Crafts

2013.07.10

メルクリンの古いZゲージをArduinoで命あるレイアウトに

「これをドイツで買ったの」と、鉄道ショーで私に近づいてきたLynnは言った。「これでジオラマを作ってくれる人を探しているんだけど」

数日後、私は彼女の家を訪れ、彼女のメルクリンミニクラブ(Zゲージ)のセットと、線路とアクセサリーを見せてもらった。1978年に父親へのお土産として買ったのだそうだ(当時は市販の鉄道模型ではZゲージが最小だった)。お父さんが亡くなり、鉄道セットは彼女の元へ戻ってきた。彼女は、それが走っているところを一度も見たことがないのだが、彼女の引退パーティーまでに運転してみたいと言うのだ。

Electronics

2013.07.09

Arduinoで未来をMAKEする ─ メガヘルツを超える人々

子どものころ、私は電子専門紙を読み始めたことがきっかけで、エレクトロニクスの道に入った。しかし、雑誌からエレクトロニクスを学ぶのは困難だった。内容はビギナー向けではなく、プロジェクトも面白くなかったからだ。その雑誌は、すでにある程度の技術がある電子回路愛好家を対象にしていて、電子回路とはどういうものか、それを使って何がきるのかといった初心者向けの解説には力を入れてなかった。

私が本格的にエレクトロニクスを学び始めたのは、あるキットをプレゼントしてもらってからだった。

Science

2013.07.02

サーキットベンディング・バクテリアの燃料電池シンフォニー

メキシコシティで活躍するアーティストでnomadic plants(遊牧植物)のMaker、Gilberto Esparzaが戻ってきた。Lincoln Reimagine Projectとのコラボレーションで、先月、パームスプリングで開かれたTEDActiveで下のビデオを発表した。メキシコの川の汚染を話題にするために、Esparzaは川の水を採取して、サンプルごとの音の違いを示そうとしている。言うなれば、環境モニターディスクジョッキーだ。

Electronics

2013.06.28

10の注目新ボード

この数カ月に、新しいマイクロコントローラーボードが次々と市場に現れた。多くはKickstarterから出てきたもので、Arduinoを少しいじっただけのクローンもある。Arduinoの最新ボード、Yúnのようにメッシュネットワーキングや無線機能を備えたものも多い。過激で面白いものもあれば、そうでないものもある。ここでは、次のプロジェクトで検討する価値のある新発売の、あるいはまもなく発売される最新ボードを10機種揃えてみた。

1. Arduino Yún

Massimoによって、Maker Faire Bay Areaで発表された新機種だ。

Crafts

2013.06.26

Neuro Knitting ─ 脳波模様のマフラー

アーティストデュオのVarvara GuljajevaとMar Canetは、MTG研究者のSebastian Meallaと協同で非侵襲脳波ヘッドセットで記録した脳波を模様にしたマフラーを作った。バッハの『ゴルトベルグ変奏曲』を聴いたときのリラックスした状態と興奮した状態の脳の活動と、認知的負荷を測定し、データをオープンソースの編み機、Kniticで模様に変換する。
Neuro Knittingはパーソナルな生成的デザインと製造の革新的方法を提示します。

Electronics

2013.06.24

メディア芸術表現基礎ワークショップ – ex-Workshop –

東京工芸大学助教の原田さんから、イベントのご案内をいただきました。
文化庁メディア芸術人材育成支援事業「メディア芸術表現ワークショップ – ex-Workshop -」は、メディア芸術分野を学んでいる学部生を対象に「プログラミングと表現」、また「形態と機能の関係」に焦点をあてた、全6回の基礎的なワークショップを開発し実施します。ワークショップの実施場所は、403 Forbidden(東京)とIAMASイノベーション工房[f.Labo]で、各回15人の参加者、延べ人数で90人の参加を見込んでいます。

Electronics

2013.06.22

[NUC HACK]メカエンジニア岩崎修の人形劇場『森のオルゴール』

2013年6月15日に開催されたMaker Conference Tokyo 2013(MCT2013)では、Makerたちのものづくりを支援するインテルが、「NUC HACK」と題して、手のひらサイズで驚異的なビジュアルと高性能を実現するPC、インテル(R) NUC を使ったアーティストたちのバラエティー豊かな作品を公開しました。本ブログ記事では、Makerたちの創造力をかきたてるアーティストたちがつくった作品を紹介していきます。

Electronics

2013.06.21

3Dプリンタを使って開発されたRasPi搭載ロボットキット ─ RAPIRO

「ラピロ」は頭部にRaspberry Piを組み込むことができるロボット。RAspberry PI RObotの略でラピロだ。専用カメラモジュールにも対応している。玩具デザイナーと町工場が協力して、低価格での組み立てキット化に向けて開発が進められている。

2足歩行が可能で、内蔵のサーボ12個はArduinoで制御される。RasPiとArduinoの組み合わせからソフトウェア面の自由度の高さは想像できるが、ボディーと機構についても形状データを3Dプリンタ用のSTLファイルで公開する予定で、ロボットプラットフォームとしての発展性が考慮されている。

Electronics

2013.06.20

写真で巡るMaker Faire Bay Area 2013

Maker Faire Bay Area 2013に登場したAdam Savage。

Maker Faire Detroit 2011の私(写真:James Bastow)

私の名前はAgnes Niewiadomski。Maker Faire中毒です。Maker Faireの世界を知ったのは3年前。それ以来、北アメリカで開かれた9つのFaire(サンフランシスコ湾岸地区[ベイエリア]、ニューヨーク、デトロイト、トロントのMini Faire)に参加しました。

Electronics

2013.06.18

Knitic ー オープンハードウェアの編み機

Arduinoブログには、Arduino Due用のカスタムシールドを含むKniticの素晴らしい記事がある。編み機のソレノイドに接続すると、Arduinoで編み機をコントロールできるようになるというものだ。Kniticはオープンソースの編み機です。Arduinoでブラザーの電子編み機をコントロールします。古い頭脳、つまりコントロールパネルは取り外し、Arduinoに置き換わっています。これで針を直接制御できるようになります。これを使えば、どんなに長いパターンも編むことができます。