Other

2017.12.20

TechShopの物語はなかなか一筋縄ではいかない。TechShop 2.0の合意がキャンセルに

TechShopの物語は、なかなか一筋縄ではいかないようだ。Adafruitの記事によると、覚書(パートナーシップの概要を記録した書類だが法的な根拠がない)がキャンセルされたというのだ。これは、Dan RasureとTechShopの役員会との間で交わされたものだった。

Phil Torroneがかき集めた情報から察するに、現在のTechShopの役員会はDan Rasureのビジネスの能力を疑っている。そのため覚書をキャンセルしたようなのだ。こういう事態は、そう珍しいことではない。

Electronics

2017.12.19

Scratchと現実世界を音でつなぐ「いぬボード」は現在の日本の学校でも導入が容易な入出力拡張ボード

STEM教育では、プログラミングとハードウェアを組み合わせた、フィジカルコンピューティングの中で学ぶことが提唱されている。いぬボードは、子ども向けプログラミング環境Scratchでフィジカルコンピューティングを行うための入出力拡張ボードだ。NHKのEテレで放送中の「Why!?プログラミング」に登場した「ワンだふぉー」というハードウェアの製品版で、価格は1,944円。ほかにUSBケーブルとオーディオケーブル×2がセットになった「いぬボードキット」(2,700円)、ケーブル類とミニブレッドボード、LED×2、ジャンパーケーブル×2付きの「いぬボードをはじめようキット」(3,200円)の3製品がスイッチサイエンスより発売中だ。

Other

2017.12.18

Makerが地方経済の原動力になるという新報告

今の不安定な財政状況の中、Makerコミュニティが地方経済を発展させる強力な鍵になるという、新しい報告書が発表された。

この「報告書」は、National League of Cities(全米都市連盟)、Urban Manufacturing Alliance(都市製造連盟)、Recast Cityが共同で作成したもの。そこには、我々が「Maker起業家」や「Makerプロ」と呼ぶ、手作り品をインターネットや実店舗やMaker Faireや直販市場などで販売する人たちの役割について書かれている。

Crafts

2017.12.15

究極の「ウルティマ」へのオマージュ刺繍

この前、Twitterを見ていたら、下のような画像が出てきた。最初はApple IIのゲーム「ウルティマ」の画面だと思ったのだが、Tweetの文章を読んで、それが刺繍だと判明した。

Finished my epic #Apple2 cross-stitch project of #Ultima1. That was a lot of pixels to stitch! #nerdstitch pic.twitter.com/ss75hQ9d4p— Glenda Adams (@glenda_atom) 2017年11月25日

Glenda Adamsのクロスステッチ・プロジェクトは、ピクセルのにじみまで含めてApple II版「ウルティマ」の画面を完璧に再現している。

Other

2017.12.14

これからの「布」を考える展示、YCAMで開催中

YCAMで開催中の「布のデミウルゴス―人類にとって布とは何か?」は、西陣織の老舗である株式会社細尾とYCAMが中心となり、アーティストの古舘健や慶応義塾大学筧康明研究室らとともに進められてきた共同プロジェクトの成果発表だ。

今回の展示は、コンピュータープログラムや新規素材の導入実験により「糸」「織」と言った布の根源的な構成要素に新しい可能性と発想を与える「これからの布」と、美術家の吉田真一郎が収集し展示構成した大麻布群を参考作品として公開する「布の歴史」の二部構成。

Electronics

2017.12.13

サンフランシスコにスマートフォンのコンピューティングパワーを分け合う世界初の市民IoTネットワークが誕生

サンフランシスコの街に、新しいタイプの無線ネットワークが広がりつつある。スマートフォンの利用者のためのネットワーク、Noodle! Coinsだ。省電力型Bluetoothを使用し、クラウドソースのMakerデバイスによって接続性を高める、データのアップロードが劇的に安くなる遅延耐性ネットワークだ。アプリをインストールすれば、誰でもこの市民ネットワークに参加できるようになる。

これまで、Makerがつながるためにはお金がかかった。セルラーモデムは月額料金が5ドルから10ドルするし、電源を確保するのも大変だった。

Other

2017.12.12

Googleがインテリジェントなカメラを作れるRaspberry PiベースのAIY Vison Kitを発売

MagPiマガジンの付録だった Google / Raspberry Pi AIY Voice Kitが大好評となり、今年の夏には販売もされた。このチームが今度は紙箱に収まるAIキットを発売し、最新テクノロジーがぐっと身近なものになった。

今回発売になったのは、Raspberry Pi Zero Wをベースにしたハック可能なカメラシステム、AIY Vision Kitだ。これにはIntel Movidiusチップを搭載したオリジナルのBonnetボードが使われている。

Other

2017.12.11

新刊『カーハッカーズ・ハンドブック』は12/22発売!

「Make:」書籍チームが企画・制作を行った書籍を紹介します。

●書籍紹介

本書は、複雑な電子機器とコンピュータシステムを備えた現代の自動車が、どのような仕組みで動作しているかを、より深く知りたい読者(ハッカー)のための書籍です。自動車の脅威モデルの紹介にはじまり、CANバスをはじめとしたさまざまなバスネットワークを解説、さらにCANバスのリバースエンジニアリングを行います。そしてECUをハッキングするための基礎的な知識と具体的なハッキングの手法も紹介。

Fabrication

2017.12.08

米TechShopで新オーナーが再開を検討

英語版編集者より:前TechShop(米国)のCEO、Dan WoodsがTechShopコミュニティに送ったメッセージを「Make:」のウェブサイトでも発表して欲しいと編集部に転送してくれた。

同志のみなさん

いいニュースをお伝えできることになりました。

TechShop, Inc.は、サードパーティーに資産のすべてを引き渡すことに同意しました。新しいTechShop 2.0, LLC(有限会社)は、できるだけ早く、できるだけ多くの店舗を再開したいと考えています。

Other

2017.12.07

デザイナーが身につけておくべき知財の基本

特許庁が公開した教材「デザイナーが身につけておくべき知財の基本」は、デザイナーだけでなく、アーティスト、メイカー、そして各分野の学生にとっても有用と評判だ。PowerPoint形式のスライドがクリエイティブ・コモンズ(CC BY-NC 4.0)ライセンスで公開されている。講義用の教材としての使用が想定されているので、読むだけですべてわかる、という性質のものではないが、ポイントがコンパクトにまとめられていて事例も豊富なので、独習者が概要把握のために使っても役立ちそうだ。