2013.03.22
おもちゃの未来 – Alice Taylorインタビュー
Alice Taylorは、ロンドンに拠点を置くMakieという3Dプリントで作ったアクション人形のメーカー、MakielabのCEO。客は、Makieのウェブサイトで、顔の表情、髪型、目や肌の色、服やアクセサリーをデザインできる。いろいろなポーズがとれる身長10インチ(約25センチ)の人形は、ロンドンでプリントされて出荷される。MakieとAliceにとって、これは長い冒険の始まりにすぎない。
私は、彼女がおもちゃで遊び、ギークたちと働き、3Dプリントを一般大衆に広めるというMakielabと歩んできた冒険について話を聞いた。
2013.03.22
トップ3Dサービス:パート1
正直に言おう。3D CADを習得するのは難しい。パーツを三次元的に操ったり視覚化したりできるように頭を鍛えるのは高度な技だ。では、どこから始めたらよいのだろう? うれしいことに、誰にでも使える3Dデザインのための無料ツールが多く出揃っている。ダウンロードすら必要のないものも少なくない。シンプルなウェブアプリでも、かなり使える。
そこで、3Dパーツを扱うためのリソースを集めて、2回にわたって紹介しようと思う。今週は、3Dプリントの最初の2工程となる3Dパーツの製作とスライシングのツールを紹介する。
2013.03.21
日本を忘れない ─ 素晴らしいオープンソースプロジェクト
Onyx放射線探知機のプロトタイプ。有機EL画面とタッチボタンを装備。
2011年3月11日 — 史上5番目の規模の地震が日本の東北地方を襲い、15,000人以上の人が亡くなり(日本語版編注:厚生労働省の2012年9月の集計では18,877名)、福島第一原子力発電所の3つの原子炉でレベル7のメルトダウンが発生した。放射能への不安が高まり、ガイガーカウンター(放射線量を測る電離放射線探知機)の販売が急騰した。数十年の歴史を持つガイガーカウンターのメーカー、International Medcomなどは、一瞬にして在庫がなくなった。
2013.03.21
3Dプリントが主流に
3D SystemsのAri Reichental
サンフランシスコのフォートメイソンで、プレゼンテーション、消費者向け電子製品、イノベーションの2日間のイベント、Engadget Expandが開催された。最初のパネルディスカッションは、3D Systemsの社長兼CEOのAri Reichental、カーネル大学工学准教授のHod Lipson、 Formlabsの社長兼CEOのMax Lobovskyを迎えての、「3D Printing Goes Mainstream」(3Dプリントが主流に)というテーマのものだった。
2013.03.19
刺繍する犬の驚異的作品が集まる基板刺繍展が恵比寿に
実物の基板刺繍には厚みやうねりやたわみがあります。情報量が多いんです。まだ見たことがない人はこの機会によーく目に焼き付けておいたほうがいいですよ。
Apple製品や基板、文字など自分が世界と交信するツールを「鉛」や「手刺繍」にて再構築し、マニアから熱い支持を集める「刺繍する犬」東京初の個展です。
Maker Faire出品時に各所で大いに話題になった新作「NeXT基板刺繍」(伝説のコンピュータ「NeXTcube」の基板を1年がかりで手刺繍で再現したもの)をはじめとした「Geek Handstitch」な作品群。
2013.03.19
Kickstarterを使わずに自前でクラウドファンディング(1)
先日、私たちは世界に向けてScoutの予約サイトを公開した。Scoutは手間いらずのDIYホームセキュリティーシステムだ。詳しくは www.scoutalarm.comを見てほしい。私たちは、独自のクラウドファンドサイトを立ち上げるというギャンブルに打って出ることにした。Locktron(編注:スマートフォンを使ったドアの施錠システム)もそうだったが、Scoutはまだ製品ができていないのでKichstarterは利用できない。そこで、Kickstarterはあきらめて、自分たちで資金集めをしようと考えた。
2013.03.18
生き物のインターネット
写真:James Duncan Davidson TED 2013
私の夢は、動物と隔たりのないコミュニケーションをすること。
どれだけクレイジーなことを言っているか、自分でもわかっている。だからこそ、そのことはほとんど人に話していない。たいていの人にとっては、突拍子もないことのようだ。
だけど、そんなに突飛なことなのだろうか? 曾祖父が私の年齢だったころは、地球の反対側にいる友人とビデオ電話で話したり、指先1本であらゆる情報を引き出せることなんて、想像すらできなかったはずだ。
2013.03.15
タコの正確な解剖学的モデルを3Dで作る
オランダで人気の科学雑誌、KIJKから、いくつかの物や動物の断面図を作ってほしいとの依頼があった。動物は好きに選んでいいとのことだったが、その候補の中にタコがあった。私にはアート作品をコピーする習慣がなく、手頃な写真素材をインターネットで探すこともできなかったので、近く(オランダ中部)の漁村ウルクへ車を走らせた。
私はまず競りに立ち会い、完全体のタコはないかと尋ねてみた。しかしそこでわかったのは、タコは定置網漁なので、競りにかけられるのは2週間に一度ということだった。
2013.03.14
雨音から生成される音楽
作者が雨音をセンサで拾いArduinoとBluetoothを経由してiPhoneへ送るデバイスを作ったのは、雨の音の楽しさを伝えるため。祭り囃子で使われる鉦と太鼓の音をマッピングして、情景を作り出している。