Electronics

2016.08.15

VR体験をさらにリアルにする自作可能な5つの装置

VR体験というものは、頭を回して周囲を見てコントローラーのジョイスティックを押すというだけのものではない。MakerたちもVR開発会社も、同じようにすでに仮想世界が終わるところと現実が始まるところの境界を押し広げている。温度変化、クリエイティブコントローラー、風、体の動作などだ。ここに、応用できそうなアイデアを紹介しよう。

既存の製品をハックしてフルボディコントローラーを作る

Eward HageとKevin Derksenは、本物のパラシュートのハーネスを、彼らが開発したパラシュートシミュレーターに採り入れた。

Crafts

2016.08.12

スタイロフォームで好きな形を作る方法

カスタムドローンのコミュニティでは、フォーミー(Foamies)と呼ばれるスタイロフォームを使ったボディの改造が流行っている。軽量なボディを作って、ドローンにかぶせてかっこよく見せるのだ。想像上のワンメイクの航空機から、スター・ウォーズに登場する宇宙船まで、さまざまなものがある。

自分でフォーミーを作るためには、スタイロフォームの切断、接着、仕上げなどの技術を知っていなければならない。そこで、ドローン愛好家だけでなく、あらゆるスタイロフォーム工作に利用できる基本の技術を紹介しよう。

Electronics

2016.08.12

Autodeskが基板デザインのEAGLEを買収

どんな組み込みシステムの開発でも、デザインツールは重要だ。それがプリント基板のデザインであれ、デザインのシミュレーションであれ、大きくソフトウェアに依存することになる。そんな2つの大手ソフトウェア企業が、より多くの人をその傘下に入れようとしている。電子部品のサプライヤーであるPremier Farnellは、スイスの業務用部品メーカーのDätwylerに6億1500万ポンドで身売りすると決めた。だがこれは、あまり話題にならなかった。この動きには、主力でない事業を分離するという目的もあった。

Electronics

2016.08.06

Maker Faire Tokyo 2016でドローンが乱舞! 2日目も熱戦が期待されるFPVドローンレース

Maker Faire Tokyo 2016のHゾーン横にある特設会場で、FPV RACING JAPANが主催する「FPVドローンレース」が行われている。200グラムまでの小型ドローンでコースを周回し、そのタイムを競い合う。

ドローンレースの会場。およそ12メートル×20メートルの範囲に作られたコースを周回する

多彩なドローンがMaker Faire Tokyo会場に集結した

レースにエントリーしたのは21名。3名ごとの予選では、5分の時間内にコースを自由に周回、ベストラップを記録する。

Electronics

2016.08.03

コーヒー、クレープを作るロボット、そして「スプラトゥーン」のサポートシステムも! MFT2016ゾーン紹介 ─ ロボティクスゾーン

Maker Faire Tokyoではロボット関連の出展が毎年盛況で、エレクトロニクスエリアに次ぐ規模となります。今回はクレープやコーヒーを作ってくれたり、自動演奏したりする個性派ロボットが続々登場。さらに、ゲーム「スプラトゥーン」の自動化を可能にしたロボット、絶対にゴルフパターを決めるロボットなど、画像認識技術やディープラーニングといった最新技術を取り入れたロボットがお目見えするのも今年の特徴です。ノズルの向きを制御しながらシャボン玉を作るロボットや、子どもと一緒に作れるロボットも出展され、子どもから大人までがわくわくできる展示内容となっています。

Electronics

2016.08.03

IoT、VRを体験したい方、企業内部活の先輩たちの話を聞きたい方はここ!:MFT2016ゾーン紹介 ─ エレクトロニクス&IoTゾーン

なんといってもMaker Faire Tokyoの中心はこのエリア! 今年は、企業内の部活動からの出展が増えています。ユニークなアイデアの作品が多いIoT(モノのインターネット)、AR(拡張現実)、VR(仮想現実)、MR(複合現実)などの技術を活用した作品は、ますますそのバリエーションが広がり、完成度が高まってきています。VRによるレースジョッキーや100円均一の素材で作ったガジェット、お絵かきスプレーなど、体験型展示もたくさんあります。

バリエーションがますます広がっているこのゾーンから、注目の出展を紹介します。

Electronics

2016.07.26

Valve社を訪問:どのようにしてモッドコミュニティがVRの未来を作ったのか

世界でもっとも人気の高いゲームスタジオの奥深く、プライベートルームで私はバイキング料理のように並べられた電子装置のプロトタイプの前に立っていた。それらは基本的な組み立てブロックの一部で、それが今で言う仮想現実を形作っている。それらを見ていると、ある一組の装置が目にとまった。ワイヤー、LED、モーター、ディスプレイ、3Dプリントした形状。それが私の目を惹いたのだが、なんの装置だかわからない。

「これはゾンビマシンです。これを人の頭にかぶせると、その人をゾンビのようにリモートコントロールできるようになるのです」

私は吹き出しそうになった。

Science

2016.07.26

NASAは未来の宇宙設計と探索をミックストリアリティで構築する

NASAのジェット推進研究所(JPL)のあるパサデナは、サンガブリエル山地と南カリフォルニアらしい乾燥した小渓谷との間に洒落たモダンな高層ビルが建ち並ぶ小さな街だ。中に入ると、地球上でもっとも頭のいい人たちが、遠い宇宙を探索するためのロケットや衛星やローバーの設計、製作、打ち上げに毎日勤しんでいる。

私がそこを訪れたのは5月の中旬。2020年に火星に打ち上げられる予定の新型ローバー(Mars 2020)を特別に見せてくれるということだった。

Electronics

2016.07.22

よりよいエンクロージャー(ケース)を作るための基本

事実上、あらゆる電子プロジェクトは最後にはエンクロージャーに収まることになる。プロジェクトボックスは必須だ。エレクトロニクスの世界で、それは隠れたヒーローだ。それをどうデザインするかが、回路の保護が問題なくうまくいくか、うやむやになってしまうかの分かれ道になる。

レイアウトと準備

今のプロジェクトで、すべてのパーツが無理なく入り、外部コネクターがうまく配置できるには、どれだけの大きさのエンクロージャーが必要か。それを知るには、実際にパーツを並べてみることだ。