Crafts

2017.04.18

段ボールでロボットアームを作る

何年も前、私の息子が高校生だったころ、彼は教室で作ったというロボットアームを持って帰ってきた。そのころ私は、ちょうど『The Absolute Beginner’s Guide to Building Robots(初心者のためのロボット製作ガイド)』をいう本を書いていた。私は息子のロボットのデザインを見て、ムズムズする感覚を覚えた。それは、水圧の勉強のために作られたもので、材料は、13ミリの松の板と、10ミリリットルの注射器と、プラスティックのチューブと、水といった程度のものだ。

Crafts

2017.04.17

食べられるイノベーション:マイクログリーンを育てるキット「MicroGrow」と「Seed Quilt」

シンガポールからアメリカ、そしてヨーロッパ全体に向けて、Edible Innovations(食べられるイノベーション)は、生産から流通から販売までのあらゆるステージで世界の食料システムを改善しようと考えるFood Makerたちを紹介しています。私たちといっしょに、この産業の大きな流れを、Makerの視点で探ってみませんか。優れた教育的な核を持ち、未来への偉大なる挑戦のための主要なツールとしてフードイノベーションを推進するFood Innovation ProgramのChiara Cecchiniが、世界のFood Makerたちの顔、話、体験を紹介します。

Other

2017.04.14

被災地でMakerの技を駆使する:Dara Dotzインタビュー

Dara Dotzは、被災地やそれが必要とされる社会でMakerの技を使って支援する非営利団体、Field Readyの共同創設者だ。この新しい動きは「人道的メイキング」とも呼ばれている。DotzとField Readyは、ハリケーンに襲われたタヒチと、地震の被害を受けたネパールで活動してきた。また彼らは、紛争地帯での捜索、救難活動を支援している。彼女は、後にField Readyと名付けられるこの団体の立ち上げ準備をしている間、重力に依存しない3Dプリンターを開発し、国際宇宙ステーションに送り込んだチーム、Made in Spaceに属していた。

Electronics

2017.04.13

高精度芝刈りロボット

電子工房いのはなのロボット草刈り機。特長はその位置精度。±5cmの誤差で決められたコースを走ることができる。それ実現する方法が下記のページでまとめられている。

ロボット1号機 自律走行・作業・芝刈り等を目指して・超高精度CM級NAVI搭載

RTKLIBというGPSなどの全球測位衛星システムを扱うライブラリを活用している。測位の基準点を決める方法にも触れられている。

Science

2017.04.12

OpenAPS:糖尿病をコントロールするオープンソースツール

糖尿病患者のDana Lewisは、生活を改善したいと、3年間をかけてDIY人工膵臓システムを完成させた。そのデザインは、誰でも利用できるように公開されている。

OpenAPSプロジェクトは、自分の持続血糖測定(CGM)をRaspberry PiやIntel Edisonなどの小型コンピューターで処理して、基礎インスリンの量を微調整し、体に注入するというものだ。接続されているアプリが、栄養価の高いものを食べたり、走ったりといった、血糖値の急激な変化を起こす行動を監視する。

Electronics

2017.04.11

MakeVR:仮想現実で本物のCADが使える

VRの街に新しい3Dモデラーが登場した。それが大きな流れを変えそうだ。Vive StudiosとSixenseから「MakeVR」が発売された。私たちは、初期バージョンをHTC Viveシステムでテストしたのだが、それは驚くべき体験だった。とても直感的で自然だった。2つのコントローラーを使って、3Dオブジェクトを押したり引いたり延ばしたり大きさを変えたりして、パワフルなCADエンジンを使い、仮想空間でモデリングができる。それは、家やShapewaysで3Dプリント可能なきっちりと閉じた形状としてSTLファイルに変換できる。

Crafts

2017.04.10

ネズミとネコのための本物の鎧

Jeff De Boerの金属を扱う手腕には、なんら驚くことはない。ブリキ職人の息子であるJeffは、早くからその芸術的才能を開花させた。また金属加工用の道具が使える環境にあっため、彼は高校の卒業式に着ていくための鎧を自作した。

現在はカルガリーに住み、ネコとネズミのための鎧を作るアーティストとして知られている。30年近く前、大学生のころに製作を始め、今ではその数を増やし、内容も洗練されている。

「この危険な世界では、誰かが小さい者を守ってやらなければなりません」とJeffは言う。

Electronics

2017.04.07

Raspberry Pi Zero Wを使ったiPhoneサイズのLinuxターミナル

Raspberry Pi Zero Wを使って、内蔵Wi-Fi、Bluetooth、HDMI出力機能を持ったハンドヘルドのLinuxデバイスを作るというのは、じつにいい考えだ。簡単な作業に思えるが、それでもガイドがあると便利だろう。見事にデザインされたウルトラポータブルなLinuxボックスで参考にしたいなら、NODEのZero Terminalを置いて他にない。

Piの機能に加えて、このデバイスには完全なQWERTYキーボード、1500mAhのバッテリー、解像度480x320の3.5インチ画面が付いている。

Other

2017.04.07

Makerコミュニティにお願い:Joey Hudyに支援を

メイキングの楽しみの半分は、作業による満足感とそれを人に見せることにある。あとの半分は、自分がコミュニティの一員であると自覚できることだ。コミュニティの強みは、その支援する力にある。作品を手伝ったり評価したり、または個人的に困っている人を助けたりできる。

私たちに活発なMakerであるJoey Hudyが統合失調症の診断を受けたとの知らせが届いた。彼は援助を必要としている。彼の姉が立ち上げたGoFundMeページに詳しいことが書かれている。

Electronics

2017.04.06

Arduinoが入ってるブレッドボード「STEMtera」

昨年10月にリリースされたKickstarter発のプロジェクトSTEMtera Breadboardが日本でも入手できるようになりましたね。少し使ってみたのでファーストインプレッション。

アイデアはシンプル。ブレッドボードにArduino Uno互換機が入っていて、普通のブレッドボードを使う感覚でArduinoの各ピンにアクセスできます。ピン配列も基本的にはArduinoと同じ。ただし、Arduinoにはない端子もたくさんあります。それについては後述。