Electronics

2017.03.14

テスラ・モデルSをハックしてCANバスのデータを探る

もしあなたが、科学や技術に興味があって、まだBen KrasnowのApplied Science YouTubeチャンネルを知らないなら、とっても残念なことだ。聡明で、忍耐強く、いつでも几帳面なBenは、化学、物理、電子、電気機械システムの実験を行い、現実世界への敬意を失わない。彼は地下室に電子顕微鏡を作り、エックス線の後方散乱の作用を解明し、エアロゲルを自作して、「ブレットタイム」撮影で遊んでいる。

Electronics

2017.03.09

ロードバイク用パワーメーター

ロードバイクのシートチューブ(フレームのサドル下部分)にひずみゲージを貼り付けることで、専用部品を使ったり、フレームにキズをつけることなく、パワーメーターを実現しています。ここでいうパワーメーターは、ライダーの踏力を測定するセンサーのこと。ペダルを踏むとフレームが変形するので、その変形量を調べることで、どのくらいのパワーで踏んでいるかがわかるしかけ。動画では、オシロスコープでひずみ量をグラフ化していますが、左右の足の動きが詳細に見て取れます。

Electronics

2017.03.08

9ドルのCHIPで復元したミニApple II

Apple IIシリーズで育った人なら、「カラテカ」、「オレゴン・トレイル」などの楽しかったり、教育的だったりするゲームで遊んだ憶えがあるだろう。その当時は考えてもみなかっただろうが、そのコンピューターが持ち運べて、電源コードを使わずに使えたらどんなにいいだろう。

カリフォルニアに住むソフトウェアエンジニアのChris Larkinは、それにチャレンジすることにした(彼のGitHubの記事を参照)。すでにデザインしてあったApple IIの3Dプリント用ファイル(本体とディスプレイ)と、CHIPコンピューターとそれ用のカスタムブラケットを使っている。

Electronics

2017.03.03

「メーカー」の「メイカー」が企業内メイカースペースでつくった「ambie」—ambie株式会社 三原良太さんインタビュー

編集部から:この記事は『Prototyping Lab 第2版』の著者である小林茂さん(情報科学芸術大学院大学[IAMAS]産業文化研究センター 教授)に取材・執筆していただきました。

2017年2月9日、ベンチャー投資育成ファンドWiL Fund I, L.P.と
ソニービデオ&サウンドプロダクツ株式会社の合弁企業「ambie株式会社」は同社初の製品となるイヤホン「ambie sound earcuffs」(アンビー サウンド イヤカフ)を発表、同時にオンラインと一部店舗で販売を開始した。

Electronics

2017.03.03

Raspberry Pi Zero W登場:Wi-FiとBluetooth内蔵で10ドル

2015年11月に発売されたRaspberry Pi Zeroは、5ドルという価格とガムほどのサイズにビックリさせられた。それ以降、Raspberry Pi財団はこの小さなLinuxベースのシングルボードコンピューターを、昨年の夏に一度だけアップデートし、リボンケーブル用のカメラポートを追加したが、今、それがさらにパワーアップした。Wi-FiとBluetoothの無線機能が内蔵されたのだ。

このアップデートは、Raspberry Pi財団の5回目の誕生日を機に発表された。

Electronics

2017.02.28

自分に合ったロボットキットを探そう

今や驚くほど多くのロボット・キットが販売されている。しかし、どれが自分に合っているのだろう? 最高のキットなどというものはない。大切なのは、自分の目的に合っているかどうかだ。それでも、選択肢は多く迷ってしまう。

なぜキットから始めるのか? それにはいつくかの利点があるからだ。一般的に、キットは同じ部品を個々に買い集めるより安い。メーカーは大量に部品を買い付けているので、安く販売できるのだ。すべて1つの箱に収まっているから、買う手間も省ける。1つの店ですべての部品が揃えることも難しい。

Electronics

2017.02.22

Amazon Dash Buttonを「寄付ボタン」にハックする

現在アメリカで起きていることで、インターネットは、多くの人にとって、悲しみと怒りとフラストレーションの源になってしまっている。ニュースを読めば悲しい話ばかりで、無力感に襲われ、何をしてよいかわからなくなる。そんなときに、ちょっとでもいいことができたら? それが、Nathan PryorのACLU(アメリカ自由人権協会)Dash Buttonの目的だ。このボタンを押すごとに、自分の銀行口座からACLUに5ドルの寄付が送られる。

Electronics

2017.02.16

ロボティクスにより拡張されたエレキギター

自動化されたアナログ楽器を見るとき、作者がどこを機械に置き換え、どこを人の手に残したのかをよく見てみたいと思います。緒方匠さんの “Robotically Augmented Electric Guitar” は右手が機械に置き換えられている。ハンマーとダンパーが6個ずつあって、あらかじめプログラムされたパターンか、コンピュータで生成されたパターンで弦がはじかれる。人間は左手側に専念。そうすると、こういう楽器になるわけですね。デモの音がとても好みです。

Crafts

2017.02.15

水中で光る人魚のコスチューム

この2年間、ノースカロライナ州グリーンズボロでは、とても珍しいイベントが開かれている。この1月には、世界中から人魚たちが集まって、自慢のヒレや水しぶきを披露した。ノースカロライナ・マーマニア(人魚大会)だ。そこに集結した400近い人魚たちの自家製衣装の中でも、ひときわ目を惹いたのが、Mermaid Glimmerだった。

Erin St. Blaineが製作したこの衣装は、唯一、LEDのイルミネーションを内蔵して実際に泳げるというものだ。

Electronics

2017.02.09

日本のESP32(ESP-WROOM-32)界隈も活発になってきました

期待のWiFi+Bluetooth対応マイコンモジュールESP32(ESP-WROOM-32)が秋葉原で買えるようになりました。秋月電子で700円。

「それってどういうものだっけ?」という方は、1年前に掲載したインタビュー記事をご覧ください。
 ESP32:IoTボード ESP8266のお兄さん

さっそく入手して実験を始めた人が次々とネット上に現れています。現状、ESP-WROOM-32を使うためには、電源や通信インタフェイスなどの周辺回路を自分で用意する必要があって、買ってきてすぐそのまま使える状況ではありません(じきに扱いやすいボードがいろいろ登場すると思います)。