Science

2014.04.21

INVADERが私たちに見せる”宇宙の夢” vol.01 ─ ARTSAT project、宇宙に

(編集部注:本記事は本日から3回連続で掲載します)

「宇宙に行ってみたい」という夢をかなえることができるのはまだ少数の人間だろう。それでも宇宙は確実に私たちの生活に近づいている。JAXAが始めた「小型副衛星の相乗り」はそんな未来を感じさせる施策の1つだ。その相乗り衛星の1つとして、2014年2月28日にH-IIAロケットとともに打ち上げられた小型衛星に「ARTSAT1: INVADER」がある。多摩美術大学の久保田晃弘さんと東京大学の田中利樹さんによって始められた「ARTSAT project」の初号機だ。

Electronics

2014.04.21

DIY人工衛星の今と未来

人工衛星を自由飛行させて、方向の認識と制御、地上との交信、軌道上でリアルタイムで複雑な計算を行うのに必要な技術の価格と重量とエネルギーが大幅に下落したことで、より多くの人が宇宙にアクセスできるようになってきた。

DIY人工衛星作りが新時代の夜明けを迎えられたのは、シリコンバレーのNASA Ames Research Center が PhoneSatを完成させたことが大きく貢献している。PhoneSatは、その名前から想像できるとおり、スマートフォンの部品とソフトウェアから作られた航空電子工学バスだ。

Science

2014.04.18

なぜ、DIYスペースが重要なのか

これから一週間DIYスペース特集をお届けしよう。つい星空を見上げたくなって、工房に駆け込みたくなるようなプロジェクト、チュートリアル、アイデアなどをお送りする。ロケット、気象観測気球、人工衛星の作り方や、天体写真の撮り方、さらに、自分だけの宇宙服や宇宙食アイスクリームの作り方もある。NASAの契約業者でありMAKEの外部筆者でもあるMatt Reyesをゲスト編集者に迎えて、どーんと打ち上げよう。

Electronics

2014.04.18

Raspberry Piから小型のコンピューターモジュールが登場

SODIMMサイズの新しいRaspberry Pi Compute Module(左)と、これでも十分に小さいRaspberry Pi Model B(右)。

ケンブリッジのRaspberry Pi財団は、新製品Raspberry Pi Compute Moduleを発表した。これは、Raspberry Piを自作の回路のコアに使いたいという人向けだ。Compute ModuleはPiの頭脳だ。RAMと4GBのeMMCフラッシュメモリーを搭載している。DDR2 SODIMMコネクターでボードに接続できる。

Electronics

2014.04.17

色を吸い上げてその色で光るランプ

シンプルなアイデアと実装です。フルカラーのLEDランプの下には色センサーが内蔵されているみたい。たとえば木の葉の上にそのランプを置くと、センサーが葉の色を読み取って、LEDがその色で光ります。真似して自分でも作ってみようかな。下記のサイトで公開されている他の作品も魅力的。

動いた。

Electronics

2014.04.15

Paperduino Tiny ─ 紙でArduinoを作る

オリジナルのPaperduino — と Paperduino Leonardo — を踏襲したPaperduino Tinyだ。ATtiny85マイクロコントローラーをベースにした非常に安価なArduino互換ボードだ。4ドルほどで作れてしまう。違いは何かって? 名前からわかるとおり、紙なのだ。

Paperduino Tiny(上面)

Paperduino Tiny(裏面)

詳しいことは Paperduino Wiki— に書かれている。

Fabrication

2014.04.14

ラピッドプロトタイピングの波に乗る:耳栓を再発明した「SurfEars」

北カリフォルニアのサーファーはきつい。水は冷たい。潮の流れは速く、嵐から生まれた強烈な波はつきものだ。スクールバスほどもあるサメも泳ぎ回っている。

そんな、ちょっと過酷な環境でも、私は自分の耳を健康に保つための努力をしている。私は右耳が外耳炎に、左耳が初期のサーファー耳(外耳道骨腫骨腫)になっている。耳栓を使ってみたが、よくなかった。水に潜ると取れてしまうし、周りの音がくぐもってしまって、風邪を引いたような気分になってしまう。

Other

2014.04.12

Innovative with China | Maker Faire Shenzhenレポート

2014年4月6日、7日の2日間、中国広東省深センにて、Maker Faire Shenzhenが開催されました。ここ中国深センでMakeのイベントが開催されるのは3回目。これまではMini Maker Faireとしての開催でしたが、本年からは「Maker Faire Shenzhen」と銘打っての開催です。ベイエリア、ニューヨーク、ローマ、デトロイト、イギリス、シドニー、そして東京に続く、フラッグシップイベントの仲間入りを果たしました。

Electronics

2014.04.11

世界初のオープンソースノートパソコン登場

The Novena laptop

世界はオープンソースのノートパソコンを求めているのだろうか? そこを考えてみよう。

bunnie HuangとXobsによるハードウェアとソフトウェアのチームは、クラウドファンドプラットフォーム、Crowd Supplyで、かなりの部分がハック可能でポータブルなNovenaコンピューターを寄付者に提供する。MAKEに掲載されたbunnieの記事(日本語記事)の反響は大きかった。彼らはこう話している。

心臓の弱い人向けではありません。

Other

2014.04.11

Knowable:ハードウェアエンジニアのための協力サイト

人はどうしたら、協同してハードウェア製品を作れるだろう? Simon Höherと彼の仲間たちは、その疑問に答えようと、新しいオンラインプラットフォーム、Knowable.orgを開設した。

Knowableはウェブサイトだ。一見すると、よくある普通のプロジェクト共有サイトのようだ。自分で作ったプロジェクトを発表して、他の人がそれを見つけて、それからいろいろ学んで、コメントを書いたりシェアしたりする。そこで私は、Knowableのビジョン、何を目指しているのか、さらに、よりよいハードウェアを作る人たちが、もっと協力しやすい環境について、Simonに聞いてみた。