2020.07.15
オンラインワークショップ「インタラクティビティを再定義する」7月25日(土)、26日(日)に開催
Jim Campbellの《Formula for Computer Art》を基に作成したアニメーション
編集部から:小林茂さん(情報科学芸術大学院大学[IAMAS]産業文化研究センター 教授)からご案内をいただきました。
Maker Faireには毎回、多くのインタラクティブな作品が出展されます。インタラクティブな作品は、鑑賞者の行動や環境などの情報を入力として、これを解釈するアルゴリズムを作者が記述し、映像、音声、環境の変化などの出力にマッピングすることにより、鑑賞者が作品を体験し、作者と対話します。一見、これは自明なことのように思えます。
しかしながら私たちは、インタラクティブな作品とは、さらにはインタラクティビティとは何かから、あらためて問い直してみたいと思うに至りました。なぜなら今、人が機械と共生する世界が現実のものとなりつつあるからです。このworkshopは、インタラクティビティを再定義し、機械と共生する時代における人の創造性とメディアの在り方を考えていく活動の第一歩です。このために私たちが着目したのが、AIを実現するための技術の一つ、機械学習です。
従来のプログラミングでは、人がプログラミング言語を用いてアルゴリズムを記述します。これに対して機械学習では、機械がデータからルールを学び、アルゴリズムを記述します。この新しいプログラミングパラダイムにより、作者の記述力を超えた記述が可能になるだけでなく、鑑賞者と対話していく中でフィードバックを受けて学ぶことによりアルゴリズム自体を書き換えていくことすら可能になるかもしれません。
もし、この文章を読んでいただいて何か引っかかるところがあった方は、ウェブサイトで詳細を確認の上、参加登録していただけたらと思います。ぜひ、私たちと一緒に取り組みましょう!
https://sites.google.com/iamas.ac.jp/archival-archetyping/redefining-interactivity
日時:2020年7月25日(土)・26日(日)、10〜17時(予定)
場所:オンライン(Zoom、Slackなどを予定しています)
言語:日本語
参加費:無料
定員:20名(応募者多数の場合は選考いたします)
参加申込〆切:7月16日(木)23:59
選考結果通知:7月17日(金)