Electronics

2009.11.06

チャールズ&レイ・イームズが作った重力鉄琴

この “音楽のタワー” は、Eames Demetrios の短編映画「901:チャールズ&レイとイームズ・オフィス 45年後の記憶」(901: After 45 Years of Working)に登場する。「901」 では、有名なアメリカ人デザイナー夫妻チャールズ&レイ・イームズのオフィスが、1988年にレイが亡くなったことで解体される様子が記録されている。イームズのオフィスは、Makerの夢の国だ。完成したプロジェクトや未完成のプロジェクトが散乱し、工具や材料がきっちり分類されている。

Electronics

2009.11.05

Arduinoを速くするワザ

上級者向けの素晴らしいInstructableだ。コードはポータブルではなくなるけど、上級者なんだから、そこはなんとかなるでしょ。:) RazorConceptsの解説よりArduinoは遅いって? なんだ? このInstructibleは、Arduinoの遅い部分を指摘して、その改善策を示している。たしかに、Arduinoには遅いところがある。なかでもdigitalWriteコマンドはかなり遅い。LEDを1回だけ点灯させるスイッチ回路などでは気がつかないかもしれないが、TLC5947 PWMを使おうとしたときは実感した。

Electronics

2009.11.04

PIC18搭載でArduinoとピンコンパチなマイコンボード

マイクロファンのPICSYS18-XBEEは、Arduino用のシールドとピンコンパチでXBeeも搭載できるマイコンボード。使用しているマイコン「PIC18F26J50」のプログラムメモリは64KB、RAMは3.7KB。I/Oピン割当機能やUSB IFを内蔵している。ソフトウエア面でのサポートも手厚く、MicrochipのUSB対応ライブラリであるMCHPFSUSB Frameworkや、マイクロファンのArduinoライクなフレームワークPICSYSが使用可能だ。

Crafts

2009.11.02

優れた機能と構造の美しさを兼ね備えた歯車時計

Hacked GadgetsのAlan Parekhは、この美しいgear clock を作った。PICマイクロコントローラと廃物から回収したステップモーターとCNCルーターを使って自分で切り出した木製の歯車を使っている。コンセプトは見たまんまだけど、このわかりやすいデザインがいいよね。すべてのパーツが時計の機能を担っている。中の構造がどうなっているのか、想像を巡らす必要がない。

Electronics

2009.11.02

RFIDリーダーとArduinoを繋ぐ方法

RFIDベースのプロジェクトと格闘していたBenjamin Eckelは、ほとほと疲れてついに決意した。物事をきちんとドキュメント化してみようと。ParallaxのRFIDリーダーとArduinoを接続しようとしたが、すっかり諦めて放り出してしまったキミも、ここを見るといい。ソースコードと、彼がぶちあたった問題を回避する方法が書いてある。

Electronics

2009.11.02

ロボットが監督するレトロフューチャーな教室

落ち着きのない小学2年生だった私は、いつもシーマン先生のチョーク攻撃を食らっていた (笑)。うれしくはなかったけど、少なくとも「授業に集中しない子供や行儀の悪い子供の頭をぶつ監視ロボット」の体罰よりはマシだ。

1969年に小松崎茂が少年サンデーに描いたイラストには、「コンピューター学校出現」という気味の悪いタイトルが付けられている。このコンピュートピア特集では、1989年には、我々の生活は、コンピューターと在宅勤務教師と暴力的な監視ロボットのおかげで、気楽さと恐怖が混在する社会になると予測している。

Electronics

2009.10.30

ポケットサイズのオシロスコープ、DSO Nanoを使ってみた

前に紹介したこのSeeed DSO Nanoオシロスコープだけど、あのときはまだ仕様も決まってなくて、ハードも存在していなかった。ところが、数に限りはあるものの、すでにテスト用のベータ版が出荷されていた。JustblairのBlairがそれを手に入れて、レビュー記事書いてくれた。
で、これは “買い” かどうか。それは目的によるね。マイクロコントローラーの回路をささっとチェックしたいときは、これが便利だ。チャンネルはひとつだし、1MHzという制限もある。だから、高度なアナログのプロジェクトでは力不足だ。

Electronics

2009.10.30

静電容量センサーを使った$10ビートボックス

Alan Steinは、$10 Arduino ビートボックスを、初めてのArduinoプロジェクトとして作った。材料は、じつにシンプルなボードの他に、抵抗3本とピエゾスピーカー、そして、コストを抑えるために、高価なボタンの代わりに、静電容量センサーを使っている。彼は長年のPICAXEの愛用者だが、Arduinoとの興味深い比較も行っている。ソースコードと回路図は彼のサイトで見られる。

Electronics

2009.10.29

MITの屋内型レーザー誘導ヘリコプター

MIT MAVチームによるMicro Aerial Vehicle(UAVに似ているが、もっと小さい)の驚きのビデオだ。ボクがいちばん気に入っているのは、2Dレーザー距離センサーを使って周囲の環境をマッピングする部分だ。距離センサーは左右の水平距離を測るだけだが、サーボを使う代わりに、ヘリ全体が上下することで、そのデータから部屋の完全な3Dモデルが作られる。それをもとにヘリコプターをナビゲートするわけだ。これを使えば、従来のGPSでは不可能だった屋内のナビゲーションが可能になる。