Crafts

2011.09.07

美学生が手作りしたトールキンの『シルマリルの物語』豪華本

ドイツ人美大生のBenjamin Harffは、卒業製作のために、ちょっとした野望を抱いてしまった。J.R.R.トールキンの『シルマリルの物語』の豪華本を手作りしようと考えたのだ。これには6カ月かかった。テキストはキヤノンのインクジェットプリンタで出力したが、それを手描きで装飾し、装丁も自分で行った。
私も若かりしころ、現代の修道院の写字生を気取って、ケルトの結び糸細工に影響された彩飾とカリグラフィに没頭した時期が1年ほどあった。だから、彼の才能には恐れ入る。

Crafts

2011.09.05

Zero to Maker(ゼロからのMaker):作って学ぶ

これから1カ月ちょっとの間、ちょっとヤル気のなかったMaker、 David LangがMakerカルチャーに身を沈め、我らの仲間、TechShopの寛大なるご協力のもと、できる限りの DIY スキルを習得していく様子をレポートします。彼は、何を学んだか、誰に会ったか、どんなハードルをクリアしたか(またはしなかったか)など、奮闘努力の過程を定期的に報告します。きっと面白いものになるよ。 – Gareth

上の写真は、Davidが関わることになったOpenROVプロジェクト。

Crafts

2011.08.30

アナグラのうた~消えた博士と残された装置

2011年8月21日に日本科学未来館の常設展示が一部リニューアルされました。そのうちのひとつ、空間情報科学をテーマにした新しい展示が『アナグラのうた~消えた博士と残された装置』。20基のレーザセンサと24基のプロジェクタにより、150平方メートルの空間全体がひとつのインタラクティブな装置となっています。体験者の動きはリアルタイムにトラッキングされ、行動が映像と「うた」になって空間に反映されます。ユーザーインタフェイス(UI)の新しい形を提案する試みといえるでしょう。

Crafts

2011.08.29

How-To:退屈な農作業をダイナマイトでぶっとばす

たしか第一次世界大戦の時代の「Boy Mechanic」誌だったと思うけど、「さあ、金物屋さんに行ってダイナマイトを買ってこよう」なんて一文で始まるDIYプロジェクトの記事があった。こんな書き出しで紹介するプロジェクトは、いくつでも思い浮かぶ。それより、今、こんな書き出しの記事をがんがん書いてみたいもんだ。
悲しいかな、今はもう強力な爆薬を気軽に店で買える時代ではなくなってしまったけど、DuPont社が1910年に配布してた販促パンフレット「Farming With Dynamite」の美しいスキャンコピーで、そんな時代の魔法を追体験できる。

Fabrication

2011.08.25

フリーでダウンロードできるハッカースペース・パスポート

Mitch Altmanがまた面白いことを考えてくれた。デザインとイラストはMatthew Borgattiが担当。これは無料でダウンロードして印刷できる14ページのハッカースーペース・パスポートだ。旅行に持っていって、各地のクールなコミュニティを訪ねたときの記念を残したり、見せびらかしたりできる。この活動に賛同したハッカースペースは、ビザスタンプを用意して待っていてくれる。今に、国中のハッカースペースでクールなスタンプのデザイン合戦が始まると思うよ。

Crafts

2011.08.19

土管ホテル

オーストリアのAndreas Straussが経営する、誰でも泊まれて、半アウトドアの、客が自分で料金を決めるシステムのdasparkhotelに泊まるのは、ちょっと気が引けるところがあるが、土管をアウトドア用の小屋に使うというアイデアは面白い。低コストな建物かどうかは微妙だな。土管は安いだろうが、運送費は馬鹿にならないはず。でも、おみごと。

Kids

2011.08.09

ホントに火を吐くレゴの竜

Flickrでは akama1_legoとして知られるAaron Amatnieksは、本物の火を吐くレゴのドラゴンを作った。岩のところにガスライターが仕込まれている。着火レバーも岩に同化したデザインになっている。
Aaronは流れる水を取り入れたレゴのジオラマも作っている。こっちには写真を敢えて載せなかった。ちょいとワケアリな風景だからね。