Electronics

2017.05.26

八ヶ岳のパン工房をDIY #2 — ガレージと物置小屋の建築

編集部から:新刊『マイクロシェルター』の世界を身近に感じていただくために、このmakezine.jpに記事を書いていただいている松下典子さんが実際に工房を作った際の経験を3回シリーズの記事として寄稿していただきました。

筆者は、ライター業のかたわら八ヶ岳でベーカリーカフェ、ペロンタを経営している。パン工房は、パートナーがDIYしたガレージ併設の物置小屋を改装したものだ。前回は、パン工房に改装する前の、物置小屋の基礎からステージの製作までの話を書いた。

Fabrication

2017.05.25

八ヶ岳のパン工房をDIY #1 — ガレージ+物置小屋の基礎作り

編集部から:新刊『マイクロシェルター』に関連して、このmakezine.jpに記事を書いていただいている松下典子さんが実際に工房を作った際の経験を3回シリーズの記事として寄稿していただきました。

筆者は、コンピューター関連書籍の編集者/ライターを生業としているが、2015年秋に八ヶ岳にペロンタというカフェをオープンした。それは11年前、八ヶ岳の別荘地と東京のマンションの2拠点での生活を始めたのがきっかけだ。別荘地内にも光回線が開通し、スマホの電波も届く。仕事には不自由はしないが、困るのは近くにカフェがないこと。

Other

2017.05.25

新刊『マイクロシェルター』は5/26発売!

●書籍紹介

狭小建築プロジェクトは、材料も少なくて済み、捨てられた材料の再利用も可能で、しかも失敗にも寛容という特徴を持っています。本書は、これまで机上の作品を作ってきた読者を「自分の居場所を自分で作る」という、まったく新しい世界へと導く書籍です。実際に生活できる小さな家(タイニーハウス)、世の中のわずらわしいことから逃れるための隠れ家、ツリーハウス、どこへでも移動できる家(トレーラーハウス)など、狭いスペースを有効に使う驚くようなアイデアでいっぱいの50を超えるプロジェクトをカラーで紹介し、読者の想像力と独立心を刺激します。

Crafts

2017.05.24

食べられるイノベーション:小さな菜園をサポートするオープンソースの農業マシン「FarmBot」

シンガポールからアメリカ、そしてヨーロッパ全体に向けて、Edible Innovations(食べられるイノベーション)は、生産から流通から販売までのあらゆるステージで世界の食料システムを改善しようと考えるFood Makerたちを紹介しています。私たちといっしょに、この産業の大きな流れを、Makerの視点で探ってみませんか。優れた教育的な核を持ち、未来への偉大なる挑戦のための主要なツールとしてフードイノベーションを推進するFood Innovation ProgramのChiara Cecchiniが、世界のFood Makerたちの顔、話、体験を紹介します。

Crafts

2017.05.19

本当に食べられるミニチュア料理「Tiny Cooking」

このTiny Kitchenの動画をInstagramで初めて見たとき、一作かぎりのかわいい冗談動画だと思った。ロウソクを熱源としたコンロや、小さな調理器具、そしてそれを使って調理をする忍耐力と工夫と技には大変に驚かされ、その馬鹿馬鹿しさに大いに笑わせてもらった。そして、ドールハウスのキッチンで、砂糖とスプリンクルで飾った小さなドーナッツが立派に作れることを知って、とても感心した。

それから、ある考えが浮かんだ。ちょっと待てよ。インターネットがあるじゃないか。

Electronics

2017.05.18

Raspberry PiからGoogleに声で質問し、声で答を受け取る

Google Assistant SDKを使うと、声でGoogleに質問を投げかけ、その答を声で受け取ることができます。“OK Google”と同様の機能を自分のプロジェクトに組み込む方法と言えるでしょう。先月末、このSDKが一般向けに公開されました。Raspberry Pi3とPythonライブラリを使って試すことができます。ただし、理解してもらえるのは今のところ英語だけ。日本語で話しかけると、トンチンカンな答が返ってきます。ひと言、ふた言の「会話」でも機能を実現することができるので、興味のある人はまず英語でテストしてみましょう。

Electronics

2017.05.17

引退したロボットアーム、ウォルターの「悲劇」

下の動画にあるように「旧式の工業用ロボットの71パーセントは、自分の仕事に意味を感じなくなっている」という。80年代のコンピューターを立ち上げて、とっくに時代遅れになったケーブルで彼らと会話するなんて、工場のエンジニアにとっても楽しいことではない。しかし、ウォルターの悲しい話を聞けば、考えが変わるかもしれない。

ウォルターは、50年代の旧東ドイツでよく見られたスタイルの6軸ロボットだ。2人の若い娘といっしょに暮らしているが、ほとんど無視されている。

Other

2017.05.16

ユーザーとの協働による新しいハードウェアのあり方を模索する — OTON GLASS代表 島影圭佑さんインタビュー

編集部から:この記事は『Prototyping Lab 第2版』の著者、小林茂さん(情報科学芸術大学院大学[IAMAS]産業文化研究センター 教授)に取材・執筆していただきました。

「OTON GLASS」(オトン グラス)というデバイスを知っているだろうか。2016年後半から2017年初頭にかけてさまざまな賞を連続して受賞したこともあり、ウェブニュースで目にした方がいるかもしれないし、受賞に関連した展覧会で実物を体験した方もいるかもしれない。

Crafts

2017.05.15

[MAKE: PROJECTS]レコードを自作しよう

英語版編集者より:このプロジェクトは個人利用またはパブリックドメインを対象としたもので、決して違法コピーを推奨するものではありません。大好きなアーティストは、レコードを買って応援しましょう。イギリスにお住まいの方なら、私のツアーもよろしく。

針を下ろして、自分の曲がステレオのスピーカーから流れてくるのを聞くという最高の楽しみは、最新曲をプレスする工場で少しばかり時間を費やした人間の特権だ。私はもう何年も、カラフルな「モック・ビニール」(模造レコード)やピクチャーレコードを自宅の空き部屋で作り、私のウェブサイトでそれに関するブログも書いている。

Kids

2017.05.12

米国最大の教育イベント SXSWeduレポート #3 – ARゲームによる新たな学びの可能性

4日間に渡り500以上のセッションが行われ、プログラムに目を通すだけで大変なアメリカ最大の教育イベントSXSWeduだが、今回はAR/VRについてテーマとして取り上げるセッションが多かった。あまりに数が多かったので結局一部しか見ることができなかったが、流行っているというより、まだ出始めのため、その可能性を探っている段階ではないかと思われた。ミーティングがあり、参加者同士が話し合う機会もあったが「結局実際に出回っているソフトがそれほどないから、特に教育でまだどんな可能性があるのかも議論しにくいんだよね」といった話も聞くことがあった。