Electronics

2015.06.01

小さくてかっこよくなったMakey Makey Goは19ドル

Text by Donald BellTranslated by kanai

Makey Makey Go
写真提供:Joylabz

Makey Makeyに弟分のMakey Makey Goが生まれた。私たちも大好きなこのインターフェイスボードは、日常のものを使ってコンピューターを操作するためのものだ。

この、USBメモリー型のデバイスは、ちょうど3年前にMakey Makeryを作って2012年のMaker Faire Bay Areaに出展したJay SilverとJoylabzの新製品だ。新バージョンの主な相違点は、入力がひとつであることと、価格が安いことだ。19ドルで(Kickstarterでは、予約販売中だ)、11月の出荷が予定されている。オリジナルのMakey Makeyも、Makey Makey Classicという名前で、49ドルでこのまま販売が続けらえる。

「この3年間、私はMakey Makeyはもっとシンプルにできるはずだと考えてきました」とSilverは「Make:」のインタビューに答えて話している。Makey Makey Goでは、つねに身につけておきたいようなものを作ることができ、価格も安く、使い方も簡単になりました」

しくみ

Makey Makeyを使い慣れている人なら、Goはオリジナル版を小さくシンプルに安くしたものだとすぐにわかるでしょう。ボードの片側にはUSBプラグが付いていて、コンピューターのUSBポートに直接挿入できるようになっている(Windows、Mac、Linuxに対応)。コンピューターから見れば、Makey Makeyは単なるUSB接続のキーボードかマウスに見えている。

Makey on fridge
背面に磁石が付いているので、冷蔵庫の蓋にくっつけることができる

しかし、Makey Makey Goにはマウスボタンの代わりに、プラグとは反対側にワニ口クリップ(付属)用のコネクターがあり、さまざまな導電性素材を接続できるようになっている。そうした導電性素材を使って、マウスのクリックや、スペースバーや、登録した特別なキーの代役をさせることができるのだ。

Makey Makeyを使ったプロジェクトには3年間の歴史があるため、実用的なものからおかしなものまで、豊富な応用例が公開されている。たとえば、デジタルピアノの音をバナナで鳴らしたり、タブレットのカメラをアルミホイルの切れ端でコントロールしたり。

USBプラグとワニ口クリップコネクターとの間には、静電容量ボタンがある。ひとつはプレイボタンで、ボードを起動させる。もうひとつの歯車の絵が描かれたものは、コンピューターの入力のタイプを変更するためのものだ。

Makey close up
左から、セット、プレイ、プラス

デフォルトでは、Makey Makey Goに接続されたものは、すべてマウスクリックと判断される。歯車のボタンを1回タップすると、スペースバーとして判断されるように変更される。長押しすると、Joylabzから提供されている無料のウェブアプリを使って好きなキーを割り当てることができるようになる。

共同創設者のJay Silverは、新しいボードの入力をひとつにしたことについて、こう説明している。「入力の天井を下げたかったのですが、それによって、周囲の壁が広がり床も下がりました。より簡単に始められるようになったのです」

Classicにも居場所はある

Makey Makey Goがホットな新製品だからと言って、これまでのMakey Makeryが消えてしまうわけではない。Makey Makey Classicの最大の特徴は、Goにはたったひとつしなかい入力が12個あることだ(ただし、上、下、右、左、スペース、クリックの6種類が2セット)。なので、導電性の粘土でゲームコントローラーを作ろうと思えば、またはピーマンでピアノの鍵盤を作ろうとすれば、Makey Mkaey Classicのほうが向いている。

Makey Makey Classic
オリジナルのMakey Makeyには6種類の入力があり、価格は49ドル

コンピューターにUSBポートがいくつもあれば、Makey Makey Goを複数挿入して入力を増やすことができるが、最初から入力が多い49ドルのClassicのほうが断然お得だ。

新しいユーザー

Makey Makey Goは新製品であると同時に、新しいアプローチでもある。どちらのMakey Makeyも、物理的なものでデジタルなコンピューターの入力を操作するという点ではまったく同じだ。しかし、その扱いやすさからMakey Makey Goを選ぶ人も多いだろう。また19ドルという価格はなんと言っても魅力だ。

3年前にKickstarterキャンペーンを行ってから、Makey MakeyはMaker、子どもたち、ティンカラーたちの間で人気のアイテムとなった。とは言え、49ドルという価格は決して安くない。

そこで、19ドルのMakey Makey Goには別の役割がある。新しいユーザー、新しいMakerを呼び込むことだ。この価格なら、子どもたちがお小遣いを貯めて買うこともできる。教育者も、これなら教育費に上乗せしやすい。

Makey Makey Card Sword
Makey Makey GoをUSB OTGアダプターでスマホにつないで使っているところ

何を作る?

もちろん、Makey Makey Goの便利さを追求するならば、この「Make:」読者の集まるこの場所を置いて他はない。というわけで、みなさんからアイデアを募集したい。さらに、Makey Makey GoとArduinoやlittleBitsやRaspberry Piとの組み合わせはどうだろう。

原文