Electronics

2015.11.19

Arduinoと加速度センサーでGoogleストリートビューを操作

木下歩さんの作例。加速度センサーを使って、「傾き」でGoogleストリートビューのなかを移動しています。どうやっているのかと思ったら、シンプルな方法でした。Arduino LeonardoでUSBキーボードをエミュレートして、ストリートビューのショートカットキーを入力している。なるほど。いろいろ応用がききそうな方法です。

Electronics

2015.11.16

Windows IoTがArduinoとDragonBoardに対応

Windows IoT CoreはSBCなどの小型開発ボードと簡単にインテグレートできるようにできている

Microsoftは今年の7月にWindows 10を発表したが、それは、PC、モバイルデバイス、そしてSBC(スモール・ボード・コンピューター)、開発ボードなど、あらゆるデバイスで使えることを目指している。

Microsoftは、このOSをSBCと統合することでMakerシーンに乗り込もうと努力してきた。前バージョンのRaspberryPiとPi2はネイティブでWindows 10が走る。

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2015.11.13

Makeblock:深圳で生まれた21世紀の組み立てブロック

写真:Makeblock

Makerムーブメントが中国でブレイクしようとしている。それは7月に開かれたMaker Faire Shenzenを見ればわかる。中国政府もスポンサーについた大きなイベントだった。Maker Faire Shenzenのエグゼクティブプロデューサーを務めたSeeed StudioのKevin Lauは、4つの街から数百名のMakerを集めて、2014年の10倍の規模にイベントを成長させた。

Electronics

2015.11.12

Arduino IDEの新機能、シリアルプロッタが便利

11月3日にリリースされたArduino IDE 1.6.6のシリアルプロッタ機能がとても便利。「こういうのが欲しかった!」と膝を打ちました。まだどういうものなのか把握していない方のために、この機能に絞って説明しますね。

従来のシリアルモニタはArduinoボードからの文字情報を表示するものでした。連続的に送られてくるセンサなどのデータを吟味するときは、動体視力に頼るか、上下にスクロールして値を探す必要がありました。

1.6.6で追加されたシリアルプロッタは、送られてきた数値をリアルタイムにグラフ表示してくれます。

Electronics

2015.11.09

Element14がカスタムRaspberry Piのバルクオーダーを開始

Raspberry Pi財団と電子機器流通業者のElement14は、Raspberry Piのカスタマイズのための独自プログラムを開始すると発表した。ある程度のまとまった数のボード(3000から5000枚)を注文すれば、Element14はカスタムデザインをエンジニアリングして製造してくれるというものだ。カスタムPiで可能になるのは、次のようなことだ。

・ボードレイアウトの変更
・新しい部品の追加またはメモリー量の変更
・ヘッダーピンやコネクターの追加または削除

2012年に財団が設立されて以来、Raspberry Piは世界中で700万ユニットが販売された。

Electronics

2015.11.06

「オープンソースはもはや哲学的な問いだとは思わない。新しい仕事や協働の形をもたらしているから」David Cuartielles(Arduino教育ディレクター)インタビュー vol.02

Maker Faire Rome 2014より。Arduinoの歴史に関する展示で木板にレーザーで刻まれていたMassimo Banzi(右)とDavid Cuartielles(左)。

世界10,000校でこれから展開される教育プログラムについて聞いた第1回に続いて、Arduinoの教育ディレクターDavid Cuartiellesのインタビューを掲載する。今回はさらに教育現場におけるオープンソースについての考え方や会社としてのArduino、Massimo Banziと出会ってArduinoの始まったきっかけについて話を聞いた。

Electronics

2015.11.04

スノーボーダーのフラストレーションから生まれたウェアラブルトランシーバ「BONX」(Maker Pro Jp)

「BONX」はアウトドアでカジュアルに使えるトランシーバだ。耳にかけるタイプの本体とスマホアプリが連携することで最大10人とのグループ通話が可能となっている。発話検知を使って、ボタン操作なしに通信することもできる。「アウトドアでの円滑なコミュニケーションをサポートする」というコンセプトを、クラシックBluetooth、Bluetooth LE(BLE)、音声認識など、さまざまな技術を使うことで実現している。起業から1年でこのプロダクトを形にしたチケイ株式会社の宮坂貴大さん、iOSアプリ開発を担当しているフリーランスエンジニアの堤修一さんに話を聞いた。

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2015.10.29

Raspberry Piでも動くProcessingの新バージョン

Processingの新しいバージョン(3.0.1)がリリースされた。3.0から使っている人から見るとバグフィクスが主な変更点だが、Raspberry Piのユーザーにとっては大きな変化があった。正式にRaspbian用のパッケージが用意され、ダウンロードしてすぐ使えるようになった。短時間ながら実際に試してみたので、その報告。

どういうわけかRasPiの標準ブラウザ”WEB”では、processing.orgのダウンロードページが開けなかったので、GitHubのreleaseページからダウンロードした。

Electronics

2015.10.28

「教育の世界では技術が長持ちする。チップを生産する会社にとっては10年以上持続する可能性がある市場」David Cuartielles(Arduino教育ディレクター)インタビュー vol.01

Arduinoの教育ディレクターDavid Cuartiellesはスペインのマドリードとバルセロナの間に位置するアラゴン州サラゴサの出身で、スウェーデンのマルモに12年ほど在住している。Davidは今もArduinoの開発にコアスタッフとして携わりながら、教育プログラム「Arduino Verkstad」を監修するために故郷スペインとスウェーデンをたびたび行き来している(スペインではバルセロナ・マドリードの2都市に加えカスティーラ・ラ・マンチャ州、ドン・キホーテの舞台にもなった地方で行われている)。

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2015.10.27

教員向け講習から発表会まで一貫して提供するArduino公式教育プログラム(学校教育とMaker)

昨年ローマのMaker FaireでArduinoのMassimo Banziが言った。「Arduinoは今スウェーデンやスペインで教育プログラムを展開しているよ。教員向けだからまだ知られていないんだ」

それから1年。先日のMaker Faire Rome 2015ではIntelとの提携で実現したわずか27ユーロという低価格の新しいボード「Genuino101」が発表され、これから同社の教育プログラムでも活用されることがアナウンスされた。アメリカ、スウェーデン、スペイン、イタリア、そして中国など世界1万校以上で展開されるという。