Fabrication

2009.11.09

Constraptor – 製造のためのオープンソースハードウェア

Contraptorはオープンソースのパーソナルファブリケーションのためのコンストラクションセットです。個人的な実験、デスクトップマニュファクチャリング、プロトタイピング、さらにはハードウェアハックなどに使えます。これを使えば、いろいろなロボットを作ることができるので、XYプロッターやミニCNCや3Dプリンターなどの試作プラットフォームとしても使えます。時間はかかりますが、構造部分と基本のリニア稼働部分を合わせたサブセットは自分で作ることができます。部品、素材、送料、税金を合わせてコストは約300ドル程度です。

Electronics

2009.11.06

LabVIEWを使ってモデルガンでFPSを楽しむ – 読者限定キャンペーン(2)

日本ナショナルインスツルメンツ社から、Make: Japan読者限定キャンペーンのお知らせです。その内容は同社のNI LabVIEW 2009プロフェッショナル開発システムとNI USB-6008データ集録(12ビット、10kサンプル/秒 アナログ/デジタル入出力)、総額約65万円の電子工作ツールセットを19,800円(税抜)で提供するというもの。組み込みシステムの開発に使われているツールも、アイデアによってはMake読者にも楽しめるような意外なプロジェクトにも使えます。

Electronics

2009.11.06

ゼロックスが開発したプリント基板用の導電インク

ゼロックスは、空気に触れる環境下でも安定性を保つ、フレキシブルなICの印刷を可能にする新しい導電インクを開発した。ゼロックスは、データ処理回路の配線に使われる銀をインクに混ぜることで、これを実現した。高温の溶けた銀を載せると溶けてしまうために使いづらかったプラスティックの表面でも、問題なく使える。ゼロックスは、うんと温度の低いインクの混合物を使うことにしたのだとゼロックスの担当者は話している。[中略 ]このインクは、現在のインクジェットプリント方式で使用できる。

Electronics

2009.11.06

チャールズ&レイ・イームズが作った重力鉄琴

この “音楽のタワー” は、Eames Demetrios の短編映画「901:チャールズ&レイとイームズ・オフィス 45年後の記憶」(901: After 45 Years of Working)に登場する。「901」 では、有名なアメリカ人デザイナー夫妻チャールズ&レイ・イームズのオフィスが、1988年にレイが亡くなったことで解体される様子が記録されている。イームズのオフィスは、Makerの夢の国だ。完成したプロジェクトや未完成のプロジェクトが散乱し、工具や材料がきっちり分類されている。

Electronics

2009.11.05

Arduinoを速くするワザ

上級者向けの素晴らしいInstructableだ。コードはポータブルではなくなるけど、上級者なんだから、そこはなんとかなるでしょ。:) RazorConceptsの解説よりArduinoは遅いって? なんだ? このInstructibleは、Arduinoの遅い部分を指摘して、その改善策を示している。たしかに、Arduinoには遅いところがある。なかでもdigitalWriteコマンドはかなり遅い。LEDを1回だけ点灯させるスイッチ回路などでは気がつかないかもしれないが、TLC5947 PWMを使おうとしたときは実感した。

Electronics

2009.11.04

PIC18搭載でArduinoとピンコンパチなマイコンボード

マイクロファンのPICSYS18-XBEEは、Arduino用のシールドとピンコンパチでXBeeも搭載できるマイコンボード。使用しているマイコン「PIC18F26J50」のプログラムメモリは64KB、RAMは3.7KB。I/Oピン割当機能やUSB IFを内蔵している。ソフトウエア面でのサポートも手厚く、MicrochipのUSB対応ライブラリであるMCHPFSUSB Frameworkや、マイクロファンのArduinoライクなフレームワークPICSYSが使用可能だ。

Crafts

2009.11.02

優れた機能と構造の美しさを兼ね備えた歯車時計

Hacked GadgetsのAlan Parekhは、この美しいgear clock を作った。PICマイクロコントローラと廃物から回収したステップモーターとCNCルーターを使って自分で切り出した木製の歯車を使っている。コンセプトは見たまんまだけど、このわかりやすいデザインがいいよね。すべてのパーツが時計の機能を担っている。中の構造がどうなっているのか、想像を巡らす必要がない。

Electronics

2009.11.02

RFIDリーダーとArduinoを繋ぐ方法

RFIDベースのプロジェクトと格闘していたBenjamin Eckelは、ほとほと疲れてついに決意した。物事をきちんとドキュメント化してみようと。ParallaxのRFIDリーダーとArduinoを接続しようとしたが、すっかり諦めて放り出してしまったキミも、ここを見るといい。ソースコードと、彼がぶちあたった問題を回避する方法が書いてある。

Electronics

2009.11.02

ロボットが監督するレトロフューチャーな教室

落ち着きのない小学2年生だった私は、いつもシーマン先生のチョーク攻撃を食らっていた (笑)。うれしくはなかったけど、少なくとも「授業に集中しない子供や行儀の悪い子供の頭をぶつ監視ロボット」の体罰よりはマシだ。

1969年に小松崎茂が少年サンデーに描いたイラストには、「コンピューター学校出現」という気味の悪いタイトルが付けられている。このコンピュートピア特集では、1989年には、我々の生活は、コンピューターと在宅勤務教師と暴力的な監視ロボットのおかげで、気楽さと恐怖が混在する社会になると予測している。

Electronics

2009.10.30

ポケットサイズのオシロスコープ、DSO Nanoを使ってみた

前に紹介したこのSeeed DSO Nanoオシロスコープだけど、あのときはまだ仕様も決まってなくて、ハードも存在していなかった。ところが、数に限りはあるものの、すでにテスト用のベータ版が出荷されていた。JustblairのBlairがそれを手に入れて、レビュー記事書いてくれた。
で、これは “買い” かどうか。それは目的によるね。マイクロコントローラーの回路をささっとチェックしたいときは、これが便利だ。チャンネルはひとつだし、1MHzという制限もある。だから、高度なアナログのプロジェクトでは力不足だ。