Kids

2016.11.09

今日の教育論議に現れるMaker的思考

今日の教育界における流行語を見ると、全国の学校でMaker的な考え方が、生徒たちに学問を超えた思考のためのツールを与えるものとして支持されていることがわかる。私は特殊教育(心身に障害のある児童生徒を対象として行われる教育)の教師として、教育システムが普通とは違う学習スタイルを受け入れるようになってきたことも見てきて知っている。STEAM(科学、技術、工学、アート、数学)といったコンセプトは、プロジェクトベースの学習であり、個別の指導であり、自分で調べさせる指導であり、協力的学習であり、生徒主体の指導であり、それらはMakerの考え方に通じている。

Other

2016.11.08

Makeのオンラインショップ「makezine.jp online store」今年も期間限定でオープン!

Makeのオンラインショップ「makezine.jp online store」期間限定でオープン!
皆様のご要望にお応えして、2016年11月8日(火)から2016年12月9日(金)3PMまで「makezine.jp online store」を期間限定でオープンします。

これまで、Maker Faire Tokyoだけでしか販売されなかったMake関連グッズを購入できるチャンスです。

Fabrication

2016.11.08

農具を3Dプリントで自作するミャンマーの農家

農業は骨の折れる仕事だ。とくにミャンマーでは重労働だ。その理由は、国民の年間所得が低いこと(600米ドル程度)、インフラが未整備なこと、質の良い農具が手に入らないことなどがある。ヤンゴンで高度な農具を開発して国内の農家を支援している社会事業、「Proximity Designs」のデザイナーとして、私たちの挑戦を紹介しよう。

Proximity Designsのエンジニアが機械工に「ロータス灌漑ポンプ」のプロトタイプについて説明している

私たちが支援している農家と同じく、私たちの仕事も楽ではない。

Fabrication

2016.11.07

3Dプリンターをハックしたフルカラーのキャンディーマシン

もう何年も前からフルカラーの3Dプリンターの話は出てきている。カラーでプリントしたり、砂糖でプリントするプリンターの記事をここでも何度も紹介してきたが、いまだにそのようなマシンは、コミュニティの机の上に現れない。ところが、ひとつ新しい方法が登場した。Aad van der Geestが、家庭用3Dプリンターをフルカラーまたはフルカラーのキャンディーをプリントできるように改造するキットを開発したのだ。

Colorpodと呼ばれるこのシステムは、使えるようになるまで、ちょっとしたハッキングを必要とする。

Electronics

2016.11.04

ゆれる力で電波を飛ばす振動発電無線タグ開発キット

モノワイヤレスの新しい無線タグ開発キットTWE-LITE SWING(トワイライト・スウィング)は、振動を電力に換えて電波を飛ばす。無線マイコンTWE-LITEにエナジーハーベスト技術を組み合わせることで、電池不要のIoTデバイスを実現した。

【新製品】「電池不要」軽く振るだけで電波を飛ばせる。バッテリーレス無線タグ TWE-LITE SWING(トワイライト・スウィング)https://t.co/k1TxQZ5Cr1 pic.twitter.com/UUgiP4LZxx— モノワイヤレス株式会社 (@monowireless) 2016年10月28日

手に持って軽く振るような弱い動きで発電するから、ウェアアラブルデバイスとしても使える。

Fabrication

2016.11.02

レーザーカットを行う際の5つの注意点

このほど私たちは、Sculpteoにてレーザーカットサービスを開始した。レーザーカットは正確で、繰り返しの作業に強く、経済的であるとった利点が多いが、いくつか知っておくべきことがある。私たちのサービスを利用するときもそうだが、自宅でレーザーカッターを使うときも同じ注意点を考慮してほしい。

1. レーザーカッターはベクターファイルのみに対応する

単なる絵やベクター化されていないドローファイルでは、レーザーカットやレーザー彫刻はできない。必要な情報が含まれていないからだ。

Electronics

2016.11.01

Star Simpsonの “エレクトロニクスな人生” をはじめるために必要な5つのこと

14歳のとき、私は始めてエレクトロニクスの本と出会った。Tandy Corporation、後のRadio Shackが出版したものだ。当時はわからなかったが、それが私のエレクトロニクスへの理解の基礎となり、そしてエレクトロニクスは、私の人生においてとても重要なものとなった。

私は先日、Circuit Classicsを発表した。これは、回路デザインの初心者向けの教育用サーキットボードだ。私は自分が最初の一歩を踏み出したときのことを思い出し、どのようにエレクトロニクスを学んできたかを考えながら、これを開発した。

Science

2016.10.31

バイオデザインとバイオ素材

これは、バイオハッキングに関する連載の3回目だ。これまでの記事は、第1回目が「バイオハッカーの冒険」、第2回目が「生きた細胞でプロトタイピング」だ。これからも続く予定。

「デザインの未来は、環境に存在する材料を使う未来であり、それがウェアラブルであれ、車であれ、建物であっても、自然の生態系に組み込むことのできる環境の性質や関係性を変化させることでデザインできる世界だ。

Kids

2016.10.28

「Scratch Conference 2016」を終えて — Scratch 3.0、日本のアクティブ・ラーニングの進め方:阿部和広さんインタビュー(後編)

青山学院大学客員教授の阿部和広氏へのインタビューの後半は、「Scratch@MIT Conference 2016」で公開された次世代Scratch(Scratch 3.0)の概要と、6月から一般販売を開始した教育用レゴ「WeDo 2.0」について話を聞いた。新しい教材や教員向けサービス、多彩なデバイスへの対応など、学習環境が整備されていくなか、子どもたちが自ら作って学ぶために留意すべき点とは。

Kids

2016.10.28

「Scratch Conference 2016」を終えて — パパート氏の構築主義は世界中へ浸透している:阿部和広さんインタビュー(前編)

2016年8月4~6日、教育用プログラミング環境Scratchの国際会議「Scratch@MIT Conference 2016」が米ボストンのMITメディアラボで開催された。本イベントに参加された青山学院大学客員教授の阿部和広さんに、Scratchの現在と未来、日本におけるプログラミング教育の課題について、話を聞いた。(構成:松下典子、Scratch@MIT Conference 2016の写真提供:阿部和広さん)後編はこちら

メディアラボにおけるScratch Conferenceの開催は2年に1度で、世界最大規模のものとなる。