Electronics

2009.10.30

静電容量センサーを使った$10ビートボックス

Alan Steinは、$10 Arduino ビートボックスを、初めてのArduinoプロジェクトとして作った。材料は、じつにシンプルなボードの他に、抵抗3本とピエゾスピーカー、そして、コストを抑えるために、高価なボタンの代わりに、静電容量センサーを使っている。彼は長年のPICAXEの愛用者だが、Arduinoとの興味深い比較も行っている。ソースコードと回路図は彼のサイトで見られる。

Electronics

2009.10.29

MITの屋内型レーザー誘導ヘリコプター

MIT MAVチームによるMicro Aerial Vehicle(UAVに似ているが、もっと小さい)の驚きのビデオだ。ボクがいちばん気に入っているのは、2Dレーザー距離センサーを使って周囲の環境をマッピングする部分だ。距離センサーは左右の水平距離を測るだけだが、サーボを使う代わりに、ヘリ全体が上下することで、そのデータから部屋の完全な3Dモデルが作られる。それをもとにヘリコプターをナビゲートするわけだ。これを使えば、従来のGPSでは不可能だった屋内のナビゲーションが可能になる。

Electronics

2009.10.28

ChipDB – 新しいICのデータベース

Matt Sarnoffは、彼のプロジェクト、ChipDBの公開を報告してくれた。マイクロコントローラーや論理回路チップのピン出力を調べるために、何百ページものPDFのデータベースを探さなくても、このシンプルなサイトを利用すれば(例:http://msarnoff.org/chipdb/atmega168)すぐにわかります。
現在はまだデータが十分ではありませんが、Atmelマイクロコントローラー4000シリーズ、7400シリーズ、LMxxxシリーズなど、一般的なチップの情報は揃っています。

Electronics

2009.10.27

アンティーク時計に新しい命

誰かが古い懐中時計にプリント基板とLEDを埋め込んだのだと、思うでしょ? たしかにそうなんだけど、それだけの話ではない。ボクにすれば、これはアイデアと実行の産物だ。アイデア自体は、そんなにビックリするようなものではない。だけど、それを実際に作ったところがすばらしい。とにかくビデオを見て欲しい。これがどんなにクールなものか、わかるはずだ。本当に時を刻んでいる。”短針” と “長針” が文字盤の上を進んでいく様子は、John Taylorの Corpus Clockを思わせる。

Electronics

2009.10.27

RFIDを安価に視覚化する方法

BERGの連中がRFIDリーダーの感度を視角化する面白い方法を考え出した。高価な機器を使って電磁場の強度を測定するのではなく、カードが検出される位置でLEDが光る装置を作ったのだ。それをカメラで重ね撮りしていった。Roomba art とよく似た仕組みだ。このシステムでは、センサーに対するカードの向き(偏光)による感度の変化も目で見ることができる。

Electronics

2009.10.26

Stylophone Beatboxの実力を見よ

[これは、ノイズギークの独り言…]懐かしいDubreqのStylophoneキーボードは、レトロでクールな電子楽器として確固たる地位を築いている。同じようなスタイラスを使ったインターフェースは、手作りシンセの世界ではポピュラーだ。第一、簡単だからね(プリント基板のパッドをグランドに接触させるだけだから、スイッチも必要ない)。残念ながら、ちゃちでローファイなプラスティックのオリジナルのシンセは、目新しさが薄れた時点で、大して音がいいわけでもなく、あんまり面白いものじゃなかった : /

ところが、Dubreqの連中が、音階ではなくてビートを鳴らすように使えば面白くなると気がついた。

Fabrication

2009.10.23

FreeCAD – オープンソースの3D CAD/CAEソフト

CADや3Dプリンターは使ったことがないけど、このソフトなら、使ってみようと思う。これは、OpenCasCadeとQTとPythonをベースにしたオープンソースのCAD/CAEソフトだ。マクロレコーディング機能や、サーバーとして起動して動的に拡張プログラムを読み込むといった機能を備えている。Windows、Linux、Macに対応。いろいろあるなかで、いちばんクールな機能は、オブジェクトがPythonで100%スクリプト可能というものだろう。