Electronics

2018.02.19

ファービー・オルガンを見るまでキミは真の恐怖を知らない

ミュージシャンでマッドな発明家のLook Mum No Computerこと、Sam Battleは、なんとも恐ろしい音を奏でる「ファービー・オルガン」を開発した。マイクロコントローラーで制御された45匹のファービーは、オルガンのキーボードに合わせて歌う。このファービー・オルガンの強烈なサウンドにご注意あれ。

それぞれのファービーには、Arduinoが2基ずつ備えられている。1つはファービーの動きのシーケンスを制御するもので、もう1つはオルガンのキーを押したときにファービーが出す音の発生と制御を行う。

Electronics

2018.02.16

一眼レフカメラとRaspberry Piで毎朝の記念撮影

デジタルカメラをUSB経由で操作するライブラリgphoto2の使い方がよくわかるページを紹介。

もやし工房 – 一眼レフカメラをRaspberryPiからリモート制御する話

Raspberry Piでの導入から自動化までが詳しく解説されている。対応しているカメラならば、設定の変更、撮影、画像の転送といった一連の撮影作業がコマンドラインから行える。Python用のライブラリも用意されているので、他のデバイスと連動するプログラムを組むことも容易にできそうだ。

Electronics

2018.02.14

偉大なる小さなチップ「555タイマー」の歴史と入門プロジェクト

1970年、まだシリコンバレーの肥沃な大地に根を下ろした企業が5社にも満たなかったころ、Signeticsという企業がHans Camenzindというエンジニアのアイデアを買い取った。大発明というわけではないが、23個のトランジスターと大量の抵抗を使ったプログラム可能なタイマーだ。その最大の特長は、汎用性と安定性とシンプルさなのだが、これらは最初のセールスポイントの陰で色あせて見えた。同社は、当時最新の集積回路の技術を用いて、すべてをシリコンチップの上で作り直すことにしたのだ。

Electronics

2018.02.13

新刊『エレクトロニクスをはじめよう』は2/24発売!(なぜ、どのようにして、35年前の技術書の日本語版を出版したのか)

書籍紹介

本書は、エレクトロニクス(電子工作、電子工学)初学者のための入門書です。電気の基礎から、スイッチ、抵抗、コンデンサーなどの基本的な電子部品、ダイオード、トランジスターなどの半導体、そしてデジタルICなどについて、その原理と基本的な使い方を紹介しています。原書は1983年に出版、手書きの文字とイラストの親しみやすいスタイルで、今でも変わらないエレクトロニクスの基本原則が丁寧に語られ、130万部を売り上げました。そして現在でも多くの読者に愛用されています。

Electronics

2018.02.09

コイルとイヤホンだけで電源不要の「塹壕ラジオ」を3Dプリンターで復活させよう

大人だったら、塹壕(フォックスホール)ラジオをいじった経験があるだろう。釘を打ち付けた木の板に、ヘタクソに巻いたコイルと安物のイヤホンというのが塹壕ラジオのイメージだ。第二次世界大戦中に、兵士が塹壕の中であり合わせの部品で作ったことから、その名前が付いた。

その当時のデザインに魅了されたSage Hansenは、ハンダ付けなしで作れるように、フレームを3Dプリントすることを思いついた。彼は手間ひまをかけて、下の動画を製作してくれた。AM(振幅変調)ラジオの原理も説明されている。

Electronics

2018.02.08

ArduinoとIRカメラと段ボールで作るバイオリン型の楽器

NINTENDO LABOが待ちきれないIida Naohiroさんが作った段ボール紙ベースのバイオリン型楽器。ポイントは、赤外線ポジションカメラと赤外線LEDを使って位置検出を行っているところ。シンプルなハードウェアで実用性の高いユーザーインタフェイスを実現している。

ソースコードと回路図はGithubで公開されている。

NaohiroIIDA/IRCameraMidi

より詳しい作品解説はこちら。

Electronics

2018.01.25

micro:bit版MicroPythonの日本語リファレンス

MicroPythonの実行環境にはいくつかの系統がある。まず、Damien Georgeさんのpyboard。これが元祖。GeorgeさんはESP8266/32ボードもサポートしている。そのほかの入手可能なボードとしては、AdafruitのCircuitPython系ボード、Pycomの様々な無線規格に対応したボード群、そしてmicro:bitがあげられる。

日本国内での入手性と扱いやすさを考慮すると、micro:bitが勧めやすい。有志の尽力により日本語リファレンスも充実している。

Crafts

2018.01.23

服飾学校の生徒でも使えるStitchKitが叶える学校でのエレクトロニックファッションショー

エレクトロニクスがどんどんファッション界に進出している。この数年間で、シンプルなアイデアだったメイカーファッションが、世界的な現象にまで発展した。今では、デザイナーも学生も、StitchKitを使って高度な作品が簡単に作れるようになっている。

これは、今までファッションテックが難しすぎると思っていた人たちに扉を開くシステムだ。StitchKitには、プログラム可能なボードと、いくつかの部品が含まれている。このボードには配線が引っ張られたときに、ハンダ付けした部分が簡単に外れる安全対策も施されている。

Electronics

2018.01.18

ProcessingでQRコードを読み書きする

ZXingP5はProcessingでQRコードの読み書きを可能にするライブラリ。enkatsuさんが、JAVAのQRコードライブラリZXingをProcessingで簡単に使えるようにラッパーを作って公開してくれた。

ProcessingでQRコードを使う

このライブラリの特徴は、QRコードから文字情報を取り出すだけでなく、四隅の座標も一緒にデコードしてくれるところ。つまり、QRコードの向きがわかる。

Electronics

2018.01.17

ESP 8266でApple Iをエミュレート

昔のコンピューターのエミュレートは、教育的でもあり、悪知恵の利くハッカーにとっては絶好の遊びだ。自分のシステムをユニークなものにしたいと人々が考えはじめるようになってから、数多くの挑戦がなされてきた。その形は、特別なケースに収めたり、最新のハードウェアで走らせたりといろいろだが、ここに紹介するApple Iエミュレーターはじつに意外なスタイルだった。

Hrvoje Cavrak(フルボイエ・カブラック)のEsppleプロジェクトは、ESP 8266でApple Iをエミュレートするというものだ。