Fabrication

2012.06.01

7年目のMaker Faireに思う

またひとつ、Maker Faireが始まって終わった。何千人もの人々が最高にインスパイヤーされて、くたくたに疲れた。私はもう声が出ない。しかし、私にはわかる。あれがもうすぐ玄関に届く。なくした鞄が届くみたいにね。
私は、第2回目から、すべてのMaker Faire Bay Area(そして、ニューヨークで開かれた2回のWorld Maker Faire)に参加してきた。どれも特別なイベントだったが、今回は、私にとってはまたとない「特別」なものに思えた。

Electronics

2012.05.24

Hardware Innovation WorkshopにMakerが集結

AutodeskのCEO、Carl Bassが、3Dプリントした息子の頭部を披露しているところ。頭が開いて中に物が入れられるようになっている。
第1回、MAKE Hardware Innovation Workshopが終了した。MAKEでお馴染みの30名を越えるイノベーターたちが公演を行ったのだが、会場となったゼロックス PARCにあるガーデンルーフ式の研究施設は、このイベントに最適な場所だった。これだけの草分け的Makerがひとつのステージに揃ったのは、おそらく初めてのことだろう。

Other

2012.05.16

MCT2012: behind the scenes

このセッションでは、クライアントワークから自主的なプロジェクト、さらには製作スペース”4nchor5la6″(アンカーズラボ)の運営に至るまで多岐にわたる活動を繰り広げる、石橋素、真鍋大度の二人をゲストに迎え、制作活動の舞台裏の紹介を通じて、openFramewoksから生体センサー、kinectから工業用ロボットアームに至るまで、様々な同時代のテクノロジーを駆使するにあたっての産みの苦しみ、そして悦びを参加者とともに話し合います。

Electronics

2012.05.15

MCT2012: オープンソースハードウェアの理想と現実

Arduinoによって多くの人に知られることとなったオープンソースハードウェア。オープンソース化によってさまざまな可能性が開拓される一方で、定義やライセンスが定まっていないことによる誤解や混乱が生じているのもまた事実です。このセッションでは、Arduino Fio、スイッチサイエンス、SparkFun Electronics、Seeed Studioなどのさまざまな実例を題材に、その広がり、可能性と課題について、技術、教育、経済などのさまざまな視点からディスカッションします。

Other

2012.05.15

MCT2012: オープンソースとデザイン

オープンソースやクリエイティブ・コモンズ時代に、デザインは一体どのような役割を果せるのでしょうか。オープン化することによって分散していくことと、統合したりミニマルにすることから生まれる美は、どのようにすれば両立するのか、あるいは両立しないのか。デザイナーにとってのオープンソースを、さまざまな観点から議論できれば、と思います。── 久保田 晃弘(多摩美術大学(ARTSAT、FabLab Shibuya))/緒方 壽人(ON THE FLY Inc.)
その他のセッション(分科会)情報も公開しました。

Other

2012.05.11

中国で初めて開かれたMini Maker Faireの写真

今月のはじめに、中国の電子製品の開発製造業地帯として知られる深圳経済特区で初のMini Maker Faireが開かれた。海外からは サンフランシスコのMitch Altmanや日本の伊藤元など、そして北京や地元のハッカースペース、ChaihuoのMakerたち60名以上が集まった。出展されたプロジェクトは、ロボット、eggbot、3D POVディスプレイ、ピアノの部品を使ったオモチャなどなど。粘土のモデリングを教えるテーブルや、いつも大人気のハンダ付け教室も開かれていた。

Other

2012.05.08

動くものを作るワークショップ

連休最後の休日に開催した『Making Things Move』の刊行記念イベントへお越し頂いた皆さん、そしてご協力くださったカフェ試聴室の皆さん、ありがとうございました。
金井哲夫さんによる針金クランクトイと、岩崎修さんによるDIYモーターのワークショップには、いつも工作に集中する人がいました。上の写真は、今回のワークショップのために岩崎さんが開発したDIYモーターキットの完成状態。電池ケースにもなっている赤い台座は、最近導入した3Dプリンタで出力したもの。設計にはWebベースのCADツールTINKERCADを使用したとのこと。

Other

2012.05.01

第二回産廃サミット 募集開始

今年3月に行われた「工場ハック」の会場となったモノ:ファクトリー(株式会社ナカダイ 前橋支店)にて、「第二回産廃サミット」が開催されます。現在、出展作品、出展者を募集中です。ご興味のある方はサイトにて詳しい情報をご参照ください。

■産廃サミットとは
廃棄物中間処理業者の株式会社ナカダイが主催する、これまでの”廃棄”を新しい価値の”生産”へと変換する新しい産業を創りだすイベントです。
ナカダイのマテリアルを使った、プロ、アマ、学生などの垣根を越えた、プロダクト、アート、ビジネス、ワークショップなどの様々な作品、コンテンツが一同に集まります。

Electronics

2012.04.30

Maker Conference Tokyo 2012

2006年のMake日本語版発売、また2008年のMake: Tokyo Meetingの開催から数年を経て、自らの手でモノを作り、その成果を多くの方と共有する「Makerムーブメント」は、ここ日本でも大きな盛り上がりを見せています。そしてこの秋、これまで開催してきたMake: Tokyo Meetingは、米国、その他の地域と統一名称のMaker Faireとしてリニューアルする予定です。
その節目のイベントとして、Makerを取り巻くさまざまな課題をディスカッションするためのカンファレンスを6月2日(土)に開催します(有料のイベントです)。