Electronics

2016.11.30

タトゥーサーキットで体を光らせよう

タトゥー技術は、この数十年間でいろいろな方向に発展している。タトゥーガンはより正確に、インクはより長持ちが利き、色鮮やかになった。アーティスト自身も新しい分野に挑戦し、スキルや表現を競っている。そして今や、タトゥーアーティスト以外にも、テンポラリータトゥー(剥がせるシール式のタトゥー)で電子回路を作るなどの楽しい活動が目立ち始めている。

数年前まで、数人のアーティストが頭の中で構想を練っていた。そして今週、Skintillatesが私たちのソーシャルフィードに現れて、LEDを内蔵したテンポラリータトゥーを披露してくれた。

Electronics

2016.11.24

Androidスマホで動くオシロスコープ — DriodOscillo

あろえさんが作ったAndroidスマートフォン用オシロスコープが印象的だったのでご紹介。まずコンパクトで実用的なハードウェアのスペックは次のとおり。

最大サンプリング周波数:12bit 80Mサンプル/秒
最大入力レンジ:40Vpp(1x プローブ)
垂直誤差(最大):±5%
垂直解像度:5V/div ~ 5mV/div
水平解像度:1秒/div ~ 25n秒/div
トリガ方式:アップトリガ、ダウントリガ
最大消費電力:1.75W 350mA

動画をみるとわかるとおり、専用アプリの操作性がとても良さそう。

Electronics

2016.11.17

Nutubeで作る自作エフェクターコンテスト

コルグとノリタケ伊勢電子が共同開発した21世紀の真空管Nutubeを使ってエフェクターを作り、コンテストに応募しよう。

Nutubeの特徴を簡単にまとめておくと、次のとおり。

【省電力化】従来真空管の2%以下の電力で動作するため、電池動作も容易
【小型】容積比で従来の真空管の30%以下
【リアル真空管サウンド】3極管構造を有し、真空管独特の心地良いサウンドと優れたリニア特性を実現
【高信頼度、長寿命】日本製、連続期待寿命30,000時間

つまり、電池で動作するペダル型エフェクターを作るのに最適な真空管というわけだ。

Electronics

2016.11.14

CadSoftがEAGLEを7.7にアップデート

今年の6月にAutodeskがCadSoft EAGLEを買収したが、この人気のCAD/CAMメーカーは、今でも前と同じリーダーたちによってソフトウェアを作り続けている。先日彼らがリリースしたのは、プリント基板デザインスイートのアップデート版だ。ここではいくつかの機能が追加され、いくつかが廃止された。まずは、価格で異なるバージョンが何を提供してくれるかを解説し最新バージョンのCadSoft EAGLE 7.7の新機能について詳しく見ていこう。

先に言っておくべきことがある。

Electronics

2016.11.11

AdafruitのFeatherエコシステム

Adafruitは、去年から「Featherエコシステム」の構築に力を入れてきた。最初に発表されたのは、Feather 32u4 Basic Protoだ。小さな(51mm×23mm×8mm) 基板にATmega32u4 SoCを搭載し、GPIOは20本、オンボードのプロトタイピングセクションもある。このボードのユニークな点は、バッテリー充電器(LiPoバッテリー用)を備えたことだ。これにより、どこででも使えるポータブルなボードとなった。

その後、Adafruitは10種類以上ものボードを発売してFeatherエコシステムを充実させてきた。

Electronics

2016.11.04

ゆれる力で電波を飛ばす振動発電無線タグ開発キット

モノワイヤレスの新しい無線タグ開発キットTWE-LITE SWING(トワイライト・スウィング)は、振動を電力に換えて電波を飛ばす。無線マイコンTWE-LITEにエナジーハーベスト技術を組み合わせることで、電池不要のIoTデバイスを実現した。

【新製品】「電池不要」軽く振るだけで電波を飛ばせる。バッテリーレス無線タグ TWE-LITE SWING(トワイライト・スウィング)https://t.co/k1TxQZ5Cr1 pic.twitter.com/UUgiP4LZxx— モノワイヤレス株式会社 (@monowireless) 2016年10月28日

手に持って軽く振るような弱い動きで発電するから、ウェアアラブルデバイスとしても使える。

Electronics

2016.11.01

Star Simpsonの “エレクトロニクスな人生” をはじめるために必要な5つのこと

14歳のとき、私は始めてエレクトロニクスの本と出会った。Tandy Corporation、後のRadio Shackが出版したものだ。当時はわからなかったが、それが私のエレクトロニクスへの理解の基礎となり、そしてエレクトロニクスは、私の人生においてとても重要なものとなった。

私は先日、Circuit Classicsを発表した。これは、回路デザインの初心者向けの教育用サーキットボードだ。私は自分が最初の一歩を踏み出したときのことを思い出し、どのようにエレクトロニクスを学んできたかを考えながら、これを開発した。

Crafts

2016.10.27

1万個の抵抗器で作られた猫像

三木崇行さんは1万個の抵抗器を使って猫の像を造りました。部品のリードをハンダ付けしてつなぐことで、立体を構成しています。目はCdSですね。

やはり「なぜ?」と思わずにはいられない。三木さんのブログには、こう書いてあります。

今回10000個も使ってしまった「抵抗」という部品は、それ自体はアナログな性質を持っているものです。しかし、それを大量に組み合わせて形作る事によって、デジタルで、サイバーで、無機的で、それ自体が蓄積された情報の塊みたいな、そんな感じの世界観を表現することができるんじゃないかなと考えました。

Electronics

2016.10.25

Commodore 64の超小型エミュレーター

Commodore64は34年前に発売された。1995年に生産が終了したが、今でも、とくにレトロゲーマーの間で強い人気を誇っている。また、無数のクローンが存在し、Commodore64から派生したシステムやエミュレーター製品も多くある。なかでも小さいのが(世界最小と謳われているが)StaringLizard(Mathias Edman)が開発したMEMWA2 c64 Emulatorだ。

MathiasはMEMWA2を、カスタムデザインの6層プリント基板を用いて、65×45×20ミリというサイズに収めた。

Electronics

2016.10.24

オープンソースハードウェア協会が認証プログラムを発表

Open Hardware Summit 2016にて、OSHWA(Open Source Hardware Association、オープンソースハードウェア協会)のMichael Weinberg会長は、今月中にオープンハードウェアの認証を受けた初の製品が公開されると発表した。

協会のブログ記事に書かれた概要によれば、今回の認証は、エンドユーザーと開発者の両方に利益のあるものだという。ユーザーは、公認のオープンハードウェア製品だと安心して買うことができ、製造する側は、合法的にオープンソースを宣言でき、オープンソースとの関わりを保つことができる。