Electronics

2011.08.01

Makey Awards 2011 ノミネート07:Parallax, Inc. – もっとも優れた教育/公共プログラム部門

1987年にカリフォルニア州ロックリンに創設されたparallax, inc.は、あの有名なbasic stampマイクロコントローラのメーカー。basic stampは、basic インタープリタを内蔵するなど、ユーザフレンドリーなボードとして1990年代初頭から電子工作愛好家間で高い人気を誇ってきました。arduinoの登場にbasic stampも打撃を受けたものの、2006年にはマルチコアのマイクロコントローラ、propellerが発売され、parallaxは今でもこの分野をリードしています。

Electronics

2011.07.29

Kinectを使ったBELLのミュージックビデオ

Makeの仲間で魂に訴えかける歌姫、BELLがまたやってくれた。彼女の音楽をMarcが学研メカモ・クラブを作るビデオに使っていた(2008)けど、今度は彼女自身がハックしたKinect を音楽ビデオに採り入れた。Chase No Faceでは、KinectとノートパソコンとLEDプロジェクタを使っている。製作には、これもMake仲間のZach Liebermanが協力している。

Kids

2011.07.29

人がどのように物を見ているかを描くレゴロボット

“Makers & Spectators” は、人の視覚と、人がどのように物を見ているかを表現するものです。オランダのアイントホーフェンにある現代美術とデザインのためのスペースMUに展示されました。ロッテルダム出身のデザイナー、Christien Meindertsmaの作品です。
私は彼女との共同で、人が物を見る仕組みを再現するインスタレーションを製作しました。お客さんにいろいろな写真を見てもらい、そのときの目の動きをトレースして記録します。

Crafts

2011.07.28

紙の上に電子回路を作る方法

近藤崇司さんのPackaged Pianoと今井久嗣さんのPapar Dice。紙の上に電子回路を構築する試み。Packaged Pianoでは導電インクをプリントすることで折り曲げ可能な回路が作られている。立体的で可動部のある基板が実現されている。Papar Diceの配線パターンはアルミテープ。そこに導電インクをハンダのように使って部品を接続している。アルミテープはホームセンターで買える水道工事用のもの。カッティングにはCraftRoboを使用。こうした作例を見ていると、新しい領域が拓かれつつある感じがしてきます。

Science

2011.07.28

アイアンマンっぽい手の平レーザー兵器

アイアンマンの手の平から出てくるのは「リパルサー」ビームだってことはわかってる。ボクが理解している範囲では、「トラクタービーム」と同じぐらいバリバリ SF の想像の産物だ。
しかし、あの薄い鉄板に穴をあける自家製パルスレーザーハンドガンを作ったドイツ人レーザーハッカーのPatrick Priebe気になるデバイスも、死ぬほどじゃないが、かなり危険なエネルギー兵器だ。1000mWレーザーダイオードを使い、分厚い真鍮板をヒートシンクに使っている。

Crafts

2011.07.27

Arduino Mega Shield で東京地下鉄マップ

刺繍糸とエレクトロニクスが合体するのって大好き。アーティストのよしだともふみの東京地下鉄マップで、私のお気に入りがまたひとつ増えました。Arduino Mega shieldに刺繍された小さなマップです。[Adafruit より]
– Becky Stern
訳者から:テクノ手芸部のよしださんだ。

Electronics

2011.07.27

Makey Awards 2011 ノミネート 05:Google Android – もっともハックしやすいガジェット部門

AndroidとMakeysのマスコットが生き別れの双子だからという理由だけではありません。
Androidが事実上はOSであることも、Android互換携帯電話が、全部まとめてガジェットのひとつの「クラス」であることもわかってます。でもある意味、そこが重要なのです。ガジェットマニアは携帯電話の機種ごとに結論の出ない議論を続けているけど、スマートフォン市場にはまた別のマニアがいます。そして、スマートフォンを語る人たちは、次第にAndroid派とかiPhone派に二分されるようになっています。

Electronics

2011.07.26

ルーブ・ゴールドバーグ写真機

今までMakeで紹介したきた中でも、これはピカイチのルーブ・ゴールドバーグ・マシンだ。とくに写真好きな人は、数枚の写真を撮るために、これだけ写真器材を無駄に使った装置に興奮を覚えるだろう。よく見てると、OK Goのルーブ・ゴールドバーグ・マシンに敬意を表した場面も登場する。このマシンをどのように作ったか、詳しい裏話は2D Photographyのブログに書かれている。じつに楽しいマシンだけど、ボクはやっぱり従来式の撮影方法がいいな。指でシャッターを押すってだけの。

Electronics

2011.07.25

Makey Awards 2011 ノミネート 04:Korg Monotron – もっとも優れた説明書部門

1962年、日本のナイトクラブのオーナーとアコーディオン奏者が設立したコルグは、最初から電子楽器の開発、製造、販売を行っていました。その製品は、鍵盤楽器やシンセサイザーに画期的な機能をもたらし、初期のモデルは古典的名作と言われるようになっています。
2010年3月、コルグはサーキットベンディングや古いアナログシンセを改造するという流行を敏感に察知してMonotron を発表しました。手に入りやすい価格の現代のアナログシンセで、シンプルな16鍵のリボンキーボードを採用し、可動部分を排除したものです。