Crafts

2014.05.28

ルーク・スカイウォーカーのバイオニック義手を作る

Dean KamenのDEKA Armの販売をFDA(米国食品医薬品局)が認可した。一般に、親しみを込めて「ルークアーム」と称されるロボット義手だ。『帝国の逆襲』でルーク(・スカイウォーカー)中佐が失った腕にロボットアームを取り付ける有名なシーンにちなんで、そう呼ばれている(手術した医療ドロイドは、私の記憶が正しければアクションフィギュア2-1Bのやつだ)。

FDAによれば、このルークアームは「筋電電極からの電気信号で同時に複数の動力を制御する初めてのロボットアーム」だと言う。

Crafts

2014.05.27

SFCに「Fabspace」オープン。第1号作品はデジタル刺繍ミシンを使った似顔絵トートバッグ

慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)のメディアセンター(図書館)に、「Fabspace」がオープンした。Fabspaceには、3Dプリンター6台、3Dスキャナー2台、カッティングマシン2台、ベーパーカッター1台、デジタル刺しゅうミシン2台が設置されている。

メディアセンターにこのようなFab機材が導入されたのは昨年度から。昨年は3Dプリンター4台を稼働させてきた。「すべての学生が自由にFabできる」この環境をつくった旗ふり役は、環境情報学部の田中浩也准教授、筧康明准教授、水野大二郎専任講師らだ。

Electronics

2014.05.27

Global Space Balloon Challenge開催 ─ 高高度気球でMakerは宇宙へ

GSBCチームのひとつが撮影した写真(写真提供:Flaig)

今年の初め、Global Space Balloon Challenge(GSBC)の記事を掲載した。世界中から年齢や職業の異なる人たちが集まって、気球を作り、打ち上げ、回収するというイベントだ。

打ち上げは4月18日から21日にかけて行われた。このとき、世界17カ国から集まった52のチームが気球を宇宙の入口まで打ち上げた。参加者の中には、アメリカの小学生、ノルウェーの高校生、ブラジルの大学生、香港とオーストラリアの愛好家などが含まれていた。

Crafts

2014.05.26

家宝のバイオリンを3Dプリンターで甦らせる

7年ほど前、私は家族に代々伝わるバイオリンを譲り受けるという名誉を得た。私が受け取ったのは、ネック(ボディから分離している)とボディと1本のチューニング用ペグだった。これは大変に貴重なものだ。ボディの内側には「ストラディバリウス」と書かれていたからだ。結局のところ、それは本物ではないとわかったのだが、それでも100年前の代物だ。かれこれ80年間は音を出していない。現存するMassie家の人間で、この音色を聞いた者はいない。

Other

2014.05.23

新刊『「もの」はどのようにつくられているのか? ─ プロダクトデザインのプロセス事典』は明日5月24日発売!

本書は、プロダクトデザインを学ぶ人のためにさまざまな工業製品の製造手法を、豊富な図解と写真とともに解説する書籍です。紹介する技法は、ガラス吹きなどの伝統的な技術から、射出成形などの大量生産の基礎となった技術、さらにCNC切削加工やステレオリソグラフィ(光造形)などのデジタルファブリケーション技術まで多岐にわたります。各項目では、代表的なプロダクト、原価、加工速度、精度などが紹介され、リファレンスのように使用することも可能です。ものづくりの創造的なプロセスを知ることで、自分のイメージを形にする際のアイデアの素にしたいと考えるMakerにもおすすめします。

Electronics

2014.05.23

littleBits用Arduinoモジュール登場

スナップ式で組み立てて遊べる電子プラットフォーム、littleBitsにArduinoモジュールが加わって、さらにパワーアップされた。小さなボードにはATmega 32U4が搭載され(Arduino Leonardoと同じ)、Arduino IDEからプログラムが書き込める。

「これは、初めてのプログラムができるlittleBitsのモジュールです」と語るのはlittleBitsの研究開発ディレクター、Paul Rothman。「これはずいぶん前からコミュニティの要望があったもので、私たちもずっと提供したいと思っていたものでした。

Fabrication

2014.05.23

3Dへのもうひとつの道:Handibot CNCユニット

1年前、ShopBotはポータブルなCNCツール、Handibotを発表した(日本語版編注:価格は2,795ドル)。彼らはオープン哲学の実行者でもあり、このツールの新しい方向性をユーザーとともに探ってきた。

今年、ShopBotはMakerConにHandiBotの新たなアクセサリーを持ってきた。ロータリーツールと5軸ツールだ。このどちらも、HandiBotを3D製造マシンに進化させる。もうひとつの3Dプリンターの形だ。

Crafts

2014.05.22

森のポストカード作成マシン

電化美術の青野さんと秋山さんが製作中の作品。3つのダイアルが画面上の葉っぱのパラメータを決定します。いい葉っぱができたらプリントアウトして、「森のポストカード」として使うことができます。こういうふうにデザインできる切手もほしい。

電化美術の第5回展示会が7月の5日と6日に行われるとのこと。場所は大阪・阿倍野長屋。
詳しくは電美のFacebookページがよさそうですね。

Fabrication

2014.05.21

AutodeskがオープンなDLP 3DプリンターとSpark APIを発表

MakerConにて、Autodeskの社長兼CEOのCarl Bassから、オープンなデジタル製造ハードウェアが発表された。Autodeskがハードウェアを作るのは初めてだ。まだ名前は決まっていないが、それはAutodesk 3Dプリンターだ。このプリンターの設計ファイルは「さらなる改良と実験のために一般公開される」。

さらに、Autodeskはオープンな(しかしオープンソースではない。

Electronics

2014.05.21

Arduino Zero登場

Arduino Zero表側

Arduino Zero裏側

Massimo BanziがMakerConの基調講演でほのめかしていたとおり、Arduinoは最新ボード、Arduino Zeroを発表した。

見かけはArduino Leonardoとよく似ているが、じつはぜんぜん違う。32ビットのARM Cortex M0+コアのAtmel SAMD21を搭載し、これまで8ビットのボートと比べて格段に速い48MHz駆動となり、性能も向上した。