Fabrication

2018.12.20

3Dプリントの型で金属板のプレスができた

「Make:」の編集部では毎日3Dプリントを見ているが、それでもまだビックリするような物を作る人がいる。複雑でも革新的でもないけれど、Daphan Kaplanが学校の課題で作ったものには、ちょっと驚いた。3Dプリントした型を使って薄い金属板をプレスするというアイデアだ。3Dプリントした型では強度が足りないと思うだろうが、わずか40パーセントのインフィルでも十分に型として使えることをKaplanは示してくれた。

見てのとおり、結果も上出来だ。細かいプレスができるようにいなると、さらにいい。

Fabrication

2018.12.17

DJIの小さなOsmo Pocketカメラは安定性抜群でDIYプロジェクトの記録に最適

数年前まで、カメラのスタビライザーといえば、ジンバルのバランスを手で慎重に調整する必要があり、不格好で、揺れを吸収するための大きな重りがカメラの下にぶら下がっているようなものばかりだった。しかし、ドローン業界が超小型のジンバルの技術を開発するようになると、小さくて安価なプラットフォームにも対応できるようになり、魅力を感じるようになった。

これは、DJI製の新しい機械式スタビライザー搭載カメラだ。プロジェクトの記録や、YouTubeの動画や、Maker Faireでの記念撮影にも便利そうだ。

Fabrication

2018.12.14

CNCでパイン材を削って作る長さ8フィートの光る川

数年前、今の家に引っ越してきてから、キッチンの棚下の照明が好きになれなかった。やるせないことに、その照明が点いているのを見るたびに消すのが私の日課になった。そしてついに私は、いい照明のコンセプトがひらめき、思い切って作ることにした。

私にヒントをくれたのは、インターネットで見た「River Tables」だ。だが、着色したエポキシを流し込んで作るというのは、個人的に好みではない。どうしても、有機的な「川」の形に魅力を感じる。

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2018.11.30

ホビーやクラフト用素材や道具の安くて便利なDIY代替品アイデア13点

つい最近、私は、塗料や接着剤や溶剤や洗浄剤などの代替品を自作するDIYレシピをまとめようと思い立った。また、お金を節約できて、自分に合った特別な道具なども探している。私のFacebookのネットワークでも、聞いて回っている。そこで、私が見つけた優れた代替品のアイデアをいくつか紹介しよう。

PTFEテフロン・グリルマット(クラフトに使える)

数年前、私はテフロンを使った「クラフトマット」というものを見つけた。PTFE(ポリテトラフルオロエチレン樹脂)でできたシートで、ほとんど一切のものが付着しない。

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2018.11.22

TechShop撤退後のサンフランシスコにTheShop.Buildがオープン

私は、TechShopが失われた後のメイカースペースの世界を観察してきたが、TechShopの突然の閉鎖から1年が経った今、いい流れが見えてきた。現在、TechShopの閉鎖で行き場を失ったMakerたちの受け皿となるべく、新しい人たちが立ち上がり、有料または非営利のメイカースペースを作り始めている。TechShopで働いて経験を積んだ元従業員も、そうしたスペースに新しい職を見つけている。これは、あのような予期せぬ失敗から立ち直る力がMakerにあることを示す、うれしいサインだ。

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2018.11.12

家庭用3Dプリンターで最高のミニチュアフィギュアをプリントする方法

FDMの3Dプリンターで作った凄いゲーム用ミニチュアを見たことがある。安いローエンドのプリンターでも作ることが可能だ。しかし、よい結果を出したければ、それなりに細部の仕上げに力を入れなければならない。

The Tomb of 3D Printed Horrorsのこの動画では、プリントに関するあらゆる知識を動員して、家庭用3Dプリンターでできる限りの高解像度でプリントが行われている。その中で彼らは、最大のインパクトを生み出すプリンターのセットアップと、スライサーソフトの最適な設定について詳しく話している。

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2018.10.24

バンクシーの作品を切り刻む額縁を3Dプリントするデータが公開された

反動的で謎多き大人気のストリート・アーティスト、バンクシーが、恐らくこれまでの中でも最高の、大胆な悪戯をやらかしてくれた。オークション会場で、彼の版画作品がおよそ100万ドルで落札された直後、大勢の眼の前でその版画を切り刻んでしまったのだ。このときの様子は大ニュースとなって世界中で報道されたが、同時にそれは、会場にいた人たちの、わけのわからない恐怖と驚きの表情と相まって、非常に面白い映像作品となった。

その後、バンクシー自身が公開した断片的な情報をもとに、版画を自動的にシュレッダーにかけるメカニズムに関する論議が広がった。

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2018.10.22

安いゴムのハンマーとCNCでハンマースタンプを作ろう

これぞまさに「どうして今まで思いつかなかったのだろう?」系のプロジェクトだ。Dustin Pennerは、安いゴムのハンマーにCNCでロゴを彫ることを考えた。彼も言っているとおり、普通のゴム印にもこの方法は使えるけど、ハンマースタンプ(スタマー)でバンと印を付けるほうがずっと楽しい。

私もずっと自分用のゴム印のデザインを考えてきたのだけど、これは思いつかなかった。CNCを持っていない人は、手で彫るか、業者にゴム印を作ってもらって、それをハンマーに貼り付けるという方法もある。

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2018.10.12

プロパンガスのボンベで小型の鍛造炉を作る

Pask Makesとして知られるオーストラリアのMaker、Neil Paskinは、自身のYouTubeチャンネルで、新品のプロパンガスボンベと、オーストラリアのガス関連器具の専門店、GAMECOのキットを使って自宅工房用の小さな鍛造炉を作る工程を見せている。

ガス関連器具専門店のGAMECOでは、断熱材のロックウール、耐火セメントなど必要なパーツが揃う。費用はおよそ340オーストラリアドル(約2,800円)だ。アメリカでも、同様のキットがほぼ同じ金額で手に入る。

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2018.10.10

3Dプリンター用の取り外し可能な柔らかい磁石式構築サーフェイスを試す

3Dプリンターの取り外し可能な磁石式の構築サーフェイスを使ったことがある? Makers Museで、Angus Devesonが、熱融解積層型3Dプリンター用磁石式の構築サーフェイス「Easy-Peelzy」(ちょっと苦しいネーミング)のレビューを行なっていた。Angusはこれまでも取り外し式の構築サーフェイスを愛用してきたが、これまでは硬いものばかりだった。Easy-Peelzyは柔らかいシート状で、裏側が磁石になっていて、表面はプリントがちょうどいい具合にくっつく仕組みになっている。