Electronics

2014.04.23

MetaWearでウェアラブルが新たなブームとなるか?

AndroidとiOS開発者向けに作られたMetaWareは、小さくて低電力で、Bluetooth LEを搭載している。でも本当に面白い部分はそこじゃない……

次なる大ブームはウェアラブルだと、私が技術系の仕事に就いたときからずっと言われている。しかし、その予測はさらに大きな声で、頻繁に叫ばれるようになってきた。そして、ウェアラブル市場を睨んだマイクロコントローラープラットフォームがどんどん増えている。

何が次なる大ブームになるかを決める要素は、(少なくとも通常は)技術の成熟度にあると私は思っている。

Science

2014.04.23

INVADERが私たちに見せる”宇宙の夢” vol.03 ─ INVADERと地上局、そして新しいリアリティ

INVADERに搭載されているMORIKAWAを使って何ができるのか、そして多摩美地上局(ARTSAT TamabiGS)との衛星間通信はどのように行われるのだろうか? INVADERから、ARTSAT APIを通してどのようなデータが取得できるのだろうか? そして、私たちに何を見せてくれるのだろうか。(大内 孝子)vol.01はこちら、Vol.02はこちら

INVADERの機能
衛星には3つコンピュータが入っている。全体を統轄するメインコンピュータ、専用の電源管理用のコンピュータ、実は衛星で難しいのは電源管理なのだ。

Science

2014.04.22

INVADERが私たちに見せる”宇宙の夢” vol.02 ─ INVADER開発プロジェクト

宇宙から私たちにデータを運んでくれる「ARTSAT1: INVADER」(以下、INVADER)、その開発プロジェクトをのぞいてみよう。衛星の開発といわれても、なかなか具体的に想像がつかない。また、多摩美術大学の久保田さんといえば、ご存知のとおりパーソナルファブリケーションを牽引する一人。パーソナルファブリケーションと衛星開発の違いも聞いてみたい。今回の超小型衛星の開発はどのように進んだのだろうか?(大内 孝子)─ vol.1はこちら

INVADERの設計
JAXAが公募する相乗りに選定されたのが2011年11月。

Science

2014.04.22

ピンポン玉の宇宙の旅

2014年9月27日、JP Aerospaceは、実験を詰め込んだ2000個のピンポン玉を宇宙の淵に打ち上げる。

これはPongSatと呼ばれている。世界中の学生たちからPongSatが送られてきた。私たちはそれを、気象観測用気球を使って地上約3万メートルに打ち上げる。そこで気球が切り離され、PongSatのペイロードはパラシュートで地上に戻ってくる。着陸したピンポン玉は、飛行データとともに作者の元へ送り返される。

PongSatに搭載されたものを見るたびに、私は衝撃を受ける。

Science

2014.04.21

INVADERが私たちに見せる”宇宙の夢” vol.01 ─ ARTSAT project、宇宙に

(編集部注:本記事は本日から3回連続で掲載します)

「宇宙に行ってみたい」という夢をかなえることができるのはまだ少数の人間だろう。それでも宇宙は確実に私たちの生活に近づいている。JAXAが始めた「小型副衛星の相乗り」はそんな未来を感じさせる施策の1つだ。その相乗り衛星の1つとして、2014年2月28日にH-IIAロケットとともに打ち上げられた小型衛星に「ARTSAT1: INVADER」がある。多摩美術大学の久保田晃弘さんと東京大学の田中利樹さんによって始められた「ARTSAT project」の初号機だ。

Electronics

2014.04.21

DIY人工衛星の今と未来

人工衛星を自由飛行させて、方向の認識と制御、地上との交信、軌道上でリアルタイムで複雑な計算を行うのに必要な技術の価格と重量とエネルギーが大幅に下落したことで、より多くの人が宇宙にアクセスできるようになってきた。

DIY人工衛星作りが新時代の夜明けを迎えられたのは、シリコンバレーのNASA Ames Research Center が PhoneSatを完成させたことが大きく貢献している。PhoneSatは、その名前から想像できるとおり、スマートフォンの部品とソフトウェアから作られた航空電子工学バスだ。

Science

2014.04.18

なぜ、DIYスペースが重要なのか

これから一週間DIYスペース特集をお届けしよう。つい星空を見上げたくなって、工房に駆け込みたくなるようなプロジェクト、チュートリアル、アイデアなどをお送りする。ロケット、気象観測気球、人工衛星の作り方や、天体写真の撮り方、さらに、自分だけの宇宙服や宇宙食アイスクリームの作り方もある。NASAの契約業者でありMAKEの外部筆者でもあるMatt Reyesをゲスト編集者に迎えて、どーんと打ち上げよう。

Electronics

2014.04.18

Raspberry Piから小型のコンピューターモジュールが登場

SODIMMサイズの新しいRaspberry Pi Compute Module(左)と、これでも十分に小さいRaspberry Pi Model B(右)。

ケンブリッジのRaspberry Pi財団は、新製品Raspberry Pi Compute Moduleを発表した。これは、Raspberry Piを自作の回路のコアに使いたいという人向けだ。Compute ModuleはPiの頭脳だ。RAMと4GBのeMMCフラッシュメモリーを搭載している。DDR2 SODIMMコネクターでボードに接続できる。

Electronics

2014.04.17

色を吸い上げてその色で光るランプ

シンプルなアイデアと実装です。フルカラーのLEDランプの下には色センサーが内蔵されているみたい。たとえば木の葉の上にそのランプを置くと、センサーが葉の色を読み取って、LEDがその色で光ります。真似して自分でも作ってみようかな。下記のサイトで公開されている他の作品も魅力的。

動いた。

Electronics

2014.04.15

Paperduino Tiny ─ 紙でArduinoを作る

オリジナルのPaperduino — と Paperduino Leonardo — を踏襲したPaperduino Tinyだ。ATtiny85マイクロコントローラーをベースにした非常に安価なArduino互換ボードだ。4ドルほどで作れてしまう。違いは何かって? 名前からわかるとおり、紙なのだ。

Paperduino Tiny(上面)

Paperduino Tiny(裏面)

詳しいことは Paperduino Wiki— に書かれている。