Science

2011.02.08

イギリスの技術者が自分の大動脈のインプラントを自作

たしかに、Tal Golesworthyは高名な医師グループのひとりで、医療映像技術の専門家として相談を受ける立場にいる人だけど、彼はこう書いている。「もしダモクレスのメスが胸骨の上に吊されていたとしたら、なんとかしようと思うだろう。だからそうしたのだ」 運命的な診断から手術が成功するまでたったの2年。インプラントは、Golesworthyの心臓のデジタル画像を元に設計され、ラピッドプロトタイピング技術で製作された。詳しくはこちらをどうぞ。The Engineer(英語)。

Fabrication

2011.02.02

BotCaveで何が起きているのか?

MakerBotの共同創設者でMakeの元筆者Bre Pettisが、MakerBot.comに「what goes on at the BotCave(BotCave で何が起きているか)」という長い記事を書いている。
MakerBot Thing-O-Maticを注文すると、届くまでに7週間と言われる。言い換えれば、7週間で納品するのが我々の目標なのだ。MakerBotでは非常に多くの業者から200種類以上のパーツを調達して作られる。業者からの部品が納期に届けばいいが、届かないことのほうが多い。

Electronics

2011.01.26

Make-A-Bot – MakerBotのリミックス版

MITの学生、ChArLeSが、彼の最新プロジェクトである3Dプリンターについて報告してくれた。私がDIY 3Dプリンターゲームに初めて参戦したのが、ふざけた名前のMake-A-Botからだ。似たような名前の市販キットからたくさんインスパイアされている。これは熱溶融樹脂法/熱溶融フィラメント製造法タイプのマシンで、溶かして糸状(フィラメント)にしたプラスティックを連続して押し出して、薄い層を描きながら重ねていく。この方式は、すぐに使える構造パーツを作ることができる。

Fabrication

2010.12.28

電池ホルダーを自分でプリント

Nikolaus Gradwohlは、自作ガジェットのための電池ホルダーを毎回買っていることに疑問を感じ、パラメータ化可能な電池ホルダージェネレーターを製作した。もちろん、これを実物にするには3Dプリンターが必要なんだけど、電池ホルダーを自分でデザインするって考え方がいいね。自分のプロジェクトにぴったりの形で作れるんだからね。

Electronics

2010.12.21

2010年版オープンソースハードウェア徹底ガイド

写真:The Egg-Bot CNC art robot
2010年版オープンソースハードウェア徹底ガイドができました。オープンソースハードウェア(OSHW)ができはじめたころ(5、6年前)は、すべてのプロジェクトを集めてギフトガイドを作ることができた。プロジェクト数はせいぜい数百で、ちょっとのガイドで網羅できたのだが、今はその数も膨大になり、この時期にタイムリーに、きちんとした形でガイドにまとめるのは、とてもひとりの手には負えなくなってしまった。というか、ひとつのサイトには収まりきれない。

Fabrication

2010.11.19

レーザーカットで作ったマーズローバー (現物)

今年の4月に私はマーズローバーの設計図とキット、そしてWoodMarvels.comから発売されている精巧なレーザーカット木版によるキットの話を書いた。あのときは、彼らのサイトの写真が全部CGだったので、誰かこの複雑な模型をホントに作って、実物をこの現実世界で見せてほしいと、ちょいと意地悪な書き方をしてしまった。そうしたら、Make仲間でCNC加工業者のAngus Hinesがその設計図を広げて、自分の機材で切り出して、組み立てて、火星表面のような赤土の上に置いてクールな写真を撮ってくれた。

Electronics

2010.11.12

Beautiful Modeler – iPadで3Dモデリング

Beautiful Modeler(英語) – iPadで3Dモデリングができるようになる。Beautiful Modelerは、iPadなどのマルチタッチコントローラーを使ってジェスチャーによる3Dモデリングを行うためのソフトウェアツールです。それぞれの指がモデルの頂点を個別に動かします。また、複数のレイヤーを使うことで、三次元の厚みを作ります。コントローラーは無線でネットワークに繋がっているため、視点を自由に変えて作業できます。

– Phillip Torrone

訳者から:これいいわー。

Electronics

2010.10.27

自家製高解像度DLP式3Dプリンター

このリンクはシンガポールのJunior Velosoから送られてきたものだ。彼は感光性樹脂を使った驚くべき自家製3Dプリンターを開発した人物だ。従来の光造形法では、紫外線レーザーでスキャンして1層ずつ樹脂を固めていくというものだったが、DLPプリンターも似てはいるが、図に示したように、マイクロミラーを使ったビデオプロジェクターで層に光を当てる。Junior が開発したのは、1層あたり4~8秒間感光させるため、全体のプリントには数時間を要する。また、感光層を透過した光の「シャドーイング」を防ぐために、不透明樹脂を使用する必要がある。

Fabrication

2010.10.26

東京芸術大学 芸術情報センター課外講義「レーザーカッターの切りだす未来」

東京芸術大学 芸術情報センターの城さんから連絡をいただきました。
東京藝術大学芸術情報センターでは、このたびコンピュータアトリエへのレーザーカッター Epilog Mini 24 の導入に伴い、各方面での先駆的な実践者の方を招いての実演+プレゼンテーションによる課外講義「レーザーカッターの切りだす未来」を行ないます。レーザーカッターは、切断・マーキング・彫刻加工を行う機材です。レーザーカッターの出力を調整するだけでアクリル、木材、布、紙、革、ガラス、ゴム、食品など、幅広い素材のレーザー加工が可能です。

Fabrication

2010.10.07

World Maker Faire New York 2010の素敵な瞬間

毎年、私はMaker Faireでのエピソードや素敵な「瞬間」をスタッフから集めて読者に公開しているが、それをきっかけに見学に来られたみなさんから素敵な瞬間を聞くことを楽しみにしている。今回は、World Maker FaireのMaker Mediaスタッフから話を聞いた。みなさんは、見学に来られましたか? 素敵な体験はありましたか?
上の写真は、Most Useless Machine(Make英語版 Vol.23に作り方が掲載されている「もっとも役に立たない機械」) に夢中になる子供たちの表情だ。