Electronics

2015.01.14

Raspberry Piを使ったArduinoのバルクライター

Kickstarterプロジェクトのロボットを大量に生産しなければならず、何千個ものArduinoにプログラムを書き込む必要が生じた。ひとつひとつやっていたのでは永遠に終わらない。こんなときこそ、本業の製品作りと同じぐらい楽しいメタプロジェクトのチャンスだ。こんなものを作ろうと思った。

複数のArduinoに同時にプログラムを書き込める。
画面を使わない。
書き込みに成功したかどうかを知らせてくれる。
簡単で素早く使える。

ポゴピンは、プリント基板に臨時にコネクトしたいときに便利だ。

Electronics

2015.01.08

ゲームの単調な部分はOpenCVとArduinoで自動化

ゲームをしていると単調な繰り返し作業に遭遇することがある。そういうとき、別のコンピュータを使って解決を試みるのが健全なハッカー精神の持ち主。panchigaさんはOpenCVとArduinoを使って、FF10の「200回連続雷避け」を自動化した。配線図やソースコードはブログで公開されている。

FF10の雷除けを自動化した話

どうやってラクに解くかを考え、それをサクッと実装して試してみるのも、ゲームの楽しみ方のひとつですよね。

Electronics

2015.01.07

Piper:Raspberry PiとMinecraftでエレクトロニクスを学ぶ

Raspberry Piなどのプラットフォームが、コンピューターの学習を目的として、子どもたちにも手が届く価格で提供されていることは間違いない。しかし、手に入りやすいということ以外に、子どもたちがこれらのプラットフォームの可能性を探るための努力は、どれほどなされているだろうか。Piperのスタッフは、Raspberry Piベースの学習プラットフォームを使って、まさにそれをやろうとしている。子どもたちのモチベーションを高めて学習を促す鍵となるものは、Minecraftだ。

Electronics

2015.01.07

音に反応するRGB LED書棚

5000冊の蔵書と1930年代のパイプオルガン(下のビデオの2分20秒あたり)を持つ人間が、そんな読書空間をもっとすごいものにするなんて可能なのだろうか。私には思いつかなかったが、Craig Landrumは答を出した。音に反応する書棚だ。音の大きさにだけ反応するわけではない。Fast Fourier Transformを使って、音の周波数も検知できる。つまり、ひとつの棚は高い音に反応し、別の棚は低い音に反応するという具合にできるのだ。

書棚は、パウダーコートされたアルミ製でプロの仕上げを思わせるコントローラーが付いている。

Crafts

2014.12.26

ペット好きのための10のDIYプロジェクト

ペットは人と同じだ。会社が法人と呼ばれるなら、なぜペットも人と呼ばれないのだろう。それなのに、自分のペットとなると、人はあまやかし、気を引こうとしてあれこれご褒美を与える。一方、Makerたちは、給餌から位置の確認まで、あらゆる手助けをするプロジェクトを作ろうと考える。そんな動物好きのMakerによるユニークなプロジェクトを紹介しよう。

1)Eloy SalinasのPet Water Wardenは、飼い主が離れていたり忙しいときに、水を注いでくれる。

Fabrication

2014.12.25

GPSと連動しLEDで道が示される登山用立体地形図

MITA HIROさんは3Dプリンタで出力する立体地形図と電子デバイスを組み合わせて、新しいユーザー体験を生み出したようだ。Geophと名付けられたそのシステムについて、動画等から得られた情報をもとに少し説明しよう。

まずWebインタフェイスで地図上の領域を指定し、モデルデータを生成する。それを3Dプリンタで出力すると、立体的な地形図ができあがる。ここまでは、すでに見たことがある3Dプリンタの応用例かもしれない。Geophの「本体」は、GPSとフルカラーLEDマトリクスを組み合わせた表示デバイスだ。

Electronics

2014.12.25

Fritzingにコードビューが付いた

MAKEの本を読んだことのある人なら、多くの著者がFritzingの大ファンであることに気がつくだろう。回路の設計に最高にクールな(そして部品やボードも大量に揃っている)ツールであるばかりか、もっともっと凄いのだ。Fritzingは、回路やプリント基板の設計を行うものだ(専用のプリント基板製造サービスもある)。

それに新しい機能が追加された。Fritzing環境に内蔵されたコードエディターだ。現在はArduinoとPICAXEのみの対応だが、すぐに他のプラットフォームにも対応するはずだ。

Electronics

2014.12.18

iPhoneをBLEゲームパッド化するアプリとその作例

尾野道男さんのRCBControllerはiPhone/iPadをゲームパッドとして使うためのアプリ。Konashi、Koshian、RFduinoなど、多くのBLEデバイスに対応している。十字キー&ボタンの典型的なパッドだけでなく、テレビのリモコン風レイアウトも用意されている。自作デバイスの簡易コントローラとして良さそうだ。

RCBControllerのわかりやすい使用例がrobo8080さんのブログにある。

mbed HRM1017 + RCBControllerで、タミヤのタンクを動かしてみた。

Electronics

2014.12.18

ELシート、ELワイヤーで甲冑が光る! 淺野健一さんの「avatar-yoroi」シリーズ[MFT2014]

妖しく光る甲冑のインパクト

前面の装飾が、ライトブルーに光り輝く甲冑。近づいてみると、首と肩を覆う部分にはワイヤーが仕込まれていて、こちらもカラフルに発光している。勇壮な武具と電飾の組み合わせの新鮮さ、カッコよさは、Maker Faire Tokyo 2014でも大いに注目を集めた。

このような日本の伝統工芸の技術と電子工作を組み合わせてアート作品を制作しているのが、淺野健一さんだ(ウェブサイトはこちら)。Faireで、淺野さんのブースには、テーブル1つに作品がぎっしりと並べられた。

Electronics

2014.12.11

110円のARMマイコンでシンセを作るチュートリアル

ARMマイコンで作るシンセサイザー from fadis

わかりやすい解説だったので、ご紹介。110円で買えるARMマイコン”LPC-812″(マルツ)を使ってFMシンセサイザーを作るチュートリアル。mbedの資産を活用しつつも、ローカルのgccでビルドしているところがポイント。LPC-812の性能と命令セットを前提にどう実装したか、というプログラミングに興味がある人向けのお話。最終的な出音は下記の動画のとおり。