Electronics

2017.08.09

Maker Faire Tokyo 2017レポート:セメダインの導電性ペースト「SOLDINE DRAW」と導電性接着剤「SOLDINE CONNECT」は電子工作へのハードルを下げる

接着剤のセメダイン株式会社がMaker Faire Tokyo 2017に出展したのは、回路のハンダ付けを不要にする導電性ペースト「SOLDINE DRAW」と導電性接着剤の「SOLDINE CONNECT」である。

「SOLDINE DRAW」と「SOLDINE CONNECT」はMaker Faire Tokyoでテスト販売

「SOLDINE DRAW」で回路を描き、そこに「SOLDINE CONNECT」でパーツを接着すれば電気回路が完成する。

Electronics

2017.08.07

Maker Faire Tokyo 2017レポート:ソニーがGPS受信機、ハイレゾ音源対応のオーディオコーデックを内蔵したIoT向けプロセッサ「SPRITZER」を初披露

ソニーセミコンダクタソリューションズがMaker Faire Tokyo 2017で初披露したのは、IoT向けプロセッサ「SPRITZER」を実装したマイコンボードのプロトタイプである。Arduino Nanoほどの小型の基板に各種のIOポートのほか、各種の地球測位システムに対応したGPS受信機、ハイレゾ音源対応のオーディオコーデックを内蔵している。

メイン基板とは別に、Arduino UNOとピン互換にする親基板も展示されている。

Electronics

2017.08.02

Massimo Banziらの会社による買収でArduinoは新しい時代へ:Massimoは会長に就任

Arduinoの共同創設者、Massimo Banzi、David Cuartielles、David Mellis、Tom Igoeは、彼らの会社、BCMIがArduino AGを買収したと発表した。

Massimo Banziは会長とCTOを兼任し、新しいCEOにはFabio Violanteが就任する。Arduino AGのCEOだったFederico Mustoは会社を離れることになった。

広報資料より抜粋:

「これはArduinoの新しい時代の始まりです。

Electronics

2017.07.27

Maker Faire Tokyo 2017 Highlights #03 ロボットゾーン ― 全自動メガネ洗浄ロボからパーソナルモビリティまで多様なロボットが登場

いままで見たことも聞いたこともないような個性派ロボットがたくさん集結するのも、Maker Faire Tokyoの特色です。どんなロボットなのかは、実演を見てのお楽しみ! いつも通りに、日常生活に笑いと便利をもたらすジョークロボット(けっこう仕掛けは大がかり)、コンテスト出場の競技ロボット、企業部活の人たちが取り組む福祉ロボットなど、多くのロボットたちもスタンバイしています!

人の温もりを感じる代筆ロボット
HERO Consulting|手書き風の手紙を代筆するRobot 

直角座標系ロボットと万年筆などの筆記具を使った手書き風の手紙の代筆サービス事業を検証している「HERO Consulting」。

Electronics

2017.07.26

Maker Faire Tokyo 2017 Highlights #02 エレクトロニクスゾーン ― 「自動野鳥観測システム」など、AI、画像認識を利用した作品が大幅に増加

世界中で開催されているMaker Faireの中でも、東京の名物はエレクトロニクス! 毎年全国から多くのMakerが、ここを目指して集います。今年の傾向は、AI、画像認識を活用した作品やIoT関連の作品が急増していること。AIでは、昨年注目を集めた「きゅうり仕分け」機の新型、3号機が登場です。IoTではさまざまなアイテムが出展されますが、特に障害者や老人向けの“思いやりデバイス”に注目してください。また、企業の人たちが部活動のようにメイキング活動をする “企業内部活” 系からの出展もどんどん増えています。

Electronics

2017.07.20

手作りのハブダイナモ充電器

自転車旅行を愛するUjiie Kojiさんは、キャンプ泊のある旅路でスマホの充電方法に頭を悩ますことがあった。この問題に対する解決策は、ハブダイナモ充電器の自作。試行錯誤の過程は下記のページに詳細に記されている。回路図や実走による性能評価が参考になる。お遍路旅行中に抵抗器が焦げたりする開発過程の記録も面白い。この充電回路によって、「走り続ける限りスマホの電池切れを心配することは無くなった」という。

Electronics

2017.07.19

Makerが「ボード」に求めるもの — 小さくてシンプルなツールを開発するべきだ。巨大なモノリスは必要ない

ここ数年の間に、マイクロコントローラーボードとシングルボードコンピューターの数と種類が一気に増加した。ちょうど1980年代前半、安い家庭用コンピューターが登場して、その数と種類が爆発的に増えたときと同じように、今日のマイクロコントローラーボードの数の増加は、メーカーによる機能とフォームファクターの実験が繰り返されてきた結果のように思える。

だが今は時代が違う。マイクロコントローラーの数の増加が私たちを導いてゆく方向は、あの時とは異なっている。

Kids

2017.07.18

タミヤ「カムプログラムロボット工作キット」は3,456円という価格でロボットプログラミングを普及させるきっかけになるか

2020年からのプログラミング教育の必須化を受け、一部の学校や塾ではプログラミング教育が始まっている。とりわけ人気が高いのは、レゴ・マインドストームやWeDo 2.0、KOOVなど、ロボット工作とプログラミングを組み合わせた教材だ。これらのロボットプログラミング教材は数万円台と高価で気軽に手が出せなかったが、徐々に安価なロボット工作キットが出回り始めてきている。そのひとつが、タミヤから8月12日ごろより全国発売予定のプログラミング教材「カムプログラムロボット工作セット」。

Electronics

2017.07.14

初心者パパが作ったとびきりの宇宙船型二段ベッド

Pete Dearingは、宇宙船型二段ベッドのインタラクティブなコックピットで、今年のMakerパパ大賞間違いなしだ。

彼の息子たちはボタンで遊ぶのが大好きだ。「エレベーター、リモコン、携帯電話、とにかく大好きなんです」と彼は言う。そこで、スイッチやボタンをいくつか使って、工具箱の中に電源を仕込み、その蓋に簡単なコントロールパネルを作ってやった。すると子どもたちは、もっとボタンが欲しいと言い出した。そしてDearingは、もっとちゃんとしたものを作ってやろうと決めた。