Electronics

2017.02.08

Arduinoドライブのソーセージで犬をハック

William Osmanがまた可笑しなプロジェクトで帰ってきた。今回は「馬の鼻先にニンジンをぶら下げる」という諺を実現したものだ。ただし、実際にはニンジンではなくソーセージだ。よくわかってない人のために説明しよう。昔、頭のいい少年がいて、重い荷馬車をなかなか引かない強情なロバの鼻先に、棒でニンジンをぶら下げた。ロバはニンジンが欲しくて前に一歩進むが、ニンジンもそれにつれて前に進む(棒を持つ少年も荷馬車に乗っているからだ)。そうしてロバは歩き続けるという話。

Electronics

2017.02.07

滑らかにサーボを動かすためのROSのプログラミング

Robot Operating System(ROS)は、オープンソースのロボティックプラットフォームだ。これを使うことで、ロボットが物を見たり、マッピングしたりナビゲートしたり、または最新のアルゴリズムで周囲の環境に作用できるようになる。複雑なロボットを作りたいなら、すでに用意されているROSコードが役に立つ。ROSは最小限の利用が可能だ。Raspberry Piレベルのコンピューターからインストールできる。

ROS入門編として、サーボのコントロールを見てみよう。

Electronics

2017.01.31

私はシンプリシティの精神で火星探査機を作った

NASA 100周年チャレンジでは、NASAが抱えるさまざまな問題を市民のアイデアを使って解決するための、興味深いコンテストがいくつか行われる。2016年6月、私は、Sample Return Robot Competition(サンプル回収ロボット・コンペティション)に参加した。これは150万ドルをかけた火星探索を視野に入れたコンテストで、目的は、さまざまなサンプルの位置を自動的に特定し、回収し、持ち帰るローバーを作ること。限られた地図情報だけが与えられ、地球からのナビゲーション操作は行えない。

Kids

2017.01.27

子どもにコーディングを教えるロボット3つ

私たちが形作ろうとしている世界では、ますますプログラミングのスキルが重要になってきている。ただ幸いなことに、その学習はどんどん簡単になっている。Scratchのようなブロックベースの言語は、ソフトウェア開発の入門には最適だ。高校卒業までに習得すべきと私が考えている言語、Pythonは、使いたいと思うほとんどすべてのプラットフォームに共通で使用できる。Arduinoがソフトウェアの楽しさを、そして物理世界と関われるソフトウェアの開発はなお楽しいと教えてくれた。そうなると、次はロボットだ。

Electronics

2017.01.26

携帯ゲーム型Arduino互換機「Gamebuino」

GamebuinoがIndiegogoに登場したのは2014年の春。そこから数えると、そろそろ3年目のプロジェクト。プレイできるゲームのリストがだいぶ長くなってきた。作者のAurélien Rodotさんは、昨年秋に会社を辞めて、Gamebuinoにすべての時間を投入することに決めたらしい。早速その効果が現れたのか、在庫が潤沢になった模様。秋葉原でも買えるようになった(秋月電子)。ワタクシもひとつ買ってきた。実際に使ってみるのは、これが初めて。以下はそのファーストインプレッション。

Electronics

2017.01.18

新刊『Prototyping Lab 第2版』は1月19日発売。出版記念イベントを2月6日に開催します!

書籍紹介
本書は、Arduinoを使った新しいものづくりの実践を目的とした書籍です。その中心は「距離を測る」「動きを検出する」「光(RGB LED)をコントロールする」「DCモータをコントロールする」「サウンドを再生する」「無線で接続する」などの目的ごとに、すぐに使える35本のレシピ(配線図+サンプルコード)をまとめたクックブック。電子回路とArduinoの基礎も解説し、読者のアイデアを実現することをサポートします。

Fabrication

2017.01.18

VRで歩ける3Dモデルからレーザーカットした究極のダンジョンゲームボード

子どものころ、Dace Campbellが大好きだったゲームは『Dungeon!』だった。これは、『ダンジョンズ&ドラゴンズ』の作者が作り、兄たちがハマっていたそのゲームの簡易版だ。ご想像のとおり、神話に登場するキャラクターを選択し、ゲームボードの中のふらふら歩いてモンスターを倒し、宝を集めるというものだ。

彼はそのゲームの楽しさを子どもたちにも伝えようと考えた。そして、アップデートされたゲームを購入した。ところが残念なことに、彼によると新しいゲームのデザインは「かわいく」なってしまっていて、ボードが小さくなり、カードがボード上のダンジョンの中に収まらなくなっていたという。

Electronics

2017.01.16

LittleArm:リトルな価格のリトルなロボットアーム

私は小さなロボットアームや動物が大好きだ。どこにいても、関節付きのロボットを発見すると見に行ってしまう。しかし、そこに群がる人たちの数を見ると、みんなも同じ考えなのだとわかる。

この小さなロボットアーム、LittleArmは実にいい。書類ケースにも入ってしまう。LittleArmは、ほとんどが3Dプリントしたパーツと、Arduinoと金属ギアのサーボで構成されている。通常は115ドルだが、今はホリデー特別価格で95ドルだ。

Electronics

2017.01.12

Arduinoで作る浮遊光球

Instructablesで製作記事を公開しているArduinoDeXXXさんの作例を紹介。小さな球体を、あまり特殊な部品を使わずに磁気浮上させ、さらに光らせています。Arduino以外の部品代は1,000円程度とのこと。

Arduinoは電磁石の制御を担当。磁気センサとモータードライバを接続し、PD(比例微分)制御しています。このあたりの考え方と実験結果が詳細に解説されていて勉強になりますね。シンプルなソースリストがPDFとして添付されています。

球体内のLEDは非接触給電で発光。

Electronics

2017.01.05

2017年のRaspberry Pi

今年もRaspberry Piを使う機会が多そうですね。雑感を交えつつ細かい情報をまとめておきたいと思います。まず、昨年12月11日に行われたイベントで、Raspberry Pi財団のEben Upton氏から発表されたニュースから、印象的だったものをリストアップ。

・2016年12月時点での、累計の出荷台数は1100万台(そのうちZeroは30万台)。グラフを見ると傾きが増しており、勢いに衰えは見られません。
・現在、日本における販売ペースは1万台/月。コンテンツの拡充などにより、これを増やしていく方針。