Electronics

2018.01.11

「Google AIY Voice Kit」でAlexaのプロトタイプを作る

Raspberry Pi3を「AIスピーカー」に変身させるキット「Google AIY Voice Kit」が去年の暮れごろから秋葉原や日本橋でも買えるようになってきました。正月休みに作ってみた人も多いと思います。ハンダづけ不要の試しやすいキットですね。

このキットはGoogleのAPIを活用してボイスインタフェイスやアシスタント機能を試すためのものです。MagPiの編集による付属マニュアルには、Google Cloud PlatformやAssistant SDKを使うサンプルが紹介されています。

Electronics

2018.01.11

アフレルスプリングカップ2018が3月に東京と大阪で開催。申込締切は2月15日まで

アフレルスプリングカップ2018(ASC)は、教育版レゴ® マインドストーム® EV3、TETRIX®を利用した小中高大学生向けの自律型ロボットコンテスト。自律型ロボットによる国際的なロボットコンテスト、「WRO(World Robot Olympiad)」への出場を考えている競技者を応援するための大会で、2014年から開催されています。WROで行われる競技をもとにした競技内容になっているのが特徴で、主にEV3を使い始めたばかりのユーザーが参加する大会になっている、とのこと。

Electronics

2017.12.22

ESP32でTwitter APIを扱う方法

ESP32を深掘りしているmgo-tecさんの成果を紹介しましょう。ESP32だけを使ってTwitter APIにアクセスし、トレンドツイートを取得する方法を詳細に解説してくれています。複雑なOAuth認証やUTF16の処理もESP32上に実装されていて「ここまでできるのか!」という驚きがありました。開発環境はArduino IDEを使っているので、参考にしやすいですね。インターネットにつながるデバイス作りを考えている人にとっては貴重な情報の宝庫です。

Electronics

2017.12.19

Scratchと現実世界を音でつなぐ「いぬボード」は現在の日本の学校でも導入が容易な入出力拡張ボード

STEM教育では、プログラミングとハードウェアを組み合わせた、フィジカルコンピューティングの中で学ぶことが提唱されている。いぬボードは、子ども向けプログラミング環境Scratchでフィジカルコンピューティングを行うための入出力拡張ボードだ。NHKのEテレで放送中の「Why!?プログラミング」に登場した「ワンだふぉー」というハードウェアの製品版で、価格は1,944円。ほかにUSBケーブルとオーディオケーブル×2がセットになった「いぬボードキット」(2,700円)、ケーブル類とミニブレッドボード、LED×2、ジャンパーケーブル×2付きの「いぬボードをはじめようキット」(3,200円)の3製品がスイッチサイエンスより発売中だ。

Electronics

2017.12.13

サンフランシスコにスマートフォンのコンピューティングパワーを分け合う世界初の市民IoTネットワークが誕生

サンフランシスコの街に、新しいタイプの無線ネットワークが広がりつつある。スマートフォンの利用者のためのネットワーク、Noodle! Coinsだ。省電力型Bluetoothを使用し、クラウドソースのMakerデバイスによって接続性を高める、データのアップロードが劇的に安くなる遅延耐性ネットワークだ。アプリをインストールすれば、誰でもこの市民ネットワークに参加できるようになる。

これまで、Makerがつながるためにはお金がかかった。セルラーモデムは月額料金が5ドルから10ドルするし、電源を確保するのも大変だった。

Kids

2017.12.06

LED、多彩なセンサー付きですぐに動かせる「micro:bit」は、ブロックエディタとJavaScriptエディタをすぐに切り替えられる開発環境も魅力

プログラミングというと、パソコンやスマホの画面上で動く、バーチャルなソフトウェア、というイメージがあるが、実は、プログラミングは生活の中にあふれる身近なものだ。現代の洗濯機や掃除機、冷蔵庫、電気シェーバーやドライヤーなど、あらゆる家電には、プログラムが組み込まれた小さなマイコンが搭載され、便利な機能を提供している。

STEM教育では、ただ画面上でプログラムをつくるだけでなく、現実のモノを動かし、暮らしに活かせる技術として体験しながら学ぶことが大切だ。

Electronics

2017.11.30

Trinket M0ではじめるCircuitPython

いま一番「はじめやすい」マイコンボードはどれでしょう? やっぱりArduino Uno? micro:bitに勢いがある? やりたいことがたくさんあるならRaspberry Pi Zeroかも?

はじめやすさの基準を、必要な事前準備と予備知識の少なさに置くならば、上記に加えてCircuitPythonボードという新しい選択肢もあるんじゃないだろうか……というのがこの記事の論旨です。

Electronics

2017.11.22

盗聴器と位置特定装置をUSBケーブルのプラグに内蔵した「スパイ・インプラント」

この話は、私に「スパイ・インプラント」や「トリクルダウン・スパイ技術」に関する興味を沸き立たせた。Boing BoingのCoryが教えてくれた技術解析の記事だが、平凡なUSBケーブルにGSM通信方式を使った盗聴器が仕込まれたS8データライン・ロケーターというケーブルを分析している。
少し前、Joe FitzがS8データラインロケーターのことをツイートしていた。彼はこれを「トリクルダウン・スパイ技術」と呼んでいた。国家安全保障局のスパイ道具を思わせるからだ。

Electronics

2017.11.16

たくさんのArduinoが歌う手作りシンセ「Vocaluino」

mkomaさんの作品を紹介しましょう。Arduinoとヤマハの音源IC YMZ294で作った12チャネル36音シンセ。AquesTalkを使って歌もうたいます。ブレッドボードに2個ずつArduinoが載っているのが見えますね。紛れもない力作です。コメント欄で、MIDIからAquestalkのピッチに変換するスケッチが公開されています。

開発の過程はプレイリストとしてまとめられています。

Electronics

2017.11.15

90年代後半のPCをレストアするだけの動画が楽しい

1998年製のPackard Bell Multimedia PCをレストアするという18分もの動画が、こんなに面白いとは思わなかった。少なくともこれは、私にとっては記憶の道筋を辿る懐かしのテクノの旅だった。私もこんな安物PCで遊んでいた。言うなれば、90年代のVolksPCだ。それは、私がアップグレードしたり、あちこちいじり回したりした最初のコンピューターだった(CPUや電源やメモリーやドライブを換装したりした)。自分でTVカードをインストールした最初のPCでもあった。