Kids

2016.03.15

「WeDo 2.0」体験編:小学校3年生がブロックとプログラミングで「力」を学ぶ

「WeDo 2.0」紹介編はこちら。

筆者の小3の姪は、レゴブロックで建物や乗り物をつくり、ままごと感覚で遊んでいるが、勉強という感覚はまったくない。ロボットを組み立てて動かすことが、どのように理科の知識に結び付くのだろうか。カリキュラムパックを使って、いくつかのプロジェクトを試してみた。

科学探索機マイロをつくるプロジェクトに挑戦

姪は、もともとレゴ好きのため、食いつきは抜群だ。すぐにケースを開けてパーツを取り出そうとするので、あわてて制止した。WeDo 2.0ではソフトウェアと一緒に使う。

Kids

2016.03.15

「WeDo 2.0」紹介編:小学校の理科の授業との親和性を強化、教職者向けガイドも充実

レゴ エデュケーションは小学生向けブロック教材「WeDo 2.0」を2016年4月1日より発売する。小学校の理科の授業に合わせたカリキュラム構成で、レゴブロックでロボットを組み立て、動かしながら、モノづくりとプログラミング、身近な理科を楽しく学べる教材だ。今回は販売代理店の株式会社アフレルから機材貸出の協力を得て、レビューを行った。

「WeDo 2.0」では、前バージョン「WeDo」のモノづくりとプログラミングを楽しみながら学ぶという要素に加え、小学校の理科の授業との親和性を強化。

Kids

2016.01.15

レゴが子どものためのプログラム「Wedo 2.0」でコーディングとロボティクスを合体

CES 2016にて、Lego EducationはWedo 2.0を発表した。これは、レゴ、ソフトウエア、実体を扱うプロジェクトを合体させて、小学生2年生から4年生の子どもに科学と技術を教えるという教育プログラムだ。これにはいろいろな新しい試みがあるが、なかでも目を引くのは、多くのプラットフォームとの互換性があり、ロボットにはUSBからBLEまでが接続でき、資料作りや公開のためのツールも用意されているという点だ。

Wedoプログラムは、ハードウェアとソフトウェアを結合させて、子どもたちに40時間以上の作業を通した学習を行わせる。

Kids

2015.12.16

「つくりながら学ぶ」教育を議論する「FabLearn Asia 2015」開催

「FabLearn Asia 2015」(主催:慶應義塾大学SFC研究所ソーシャル・ファブリケーション・ラボ)が、12月12日(土)・13日(日)の2日間にわたって横浜で開催された。このカンファレンスは、STEM教育についてのアジア初の国際会議となる。

近年のデジタルファブリケーション技術の普及、急速に注目度を高めているプログラミング教育といった状況もあって、STEM教育を教育現場にどう導入していくかは、今後さらに活発な議論を呼び起こしていきそうだ。

Electronics

2015.12.08

1時間のMinecraftで子どもたちにプログラミングを教えよう(Hour of Codeを楽しむリソースガイド)

あなたのお子さんは(あなた自身も)、コンピューターの画面にへばりついてゲームの世界をうろついている時間がどれだけあるだろうか。完全にピクセル化された街の中を。もったいない! そろそろ、その時間をゲームを「作る」ために使うべきだ。そこで、私の子どもが通う小学校で行っている、幼稚園児から5年生までの子どもたちにプログラミングを教えるという試みを紹介したいと思う。あなたも、これを読めば子どもたちにコーディングを教えてMakerの卵に育てあげることができる。

これは子ども専用というわけではない。

Kids

2015.11.24

Raspberry Piベースのノートパソコン「Pi-Top」を組み立てた

Pi-Topキットの梱包を解く妻と息子。写真:Alasdair Allan

今年の初めに、Indiegogoで資金を獲得したPi-Topは、Raspberry Piを使用したノート型パソコンだ。13インチの画面を持ち、宣伝ではバッテリーの持ちは10時間だという。Pi-Topはキットなので、自分で組み立てなければならない。価格は299ドル(Raspberry Pi抜きだと269ドル)だ。

Pi-Topは、現在、クラウドファンディングの支援者に対して出荷されている。

Kids

2015.11.19

つくりながら学ぶ、これからの教育を議論する「FabLearn Asia 2015」12/12、13開催

2015年12月12日(土)と13日(日)に「FabLearn Asia 2015」(主催:慶應義塾大学ソーシャル・ファブリケーション・ラボ)が横浜で開催されます。このイベントは、“米国のSTEM(Science Technology Engineering and Math Education)のこれまでの取り組みや最新の状況を踏まえ、第一線の研究者や実践者らとともに理解を深めていく”というもので、アジア初の開催とのこと。

Kids

2015.11.13

Makeblock:深圳で生まれた21世紀の組み立てブロック

写真:Makeblock

Makerムーブメントが中国でブレイクしようとしている。それは7月に開かれたMaker Faire Shenzenを見ればわかる。中国政府もスポンサーについた大きなイベントだった。Maker Faire Shenzenのエグゼクティブプロデューサーを務めたSeeed StudioのKevin Lauは、4つの街から数百名のMakerを集めて、2014年の10倍の規模にイベントを成長させた。

Electronics

2015.11.06

「オープンソースはもはや哲学的な問いだとは思わない。新しい仕事や協働の形をもたらしているから」David Cuartielles(Arduino教育ディレクター)インタビュー vol.02

Maker Faire Rome 2014より。Arduinoの歴史に関する展示で木板にレーザーで刻まれていたMassimo Banzi(右)とDavid Cuartielles(左)。

世界10,000校でこれから展開される教育プログラムについて聞いた第1回に続いて、Arduinoの教育ディレクターDavid Cuartiellesのインタビューを掲載する。今回はさらに教育現場におけるオープンソースについての考え方や会社としてのArduino、Massimo Banziと出会ってArduinoの始まったきっかけについて話を聞いた。

Electronics

2015.10.28

「教育の世界では技術が長持ちする。チップを生産する会社にとっては10年以上持続する可能性がある市場」David Cuartielles(Arduino教育ディレクター)インタビュー vol.01

Arduinoの教育ディレクターDavid Cuartiellesはスペインのマドリードとバルセロナの間に位置するアラゴン州サラゴサの出身で、スウェーデンのマルモに12年ほど在住している。Davidは今もArduinoの開発にコアスタッフとして携わりながら、教育プログラム「Arduino Verkstad」を監修するために故郷スペインとスウェーデンをたびたび行き来している(スペインではバルセロナ・マドリードの2都市に加えカスティーラ・ラ・マンチャ州、ドン・キホーテの舞台にもなった地方で行われている)。