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2020.04.17

Maker Faire Kyoto 2020 Online|居心地がよく、誰もが出入りしやすいメイカーコミュニティを作るためのパネルディスカッション「メイカーの心得」 #MFKyoto2020

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編集部から:Maker Faire Kyoto 2020 Online|パネルディスカッション「メイカーの心得」を5月2日(土)13:00-14:00に開催します。その背景や内容について、大網 拓真さん(FabLab SENDAI – FLAT)に寄稿していただきました。なお、本セッションには、今野恵菜さん(山口情報芸術センター[YCAM]/乙女電芸部)、久保田晃弘さん(多摩美術大学情報デザイン学科)と城一裕さん(九州大学大学院芸術工学研究院/山口情報芸術センター[YCAM])にもご登壇いただきます。

当日の配信URL:https://youtu.be/fGNkhln2q2Q


お気に入りのマシンや道具をいつも使いやすい状態にメンテナンスするように、このコミュニティを居心地がよく、誰もが出入りしやすく保つためにはどうすればよいのでしょうか?

2010年代に盛り上がり始めた日本のメイカームーブメントは、ほぼ10年を経て、さまざまな課題や変化を迎えています。小林茂氏のパネルディスカッション「COVID-19以降の世界にメイカーが貢献できること」のためのフォーラムのように、物理的に距離がありながらも、オンラインで助け合ったり話し合ったりする場面が増えてきています。今後はこれまで以上に、見ず知らずの誰かと意見を交わしたり、共に何かを作る機会が増えてくるでしょう。

このセッションでは、そんな時代に向けて、これまでメイカーの間でつちかわれてきた自由な空気感を損なわずに、それをまだ体験したことのない人にも伝えながら、コミュニケーションを円滑に進めるための、「メイカーの“心得”」を皆で考えていきたいと思います。

しっかりとしたルールを決めることが目的ではありません。それぞれのコミュニティの特性や、その時々の社会状況に合わせていきながら、身近な仲間たちと「こんな雰囲気にしたい」とか「こういうふうに付き合っていきたい」と話すための出発点となるような“心得”を作ることから始めたいと思います。

これは、コミュニティの運営・管理者のためのものではなく、仲間や新しく入ってくれた人、さらにはコミュニティの外の人たちとも、それぞれの人が自分ごととして、メイカーコミュニティの在り方や課題を話し合う場を維持するためのものです。私たちはそれが、この“心得”をいつまでも生きたものとし、コミュニティを良い状態に保つための、重要な方法になると考えています。

参加を希望される方は、昨年末に開催された「Mini MakerCon Tokyo 2019」のクロージング・セッションの記事「メイカーのルール・オブ・コンダクト(行動規範)を作ろう」をご覧いただくと、より具体的なイメージが掴めると思います。ぜひ、このセッションに参加して、みなさんの意見を聞かせてください。(当日は、Twitterのハッシュタグ「#メイカーの心得」にてコメントを受け付けます)