取り出して、アップロードして、という通常の作業にかかる時間と比べてみたら、1カ月に何時間も節約できていることがわかった。このカードはボクに時間を返してくれるのと同時に、使う楽しさも与えてくれた。
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Flickrから製品ページに引っ張ってきた写真だ。このうち何枚かはカメラから直接送られたものだ。


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ソーシャルネットワーク関連

ボクたちはTwitterフィードを使って写真やブログアイテムをボクたちのTwitterアカウントに送っている。興味を持ってフォローしてくれている人たちに、Twitterで貴重な情報を流すことも考えている。また、Twitterでは、「open source hardware」や「pick and place」といったリストもいくつか作ってる。このアカウントでいろいろやってるんだけど、ボク自身のアカウントptにもいろんなことを書いてるよ。
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AdafruitのTwitter画面。open source hardwarepick and place のリストもある。
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それから、忘れちゃならないウチの製品、Tweet-a-wattつぶやいてます
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Facebookのファンページとグループページもある。そんなに使ってないけど、こことかこことか
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ビデオのアップロード

ボクたちは、すべての製品をきれいなビデオに撮影して公開しようとがんばっている。少なくとも、毎月、なんかしらクールなビデオを出している。ビデオにはいくつかのサービスを利用している。blipvimeoyoutubeだ。すべてのビデオはTubemogulにまとめてアップロードして、そこから各サービスに自動的にアップロードするようにしている。とっても便利だ。
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ライブビデオチャット

毎週、ボクたちは「Ask an Engineer」というライブのビデオショーをやっている。毎週土曜日の夜10時(米東部標準時)から1時間、Ladyadaが製品のデモを見せたり、質問に答えたりしている。毎回600人以上の人が見てくれているが、これにはUstreamを使っている。ユーザーサポートやコミュニティーとの対話には最高のツールだ。


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カスタマーサービス – admin

ボクたちはGmailを使っている。複数の人間が同じ電子メールアカウントで作業できるのがいい。検索機能も優れている。フィルターも使っている。ビジネスを効率化してくれる。
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Google voice

ここでは、電話はGoogle Voiceに繋がっている。留守番メッセージを聞くのも簡単だし、ボイスメールをテキストに変換することもできる。時間を節約してくれるツールであり、しかも無料だ(招待制)。


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パッケージングと発送

ボクたちは郵便、とUPSを使っている。発送作業はEndiciaに依頼している。彼らのDazzleソフトウェアで送り状が作れるんだ。さらに、集荷は郵便サービスのサイトでスケジュールを決められる。毎日、UPSが午後5時ごろ集荷に来て、郵便局に届いた郵便物を置いていってくれる。
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発送用コンピューター。すべては既製品だ。バーコードスキャナーやラベルプリンターはeBayで買った。ここにはShuttle PCを使ってる。平日休日を問わず1日100を超える注文の計量のために、ボクたちはこのシステムのクローンを作って、作業効率を2倍以上にしている。
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出荷するキットを入れる箱


この作業の様子をビデオに撮影した。ほどんど1分以内のものだ。ひとつの注文を発送するまでには数秒しかかからないのだけど、そのすべてを今回ここに公開したというわけだ。なぜなら、Ladyadaはオープンソースハードウェアとソフトウェアのユーザーであり振興者であり、作り手でもあるので、ボクたちの作業をすべて公開することに関心を持ったからだ。「秘密兵器」をすべて見せてしまうのは賢明ではないと思う人もいるかもしれない。ボクたちは逆に、これが賢明なことだと考えている。ボクたちは、Makerビジネスがもっと増えて欲しいと思っているので、これが少しでも助けになればと願っている。キットのビジネスって、パーツやら何やらの数を合わせたよりもずっと大きいんだよ。:) 🙂
質問があったら、いつでもコメントに書いてくれ!

こちらもどうぞ:

– Phillip Torrone
原文