Electronics

2015.09.07

常にISSを指し示す装置

国際宇宙ステーション(ISS)が最高のものの塊(人類が作ったもっとも高価な構造物、地球軌道上の最大の人工物、もっとも長い有人衛星、最新最高の技術の結晶、最高にクールな空飛ぶ実験室……)だとしたら、いつもいつもISSのことを考えていたいのに、どうしても何時間か、または何日間か忘れてしまうときがある。

現在と将来の宇宙探査計画に対する人々の興味が薄れてしまうと、宇宙計画のための予算がどんどん削られてしまうと恐れる人たちが増えている。そこで、直接的に人々の興味を向けるあの方法が役に立つ。

Electronics

2015.09.03

加速度センサ内蔵IoT無線タグを視覚化するAndroidアプリ

IoT無線タグTWE-Lite-2525A(トワイライト・ニコニコ)は買ってすぐ使える加速度センサ搭載の無線モジュール。電池ホルダをハンダづけし、アンテナを繋ぐだけで使えます。プロトタイピングに便利。ただし、取得したデータを可視化するには何かしらソフトウェアを用意する必要がありました。はい、過去形になってますね。8月に公開されたAndroidアプリToCoStick TWE G-Monitorによって、加速度データのグラフ表示もプログラミング抜きで可能となりました。

Crafts

2015.08.31

Fotokite Phi:簡単に空中撮影ができるヒモ付きドローン

Fotokite Phiは、折りたたみ式で軽量なドローンだ。Indiegogo でローンチされた。先行予約価格は349ドル。ドローンコミュニティでは意見が割れそうなデザインのユニークな製品だが、先週使ってみたのでその感想をお伝えしたい。

なぜヒモ付きなのか?

早い話が、Fotokiteは巻き込み式のヒモが付いたクアッドコプターだ。最初に話を聞いたときは、補助車輪付きのドローンのようなものかと思った。初心者にはいいかもしれないが、私向きではないと(とは言え、私はもう何台もドローンを壊している)。

Electronics

2015.08.28

ロボットバトルに見た人生の教訓6箇条

燃え上がるコンバットロボット(写真:ABC)

9歳の息子とBattleBotsを見ていたとき、息子は人生の教訓を学んだ。それは、バトルで反則と思われるヒットを受けたあと、Overhaulチームのキャプテン、Adam BercuがLock-Jawのドライバー、Donald Hutsonの握手を断ったときだ。「なぜあの人は握手をしないの?」と息子が聞いた。私は、スポーツマンシップとは何か、なぜそういうことになったのかを説明してやった。

ここは学習のポイントだ。

Electronics

2015.08.27

p5.jsビジュアルプログラミングエディタ

“p5.js”はProcessingによく似たスタイルでインタラクティブなプログラムを作ることができるJavaScriptライブラリだ。DOMライブラリと併用することで、canvas上だけでなく、ウェブページ全体をスケッチの要素として扱えるようになる。応用範囲はかなり広い印象だ。

今回は可知豊さんが開発しているp5.js用のビジュアルプログラミングエディタのベータ版を紹介しよう。次のページへ行くと、Processingユーザーにはおなじみのマウスで円の軌跡を描くサンプルがウェブページ内で動いている。

Electronics

2015.08.21

Makerのためのハム入門

Jon Platt(WØZQ)が持っているのはマイクロ波ハンドヘルド放送局だ。送信機と受信機とホーンアンテナがひとつにまとまっている。これを使って、Jonは数百キロメートル先の相手と交信したことがある。電波は雨や温度逆転層などの気象環境の中を反射しながら伝わっていく。(写真:Bruce Richardson(W9FZ)。協力:ARRL)

アマチュア無線、または「ハム」という言葉を、友だちか、じっさいにハムをやっている人から聞いたことがあるだろう。ハムとはいったいなんなのだろうか。

Electronics

2015.08.20

Raspberry Pi上のnode.jsでLEDマトリクスを制御

秋葉原で2380円で売られている320x160mmのマトリクスLEDをRaspberry Piからコントロールする例。「サーバにしたりWebSocketで通信したりしやすい」ということで、サーバ側はnode.jsを使って実装されている。node.js用のSPIライブラリである”pi-spi”の使用例としても面白い。

ソースは下記のページで公開されている。

Electronics

2015.08.19

Linuxとクリエイティブ・コモンズで9ドルコンピューター CHIPがオープンに

あの9ドルコンピューター、CHIPがどこまでオープンになるのかと思っていたが、恐ろしいほどオープンだった。

欲しいファイルはここにある

オープンハードウェアのファイルと、Next Thing Co.の資料のページだ。

カリフォルニア州オークランドのNext Thing Co.がCHIPをローンチしたときは、その性能(1GHz R8 ARMプロセッサー、512MB RAM、4GB NANDストレージ、WiFiおよびBluetooth内蔵)と、クレイジーなまでの低価格(わずか9ドル。

Electronics

2015.08.18

GoogleがEddystone Beaconをローンチ

Googleは、オープンソースでクロスプラットフォームのBluetooth LEビーコン規格、Eddystoneを発表した。ちょっと見た限りでは、AppleのiBeaconによく似ているが、見た目よりもずっと進んだ内容になっている。

2年前、WWDCで、AppleはiBeaconを静かに発表した。現実世界のあれこれをスマートフォンのアプリに持ち込むためだ。

iBeaconは、まさに我々の期待どおりのことをしてくれる。ビーコンとして機能し、UUIDをブロードキャストでき、電話機やその他のBluetooth LEデバイスで受信できる。

Electronics

2015.08.17

ウェブベースの回路シミュレーター

回路がどのような仕組みになっているかを説明したいとき、紙と鉛筆では表現しきれないことがよくある。回路がどのように「見えるか」ではなく、電圧や電流が各部品の中でどのように流れていくかを見せたいのだ。あの複雑なSPICEシミュレーションでコツコツ作るのも避けたい。そこで、もっと簡単に回路をモデリングできるツールが登場する。Paul FalstadのCircuit Simulator Appletだ。

ほんの数分で複雑な回路を組むことができ、仮想オシロスコープのプローブポイントも自由に置けて、わかりやすいダイアグラムで電圧や電流の流れを見せてくれる。