Other

2019.10.02

書籍『生き物としての力を取り戻す50の自然体験』が 2019年度グッドデザイン・ベスト100を受賞

2018年7月に刊行されたMake:の書籍『生き物としての力を取り戻す50の自然体験』が、このたび2019年度グッドデザイン・ベスト100(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました! 本書は、自然への意識を変えるエクスペリエンスデザインが高く評価され、1,400件以上のグッドデザイン賞受賞デザインの中から、ベスト100に選ばれました。

■グッドデザイン賞審査委員による評価コメント
 この案件は、本のデザインではなく、自然への意識を変えるエクスペリエンスデザインを評価している。

Other

2019.09.26

「Maker Faireを持続可能にするには?」セッションレポート、そして議論の今後の展開について #MMFS2019

編集部から:この記事は、小林茂さん(情報科学芸術大学院大学[IAMAS]産業文化研究センター 教授)に執筆していただきました。

(Photo: Tomofumi Yoshida)

2019年8月3日、4日、二日間に渡って東京ビッグサイトで開催されたMaker Faire Tokyo 2019メインステージ最後のセッションとして「Maker Faireを持続可能にするには?」が開催された。

Crafts

2019.09.24

[蓼科の工房から]micro:bit+Raspberry Piで隣の小屋の室温をスマートスピーカーで聞けるようにする

標高1,300メートルの森の中のカフェ『ペロンタ』で出しているパンやケーキは、山小屋の隣に建てたパン工房で焼いている。パン工房は、広さは4畳半程度、天井高も2メートル弱と狭い。そのため、外気温の影響を受けやすく、夏の日中は暑く、冬はひどく寒い。秋になると、室温は簡単に10℃以下になり、冬は氷点下だ。

もちろん、工房には温湿度計を設置してあるが、厳寒の冬は、なるべく外に出たくない。母屋の中から工房の室温を調べられると便利だ。ということで、工房の室温データを無線で飛ばして母屋からチェックできるようにしてみた。

Electronics

2019.09.20

「toio」のAPIがオープンソース化された理由とその可能性

編集部から:この記事は、小林茂さん(情報科学芸術大学院大学[IAMAS]産業文化研究センター 教授)に取材・執筆していただきました。

撮影(以下、すべて):池ノ谷侑花(ゆかい)

2019年3月、ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、ロボットを使った新しいあそびのプラットフォーム「toio(トイオ)」を発売、同時にビジュアルプログラミング環境を公開した。続けて6月には詳細な技術情報やJavaScriptのライブラリを公開、発売から半年足らずで、メイカーをはじめとする様々な人々が活用し、作品やツールが次々と生まれている。

Electronics

2019.09.06

Raspberry Pi開発者たちが執筆した『Raspberry Piで学ぶコンピュータアーキテクチャ』は9月17日発売!

本書は、未来のプログラマ、コンピュータ設計者のために書かれた、Raspberry Piを題材にコンピュータの「仕組み」、コンピュータサイエンスの基本を学ぶ書籍です。Raspberry Pi開発者たちが、プロセッサ、メモリ、ストレージ、ネットワーク、オペレーティングシステム、プログラミング、3Dグラフィックス、オーディオ、そして入出力制御などについて、それらの歴史的な背景なども合わせて詳細に解説を行います。また、解説内容の一部は、実際にRaspberry Piで動かしながら学ぶことも可能です。

Electronics

2019.08.14

Maker Faire Tokyo 2019レポート#5|森とつながる、森の声を聞くプロトタイプデバイス

暑い中の開催だったMaker Faireだが、会場では涼しげな体験ができる作品もあった。森に設置したマイクから森の中の音を聞いたり、音がするほうに向くという鳥の習性を使ったデバイス。株式会社JVCケンウッド・デザインによる「森とつながるセンスウェアプロトタイプ」だ。

音を感知するとその向きに頭を向ける鳥のオブジェ、「Forest Bird」

まず、目を引いていたのは音のする方向に鳥のオブジェが向きを変える「Forest Bird」だ。

Electronics

2019.08.13

「たのしいmicro:bitコンテスト2019」Maker Faire Tokyo 2019にて決勝大会が行われました!

教育用マイコンボード「micro:bit(マイクロビット)」を使った作品コンテスト「たのしいmicro:bitコンテスト2019」の決勝大会が、8月4日(日)にMaker Faire Tokyo 2019の会場内で行われました。

「micro:bit」の作品コンテストの開催は、昨年に続いて今年で2回目。昨年の「micro:bitでつくってみよう!コンテスト」では7月上旬に受賞者が発表され、Maker Faire Tokyoの会場では表彰式だけが行われましたが、今年は4~6月に作品を募集し、7月上旬に一次審査通過作品を発表。

Electronics

2019.08.09

Maker Faire Tokyo 2019レポート#4|直径約8cm、45×120解像度の球体ディスプレイ「neon」の進化

Maker Faireでは連続出展のブースも多く、作品やプロトタイプの定点観測的な楽しみ方もできる。「今年はこう来たか」あるいは「ここまで精度が出ているのか」と毎年のバージョンアップが楽しめるのだ。その中から「neon」を紹介したい。

球体ディスプレイ

neonは2014年のハッカソンイベント(GUGEN x FlashAir Hackathon)で最優秀賞を受賞したチームが母体となっている。そこから、音楽と同期して発光パターンをコントロールできるボール「スマートジャグリング」の開発。

Electronics

2019.08.08

Maker Faire Tokyo 2019レポート#3|「網膜投影HMD」で未来のインターフェイスを体験する

新しい技術やデバイスを体験できるのもMaker Faireの大きな魅力の1つ。「未来を感じる」と人気だったのが株式会社QDレーザの「網膜投影HMD」だ。

網膜投影HMDでコミュニケーションする

VR以上の可能性があると言われているのがMR(Mixed Reality:複合現実)、そしてAR(Augmented Reality:拡張現実)だ。簡単に言うと、現実に見えている世界に仮想の映像を付加する技術。没入感という点では完全に視界が仮想空間となるVRが勝るが、MR/ARは現実世界を遮らないことから、人間の機能をサポート/拡張する幅広い用途での活用が期待されている。

Crafts

2019.08.07

Maker Faire Tokyo2019 レポート #2|フードテックが実現する培養肉や不思議な食品に次世代型食品リサイクル

回を追うごとにブースが増えているフードゾーン。このエリアでは空腹を満たすだけでなく、テクノロジーを駆使した調理方法や、不思議な食品によって好奇心も満たすことができる。今回は、そうした展示のなかからフードテックの文脈で面白かったものを紹介しよう。

細胞培養で「食肉」作りを実現するためのキットやマニュアル

動物を殺さない食肉を目指す「Shojinmeat Project」では、自宅できる培養肉に関する展示を実施。