Electronics

2012.02.16

電子立国の原点に工作の文化があった

高橋雄造著『ラジオの歴史 工作の〈文化〉と電子工業のあゆみ』という本を読んでいます。ラジオの技術開発史から電子工業の黎明と発展を読み解く書籍は他にもありますが、本書の特徴は「ラジオ工作少年、アマチュア、フリーランサーの技術者、ラジオ商、部品製造の中小企業などの非公式セクター」の貢献が日本の電子工業の発展に欠かせなかった、という視点で書かれている点にあるでしょう。解説に「本書は、アマチュア精神へのオマージュであり、収録された457 点の写真・図版は、それだけでラジオ博物館の趣をなす」とあるように、興味深いビジュアルも豊富。

Electronics

2012.02.15

How-To:Processingで拡張現実

Creative Applicationsに、Processingを使った拡張現実入門という非常に詳しいガイドが掲載されている。ここでは、Javaなどの言語に対応するオープンソースの拡張現実ライブラリ、NyARToolkitを使っている。チュートリアルでは、画像の上に立方体を表示させるという非常に基本的な例(上の写真)からスタートする。そこから、ライブ映像と3D技術を駆使した高度な技へ発展していく。拡張現実で何ができるか、上のビデオを見てほしい。

Electronics

2012.02.13

RGBマトリックスにAndroid携帯電話の映像を映す

Nootropic Design の Mike (Defusable Clock の作者) が LEDマトリックスをAdafruitから買って、Android携帯電話の映像を映し出すことに成功した。これには SparkFun IOIO boardとArduinoを使用している。ビデオ画像をLEDマトリックスの解像度である16×32ピクセルに落とすためにOpenCVライブラリを使いました。また、カラースペースは12bitに制限してあります。つまり、ひとつのピクセルあたり、赤、緑、青がそれぞれ4bitずつです。

Crafts

2012.02.13

Power of Making – V&A博物館のMaker展

昨年の9月から、ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館で、Makerムーブメントに関わる素晴らしい展覧会が開かれていた。1月に終了したのだが、この年末休暇でロンドンを訪れていた私は、自分の目で見る機会を得た。この展覧会は、世界中から製品、作り方、道具が集められていた。商業的ではなくアーティスティックな製品が中心で、単に面白いデザインやクラフトやアート作品もあったが、どの作品も、それを製作する作り手の技術がデモンストレーションされていた。

Electronics

2012.02.10

工場ハック追加情報 – 工場内の動画、お支払い方法の追加など

発表以来、大きな反響をいただいている本イベントですが、本日はナカダイの前橋工場の様子を伝える動画を公開します。

その他、工場内の様子を伝える動画に関しては、YouTubeのNAKADAImonofactory’s Channelにてご覧ください。
こちらは今回のイベントの紹介動画です。

また、お申し込み方法の一部に変更があります。
・ご要望にお答えして、PayPalのみだったお支払い方法に銀行振込を追加しました。
・申し込みの締切日を2月29日(木)に設定させていただきました。

Fabrication

2012.02.10

Zero to Maker:ミネソタ州ミネアポリスにて

ちょっとヤル気のなかったMaker、 David LangがMakerカルチャーに身を沈め、我らの仲間、TechShopの寛大なるご協力のもと、できる限りのDIYスキルを習得していく様子をレポートします。彼は、何を学んだか、誰に会ったか、どんなハードルをクリアしたか(またはしなかったか)など、奮闘努力のレポートを連載します。- Gareth
↑ フォーシェイタワーのような投石機。The Hack Factoryが製作しているツイン・シティーズ(ミネアポリス・セントポールの愛称)をテーマにした攻城兵器作品のひとつ。

Crafts

2012.02.10

100ドル以下で作れる段ボール6足歩行ロボット

Mike Esteeはロボットの脚を段ボールからレーザーカットしてたが、それが6足歩行ロボットとして飛躍的な進化を見せた。彼の記事より。以前にも書いたけど、コストは計算方法によって変わってくる。今回のプロジェクトでは、材料費、組み立て費用、そして組み立て時間を重視した。設計にかかった時間は最適化の対象にはなっていないが、前回のプロジェクトの焼き直しなので、難しいことはなかった。冷徹な予算の壁に対して、我ながらよくやったと思う。こいつにかかった費用は、段ボールが1ドル、サーボが54.60ドル、サーボコントローラが29.95ドルだった。

Electronics

2012.02.09

MITがGoogle App Inventorをオープンソースで復活

MITが一度死んだGoogle App Inventorをオープンソースで復活させた。(The Verge) — いいニュースだ。GoogleとMITは、最初の無料オープンソースリリースとして、App InventorのソースコードをGoogleから公開すると発表した。http://code.google.com/p/app-inventor-releases/
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