Electronics

2012.07.26

Raspbianリリース

Raspberry Piのオーナーなら、デフォルトでインストールされているLinuxが大幅に更新されると聞けば大喜びだろう。Raspbianと呼ばれるこの新バージョンはDebianの一部分で、Raspberry Piのハードウェアの能力を大きく引き出せるようになっている。ラズベリーパイ財団の創設者、Eben Uptonによれば、「まだDebian squeezeを使っている人は、ぜひともこれに乗り換えたいと思うでしょう。ファームウェア、カーネル、アプリケーションに、数多くの修正や機能向上が施されているからです」とのことだ。

Electronics

2012.07.24

How-To:石の器を作る

永遠に残る贈り物を作ってみたくない? それなら、手作りの石の器がいちばん。達人MakerのTim AndersonはMake本誌にHeirloom Technology(エアルーム・テクノロジー)というコラムを連載しているけど、英語版Vol. 24では石の器を削り出す方法を伝授している。完全なチュートリアルはMake: Projects に掲載されている。Andersonはこう言っている。「幸いなことに、ダイヤモンドカッターが安くなり、大量に出回るようになってきた。これがあれば作業は早い。

Fabrication

2012.07.23

スピットファイヤーのエンジンレストアのコマ撮りムービー

このコマ撮りムービーはスピットファイヤーのエンジンを分解して組み立てるというもの。「11カ月、3000枚の画像、たくさんのコーヒー」と題されている。音楽の選択もセンスいいね。YouTubeのユーザーnothinghereokはこう話している。最初はeBayで買ったエンジン(致命的に壊れてしまったエンジンと載せ替えるため)を分解する様子をただ写真に撮っていただけでした。組み直すときに、部品の取り付け方がわかるようにというのが目的です。

Other

2012.07.23

工場ハック サマースクール終了!

7月21日(土)にモノ:ファクトリー(株式会社ナカダイ 前橋支店)にて、40名を超える方が参加し、「工場ハック サマースクール」が開催されました。
中心になる内容は前回同様、通常は触れることのできない各種設備を使った廃棄物処理の体験と、この工場内で再生されたマテリアルを使ったワークショップ(工作)です。今回は子どもも多数参加しました。

今回多くの参加者が熱中していたのは、OA機器やチャイルドシート、分電盤などの分解です。リサイクルの過程では、各種製品を手作業で鉄やプラスチックなどの素材まで分解する作業が行われていますが、その過程を体験するというもの。

Electronics

2012.07.20

「絶望の落とし穴」に落ちないためには

Nathan Seidle(SparkFun ElectronicsのCEO)が、上のビデオで話しているMAKE Hardware Innovation Workshopの講演を要約してブログに掲載した。講演の内容は、オープンソースハードウェアの「絶望の落とし穴」に立ち向かう方法、つまり、「Makerの仕事が数十ユニット単位から数千ユニットの単位に突然ふくれあがったときに、コミュニティとしてどんな手助けができるか」というものだ。大変にクールな電子製品(この場合はとくに手作り品)を売る企業は、この数年で爆発的に増えた。

Fabrication

2012.07.20

ボール紙で自転車を作る

人から無理だと言われたら、やるしかない! [@grathioより]
訳者から:段ボールでカヌーを作った人のことが頭を離れず、自分は段ボールで自転車を作ろうと思った。専門家に聞いたら無理だと言われたが、どうしても作りたい。妻に相談したら、どうせあんたはやるだろうし、家族中を巻き込んで大騒ぎになるんだから、やりなさい! と言われて作り始めた。最初のプロトタイプは「箱と自転車の間」みたいなものだったが、本当の自転車らしくできた。頑丈でかわいくて安い。いちばん気に入っているところは段ボールだってこと、と話している。

Fabrication

2012.07.18

Maker Conference Tokyo 2012基調講演「Makerムーブメントを先導すること・追いかけること」

2012年6月2日、日本科学未来館で、Maker Conference Tokyo2012が開催され、約300名のMakerが参加しました。本稿では、「Make」誌のファウンダー、出版人であり、Maker Faireの共同創業者のDale Doughertyによる基調講演「Makerムーブメントを先導すること・追いかけること」の内容を紹介します。
中心がないMakerムーブメント
おはようございます。世界的に見て東京のMakerムーブメントは、比較的初期のころに立ち上がったものでした。

Electronics

2012.07.18

Build Notes:余った木材で作った作業台

私たちが好きなMAKEの格言に「作れるものは買うな。あるものは作るな」というものがある。MakerのSteve Hobleyは、この言葉にしたがって、古いダイニングテーブルを作業台に作り変えた。しかしダメだった。場所をとる割りに物が置けない。整理のための収納が少ない。そこで、スクラップの木材の山に目をやった。そして、自分が必要に応えるものを作り始め、製作ノートをMake: Projects に投稿した。これで、コンピュータもモニタ(太いボルトでポプラ材に固定)も、2台のオシロスコープ、テスター、ハンダごて、発信器がすべて手の届く範囲にすっきりと収まった。

Science

2012.07.18

Grow It Yourself – 生きた構造物を3Dプリントする

バイオアーティストの先駆け、Oron Cattsは、Grow It Yourself – The Semi Living World(半生物の世界)と題した二部構成のワークショップを、今月末、ブルックリンのGenspaceで開催する。参加したいが費用が高すぎて無理という人は、7月25日水曜日に行われる彼の講演がお勧め。こちらは参加無料だ。今日、3Dプリンタを使えば、プラスティックなどの非生物の素材から自由に物が作れるようになりました。では、3Dバイオプリンタを使って生きた物 – 臓器や皮膚など – がプリントできたらどうでしょう。