2014.06.05
Lチカ専用LSIを作ってみた
金沢大学の秋田純一さんはLチカ専用LSIを作った。え? LEDをチカチカさせるためだけに大規模集積回路を作っちゃったんです。詳しくは動画をご覧ください。
それにしても「作ってみた」って……どうしてそんな大それたことを? 動画の最後でそのココロが明かされています。
LチカごときにLSIなんて……と思われるかもしれません。
昔は印刷だって動画だってアマチュアには手の出せない世界でした。
それが今では……アマチュアが作る側に入ることで世界が広がりました。電子気版もプリント基板も。
2014.06.04
宇宙時代のガーデニング:アクアポニクス、ハイドロポニクス、エアロポニクス
最先端のDIYを育てる我々としては、最新のガーデニングテクノロジーも気になるところだ。そこで、魚との共生や土のかわりに空気を使う方式など、Maker革命へ向けて機が熟した3つの科学的栽培技術を紹介しよう。
アクアポニクス:植物 + 魚
Kijani Grows
アクアポニクスは、魚と植物の両方を、互いに水を融通し合って育てる方式だ。魚の排泄物が植物の肥料となり、植物が魚の餌になる。この技術はすでにホビイストでも試せるほどに成熟している。
2014.06.03
庭がなくても家庭菜園
土地はなくても食物は育つ。
私はいつも、友人や家族や知らない人たちに家庭菜園を始めるよう勧めている。しかし現在のところもっとも多く聞くのは、「やりたいけど庭がない」という言い訳だ。その心配はもうない! ここに、1インチ(2.5センチ)だって土地を使わない家庭菜園のDIYアイデアを紹介しよう。ちょっとの工夫と手間をかければ、引っ越しの際に持って行ける菜園だって作れる。
自動水やりプランター
地下かんがいプランター(SIP)は、植物の下に水を溜めておくところがあるので、1週間に1度だけそこに水を入れるだけで、毎日水やりをしなくて済む。
2014.06.03
3D Roboticsのドローンが見たMaker Faire
しばしリラックスして、3D RoboticsのIRISで空中散歩といこう。彼らはこれによってIRISの安定性を宣伝したいと思っている。しかし、Maker Faireを体験するうえで、これ以上の方法が他にあるだろうか。このビデオは、Maker Faireの素晴らしさを本当によく映し出している。この驚くべき飛行技術をなくしては、絶対に見ることのできなかった視点からの映像だ。
2014.06.02
「Year of the Maker」Maker Faire Bay Area 2014レポート
2014年5月18日、19日の2日間、アメリカ、サンフランシスコのサンマテオにて、世界最大のMaker Faireである、Maker Faire Bay Area 2014が開催され、900組を越えるMakerが出展し、10万人以上の来場者がMakerのためのお祭りを存分に堪能しました。今回は日本からMaker Faire Bayareaに出展した「品モノラボ」の田中章愛さんに、現地からのレポートを寄稿いただきました。
2014.05.30
ミニマリストのためのArduino 8pino
エンジニアの田中章愛さん、デザイナーの高橋良爾さんからなるユニット、VITROが、2014年5月17日、18日に開催されたMaker Faire Bayareaで、世界最小級のArduino「8pino」を発表しました。
これは、指の上に乗るほどの小さいArduinoで、microUSB対応、ブレッドボートとの互換性などにも配慮。8ピン端子で、幅8mm、演算周波数は8MHzと、とことん数字の「8」にこだわった仕様になっています。
8pinoは、もともとは、VITROがその作品を制作する際に必要に迫られて開発されたものです。
2014.05.30
Adam Savageのメイキング十戒
Maker Faire Bay Areaにて、日曜日に姿を現したAdam Savageは、聴衆に対してメイキングの十戒を説いた。勇敢にも、大人気の展示作品、Life-Sized Mousetrap(人間サイズのネズミ捕り)の上の危なっかしいステージに上ったAdamは、彼の体験から生まれた知恵と金言を伝えた。大笑いする聴衆の声から、多くの人の琴線に触れる話であったことがうかがえる。
Adamの十戒を簡単に書いておこう。
2014.05.29
ほぼ全部入りマルチ測定・実験ツール
“LabTool Bundle EA-XPR-202″はロジックアナライザ、オシロスコープ、デジタル信号発生器、アナログ発振器といった電子回路の測定と実験に欠かせない機能を1枚の小さなボードにまとめたものです。USBでパソコンと接続し、電源もUSBだけでOK。Windows用の専用ソフトウエアにはSPI、I2C、UARTのプロトコルアナライザ機能もあって、マイコンを使ったプロトタイピングに威力を発揮しそう。
このボードはNXPのARM Cortex-M4マイコン”LPC4370″の12bit高速サンプリング能力を活用しています。
2014.05.28
ルーク・スカイウォーカーのバイオニック義手を作る
Dean KamenのDEKA Armの販売をFDA(米国食品医薬品局)が認可した。一般に、親しみを込めて「ルークアーム」と称されるロボット義手だ。『帝国の逆襲』でルーク(・スカイウォーカー)中佐が失った腕にロボットアームを取り付ける有名なシーンにちなんで、そう呼ばれている(手術した医療ドロイドは、私の記憶が正しければアクションフィギュア2-1Bのやつだ)。
FDAによれば、このルークアームは「筋電電極からの電気信号で同時に複数の動力を制御する初めてのロボットアーム」だと言う。