Electronics

2012.11.07

Heatit – マイクロコントローラーにもっと電流を

Arduinoが汎用電子プロトタイピングツールであることはみんな知ってるけど、高い電流を扱えないという欠点がある。それに対応すべく、デザイナーとプログラマーのチームが、Heatitを開発した。これはオープンソースのボードで、デザインの最終ステージではArduinoをベースにしているが、12ボルト500ミリアンペアの出力を8系統備えている。この出力ピンは、結合させることでさらに大きな電流を得ることができる。

つまり、Heatitを使えば、温度で色が変化する塗料、導電性糸、マッスルワイヤー、レーザーダイオード、ソレノイドといった素材やデバイスが浸かるようになるとうこと。

Electronics

2012.10.26

ティフアナでドローンを作る

先日、私は、地方会議および博覧会のTijuana Innovadoraに招かれ講演を行った。TechShopのMark Hatch、昼は工業デザイナーで夜はドローンプログラマーのJason Short、それにArduinoチームのDavid Cuartiellesも、オープンソースパネルで講演をしていた。その前夜、メキシコの国境を歩いて通過したことが、この旅の予想外のハイライトとなった(反対方向に国境を越えようとする人たちの列は想像以上に長かった)。

Fabrication

2012.10.05

Bre Pettis講演 -「オープンソース消費家電の挑戦」OHSにて

これは、去る木曜日に、ニューヨークのOpen Hardware SummitにてMakerBotのCEO、Bre Pettis(ブリー・ペティス)が行った講演を書き写したもの。 公式に録画されたセッション3のビデオストリームを元にしている。すべての内容はここで見ることができる。Breが登場するのは1:20:41ごろ。
いやあ、大変な1週間だったよ。

(笑い)

私はMakerbotのBreです。先週、このマシンを発表したことで、ちょっとした騒ぎになりました。

Fabrication

2012.10.01

MakerBotのオープンソースと未来に関する種々のメッセージ

この記事(と前編)は、3Dプリンターのオープンソースコミュニティで積極的に活躍しているRob Giseburt の意見記事だ。これは必ずしもMAKEの意見を代表するものではなく、MakerBotがこのほど下した決断や、将来下すかもしれない判断を安易に批判するものでもない。むしろ、オープンソースハードウェア、とくに3Dプリンターに起きた変化が意味することに関する論議を促すことを目的としている。 – Gareth Branwyn
MakerBotからReplicator 2が発表され、MakerBot社のオープンソースのスタンスに関する議論や疑問が渦舞いている。

Fabrication

2012.09.26

Multiplo – Arduinoでコントロールするオープンソースのロボットキット

ロボットが大好きなRodolfo、Julián。Lucio、Mónicaの4人は、彼らが開発したMultiplo robot setで見事、Kickstarterの資金調達に成功した。私たちはこのシステムをロボットのプロトタイピング用に開発しました。しかし結果は、なんでも作れるプラットフォームとなりました。私たちはこれを公立学校で使用したところ、教材として最適であることがわかりました。現在これは、子供たちのSTEM教育(科学、技術、工学、数学)に役立てられています。

Electronics

2012.08.20

Ladyadaが「Entrepreneur Of 2012(2012年の起業家)」の最終選考に

私のパートナーであるAdafruit Industriesの Ladyadaが”Entrepreneur Of 2012″(2012年の起業家)の最終選考に残った。Makerムーブメントが成長して、多くの人々がビジネスにまで辿り着いたという感じだ。なかでも、オープンソースハードウェアの会社が、しっかりとしたビジネスを運営しつつも、自分たちのオープンソースとMakerの価値を守り続けたことが大きいと思う。
Limorは最初からMAKEの顧問であり、彼女が作るキットは5年以上も前からMaker SHEDで販売されている。

Electronics

2012.07.20

「絶望の落とし穴」に落ちないためには

Nathan Seidle(SparkFun ElectronicsのCEO)が、上のビデオで話しているMAKE Hardware Innovation Workshopの講演を要約してブログに掲載した。講演の内容は、オープンソースハードウェアの「絶望の落とし穴」に立ち向かう方法、つまり、「Makerの仕事が数十ユニット単位から数千ユニットの単位に突然ふくれあがったときに、コミュニティとしてどんな手助けができるか」というものだ。大変にクールな電子製品(この場合はとくに手作り品)を売る企業は、この数年で爆発的に増えた。

Fabrication

2012.07.17

NeuroDreamerスリーピングマスク

(ブレインマシーンの作者としても知られる)Mitch Altmanの最新作、NeuroDreamer Sleep Maskは、「リラックスしているときと寝ているときの脳波を心地よいサウンドと光の明滅で表し、脳をやさしく、心地よい眠りに誘う」というもの。適切な休息は、自分の脳波から得ることができます! 私たちが NeuroDreamerスリーピングマスクを開発したのは、それを応用するためです。環境音楽と静かに明滅する光の中に、NeuroDreamerスリーピングマスクは、あなたが眠っているときのものと同じ、脳波のかすかな周波数のスペクトルを折り込みます。

Crafts

2012.05.15

BotSpot ─ オープンソースのアートロボット

アートとロボット工学を合体させてオープンソースにしたら何ができる? 技術畑出身の2人のアーティスト、Carter StokumとWayne Campbellは、ずっとその答を探っている。これに情熱を燃やす2人は、現在、Kickstarterキャンペーンで、その答を探るコミュニティ作りのための資金集めを行っている。
2人の出会ったのは、先生と生徒の関係としてだった。TechShopの講師をしていたCarterのもとで、Wayneはいくつもの授業を受けている。

Electronics

2012.04.27

Soapbox:偽オープンソースハードウェア ─ 偽物を掴まされないために

上の写真は偽Arduino。
ニューヨーク市内の、私が住んでいるところから歩いて15分ほどのところにあるカナルストリートでは、あらゆるものの偽物が売られている。世界中から集まってきた男女が肩を寄せ合いながら街頭に立ち、「ルーイビトーン、DVD、ローレーックス」と声を張り上げている。観光客が彼らに群がり、財布や腕時計の安物の贋物を買っていく。本物だと信じて買う人たちもいるが、たいていの人はただ安いから買っているだけだ。価値のあるブランドを築き上げれば、かならずその偽物が現れる。