Electronics

2017.06.16

レトロなテレビ、Sharp 3S-111WをRaspberry Piでゲームコンソールに改造

Ben Heckを始めとする多くの人たちが、プラスティックと複雑な電子機器を使って、びっくりするようなゲームシステムを自作しているが、あんなすごいモノを自分で作るなんてとても無理だと思っている人も多いだろう。そこで、最低限のスキルと労力で作れる簡単プロジェクトを紹介しよう。

Piのおうち

Raspberry Piにレトロゲームのエミュレーターをぱんぱんに詰め込んでいるのは、私だけではないと思う。そいつは、我が家のテレビキャビネットの上に鎮座し、私や息子たちが、昔のゲームをプレイしたいという欲求に耐えられなくなるのを待っている。

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2017.06.16

Micro:bit財団のCEO、Zach Shelbyが語る子ども向け教育イニシアティブ

昨年、BBCは素晴らしいプロジェクトを実現した。小型の組み込み型コンピューターを英国中の100万人に近い小学生に配布したのだ。その目的は、すべての子どもたちにデジタルな創造性を芽生えさせ、彼らにコーディングを体験させることで、STEM関連の職業への関心を高め、技術に対する自信を身につけてもらうことにある。

BBC Micro:bitと呼ばれるこの手の平サイズのコンピューターには、ARM、Bluetooth、MEMS方向センサーが搭載され、子どもや教師にも簡単に使えるウェブの開発環境が用意されている。

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2017.06.15

「声」のある電子工作をカンタンにするHEARTalk UU-001

「HEARTalk」は、機械との自然な会話を実現するヤマハの技術。人間の呼びかけ音声の音楽的要素をリアルタイムに解析し、機械の応答音声の強さ、抑揚、間、高さを自然にコントロールすることができる。この技術を自作のデバイスやロボットに導入できるよう開発された小さなボードがHEARTalk UU-001(ハートーク ユーユーゼロゼロイチ)だ。

企画は電子楽器「ウダー」でおなじみの宇田道信氏。販売はスイッチサイエンス。ヤマハは技術協力という形で参加している。同社の立ち位置については、下記のプレスリリースを読むとわかるだろう。

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2017.06.13

Micah Tollの新刊『DIYリチウム電池』でリチウム電池を自作しよう

クアッドコプターや小型のロボットの電源には、市販の電池を使用するのが普通だ。しかし、ぴったりくる製品がないことも多い。電圧や容量の問題だったり、単にケースや機体に収まらないという問題もある。もちろん、電池がうまく収まるように本体を作り直すという手もあるが、電池のほうをデザインに合わせられるなら、そのほうがよい。

これは、Micah Tollの新刊『DIY Lithium Batteries(DIYリチウム電池)』の元になっている考え方だ。

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2017.06.01

ESP32で外付け回路不要のオーディオ出力

Hiroshi Narimatsuさんの成果を見て、WiFi/BLE内蔵マイコンモジュールESP32をもう何個か買うことにしました。内蔵のI2S(オーディオ出力用のインタフェイス)と内蔵のDAC(デジタル信号をアナログ出力するコンバータ)を組み合わせて、外付け回路不要(カップリングコンデンサ2個とオーディオジャックのみ接続)のオーディオ出力を実現しています。こんな使い方ができるんですね。数百円の小さなモジュールだけで音楽や声を再生できるということですな。オーディオフォーマットは44.1kHz/12bitステレオ。

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2017.05.29

八ヶ岳のパン工房をDIY #3 — 物置小屋をパン工房へ改装

編集部から:新刊『マイクロシェルター』の世界を身近に感じていただくために、このmakezine.jpに記事を書いていただいている松下典子さんが実際に工房を作った際の経験を3回シリーズの記事として寄稿していただきました。

筆者は、ライター業のかたわら、八ヶ岳でカフェを経営している。カフェで提供しているパンやケーキは、物置小屋を改装したパン工房で焼いている。物置小屋は2007年から2008年にかけてDIYしたもので、第1回では整地と基礎工事、第2回では物置とガレージの建設を紹介した。

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2017.05.26

八ヶ岳のパン工房をDIY #2 — ガレージと物置小屋の建築

編集部から:新刊『マイクロシェルター』の世界を身近に感じていただくために、このmakezine.jpに記事を書いていただいている松下典子さんが実際に工房を作った際の経験を3回シリーズの記事として寄稿していただきました。

筆者は、ライター業のかたわら八ヶ岳でベーカリーカフェ、ペロンタを経営している。パン工房は、パートナーがDIYしたガレージ併設の物置小屋を改装したものだ。前回は、パン工房に改装する前の、物置小屋の基礎からステージの製作までの話を書いた。

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2017.05.18

Raspberry PiからGoogleに声で質問し、声で答を受け取る

Google Assistant SDKを使うと、声でGoogleに質問を投げかけ、その答を声で受け取ることができます。“OK Google”と同様の機能を自分のプロジェクトに組み込む方法と言えるでしょう。先月末、このSDKが一般向けに公開されました。Raspberry Pi3とPythonライブラリを使って試すことができます。ただし、理解してもらえるのは今のところ英語だけ。日本語で話しかけると、トンチンカンな答が返ってきます。ひと言、ふた言の「会話」でも機能を実現することができるので、興味のある人はまず英語でテストしてみましょう。

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2017.05.17

引退したロボットアーム、ウォルターの「悲劇」

下の動画にあるように「旧式の工業用ロボットの71パーセントは、自分の仕事に意味を感じなくなっている」という。80年代のコンピューターを立ち上げて、とっくに時代遅れになったケーブルで彼らと会話するなんて、工場のエンジニアにとっても楽しいことではない。しかし、ウォルターの悲しい話を聞けば、考えが変わるかもしれない。

ウォルターは、50年代の旧東ドイツでよく見られたスタイルの6軸ロボットだ。2人の若い娘といっしょに暮らしているが、ほとんど無視されている。

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2017.05.11

1,000円未満で買えるRaspberry Pi用表示デバイス

HDMIケーブルでディスプレイをつなぐのではなく、直接Raspberry Piに表示機能を持たせたくなった事はありませんか? 純正の7インチディスプレイが使えればいいんですけど、ちょっと費用と手間がかさみます。できれば1,000円未満で済ませたい、しかもなるべくカンタンに……という場合に使えそうな表示デバイスを2つほど見繕ってみました。

秋月電子通商の『Raspberry Piキャラクタ液晶ディスプレイモジュールキット』なら、820円で8×2文字のLCDとRasPi用の変換基板が手に入ります。