Fabrication

2010.05.06

CupCake CNCを作る — Part8: Xステージの製作

おっと、連休(とその後始末)で、すっかりプロジェクトが遅くなってしまった。だが、もう休暇はおしまいだ。CupCake CNCの製作に戻ろう。今回は、Xステージを作る。これも非常に簡単なパーツだ。1、2 時間で完成してしまう。上の写真は、出来上がったXステージをウチのQAが最終検査しているところだ。幸い、検査は満点で合格した。

第一のステップはXリブに2つのXクランプを使ってベルトを取り付けるというもの。キットに付属している264歯のベルトは、ちょっと長すぎる。ホントにちょっとだ。

Fabrication

2010.03.23

巨大3Dプリンターは建物だってプリントできる(理論的には)

Blueprint Magazineにすごいマシンの記事が載った。ピサ近郊の工業団地の小さな工房に、建物もプリントできるマシンがある。この機械自体は自動車工場向けの試作品のように見る。4本の柱が、それぞれ独立してひとつのアーマチュアを支えている。砂まみれのコンピューターにインストールしたCADソフトの指令で、アーマチュアは砂山の上数ミリのところを移動する。その底面には数百のノズルがあり、マグネシウムを基本とする溶剤が吹き出す仕組みだ。作業は4段階の工程で進められる。

Fabrication

2010.03.17

書評:『ものづくり革命 パーソナル・ファブリケーションの夜明け』

日本語版編集から:上の写真は、『ものづくり革命 パーソナル・ファブリケーションの夜明け』の原書『FAB』のものです。
MIT Center for Bits and Atomsの所長を務める Neil Gershenfeld(ニール・ガーシェンフェルド)が 「How to Make (almost) Anything」(”ほぼ” あらゆる物を作る方法)という講義を行ったとき、受講生のあまりの多さに仰天した。とくに驚かされたのは、そのほとんどが理論的研究に関する授業を取っておらず、学歴条件も満たしていなかったにも関わらず、物作りを夢見ていた学生たちであったことだ。

Fabrication

2010.03.15

CupCake CNCを作る — Part 7: Yステージの製作とZステージの調整

Yステージの製作に入る前に、Zステージの水平を調整しておこう。これはとても簡単な作業だ。Zステージのネジ棒のナットを回して、すべてのナットが同じ高さになるように合わせればいい。ネジ棒には、ナットをひとつ余計に通してあったよね。私はシャープペンを定規がわりに使ったが、何を使ってもいい。とにかく、すべて同じ高さになればいいのだ。注意:他の人、または猫にも見てもらえば正確にできる。

ではYステージの製作に入ろう。30分程度のとても簡単な作業だ。ただし、ひとつだけ注意点がある。一部の部品は、レーザーの刻印が裏に入っている。

Fabrication

2010.03.12

Maker Business: Magnolia Atomworksの場合 — Part 4

我らが元気なDIY2人組、JohnとErinは、在庫を調べ、恐れを知らない小さな会社の未来を見つめた。 — Gareth
Magnolia Atomworks の場合 Part 4: 結果と教訓と勉強と未来
John Edgar ParkとErin Kelly-Park

φ(ファイ)マークをレーザーカッターでオリジナルのMystery Boxに焼き付けた。φは黄金比のシンボルだ。箱の縦横比も黄金比になっている。
今回のことで学んだ教訓は、すべてのことに金がかかるということだ。

Fabrication

2010.02.08

木製CNCマシンの試作機

Nick Santillanは、折りたたみ可能な木製三軸CNCマシン の写真を公開してくれた。決まった作業スペースを持たない彼は、いろいろな場所に簡単に移動できるポータブルのCNCマシンが必要となり、製作を開始したそうだ。折りたたみ式CNCマシンを作ったのは彼が最初というわけではないけど、中央がオープンになっていて、標準的なマシンでは扱いにくい大きさの素材が使えるところがすごくいいね。テーブルや家具の上に置いて、直接、彫刻しちゃうなんてことも可能かも。

Fabrication

2010.01.28

MITのフードプリンター

Cornucopia: Digital Gastronomy(デジタル美食法)は、MITのFluid Interfaces Groupに属する2人の大学院生によるプロジェクト。目標は、一般消費者でも簡単に使える、食べ物をプリントするマシンだ(先割れスプーンは別売り)。Cornucopiaは、デジタル世界の汎用性を料理の分野にも広げようというパーソナル食品工場のコンセプトデザインです。早い話が食べ物をプリントする三次元プリンターです。食材の保管、正確な混合、溶着、調理の各レイヤーから構成されています。

Fabrication

2010.01.27

HPが3Dプリンター市場に参入

ヒューレット・パッカードは、ストラタシス社が持つ技術(上のビデオ)をHPブランドで販売する契約にサインし、新しい低価格3Dプリンター市場へ参入することになった。
3Dプリンターおよび 3D製造システムのトップメーカー、ストラタシス(Stratasys Inc. Nasdaq: SSYS)は、本日、HPとの間で、HPブランドの3Dプリンターを製造する正式契約を交わした。プロダクトデザイナ-や建築家の間で使われてきたStratasys 3Dプリンターは、3Dデジタルデザインから、直接、立体のプラスティックモデルを作り出すというものだ。

Fabrication

2010.01.22

CupCake CNCを作る — Part 6: ケースを組み立てる

いよいよケースの組み立てに突入だ! ワックスは完全に乾いたし、ちゃんと磨いた。すべての部品も揃っている。というわけで、さっそく組み立てよう。

最初は、ベアリングのブラケットを中央のパネルに取り付けだ。中央レイヤーの底に、付属のM3ナットとボルトで固定する。

それぞれの角にひとつずつ……。よしできた! 簡単だ。

前面と背面のパネルと中央パネルに取り付ける。ここもM3ナットとボルトを使う。背面パネルは内側を向くように。レーザーで焼き付けた印が内側に見えるようにするのだ。

Electronics

2010.01.19

フルカラー3Dプリントサービス

Shapewaysが、Zcorp 650 3Dプリンターを使ってフルカラーの3Dプリントサービスをやっていることを発見した。上から色を塗るのではなく、素材に着色して色を付けている(凝固剤と粉と5色のインクジェット用カラーカートリッジを使って、印刷中に色を付ける)。まだこのサービスを実際に試していないが、すごくよさそうだ。下の写真の宇宙人(15.5センチ)で約70ドル。

Shapewaysのサイトより:
プロセス自体は、インクジェットプリンターと同じく、プリンターヘッドが行います。