Electronics

2014.08.29

Sketching in Hardware

写真:Seth Hunter

2006年、私は年1回で開催するフィジカルコンピューティングツールのサミット、Sketching in Hardware を立ち上げた*。40人の優れたデザイナー、開発者、研究者、アーティスト、教育者が集まり、3日間にわたってハードウェア製品を、いかに簡単に開発できるようにして、環境やデジタルアートに応用しやすくするかを話し合う。

ハードウェアは今でも難しい(Hardware is still hard)。しかし、私はこのサミットを立ち上げたときから比較すると、ずいぶん状況は変化した。

Electronics

2014.08.28

79歳ラジコン初心者が作る高速農薬散布船

水田で農薬を散布するための手作りラジコンボート。製作者は御年79歳のラジコン初心者とのこと。全体構造はエアボートを踏襲してるように見えます。エンジンは草刈り機用4サイクル。それで3ブレードのプロペラを回している。船体はなんとボディーボード。どうりでカラフル。排水量は9kgですか。この構造なら、水田を走らせても、苗は傷つかないんですね。動く様はかなり迫力がある。そして仕事の役に立つ。

Electronics

2014.08.27

Light Blue Bean ─ 無線でコードをアップロードできるBluetooth LE対応のArduino互換ボード

Light Blue BeanをLight Blueアプリとジャンパー線で試す。

Light Blue BeanはBluetooth LE対応の新しいArduino互換ボードだ。まったく新しいアイデアというわけではないが、Beanには、私が見てきた限りでは、他のBluetooth LE対応のArduino互換ボードにはない機能がある。無線でコードをアップロードできるのだ。

私たちは、開発中のBeanを数回、そして予約が始まったときにいち早く製品を見せてもらっている。

Crafts

2014.08.26

Teenage Engineering + Clavia -ストックホルムの新旧の音楽テクノロジー企業(DIY MUSIC in Europe)

先日の記事で取り上げたMIDI HACKをレポートするためにストックホルムを訪れると決めた際、必ずコンタクトを取ろうと思った企業がストックホルムの音楽系のスタートアップの代表でもあるTeenage Engineering社だ。彼らが最初にリリースした製品OP-1はコンパクトで面倒なセットアップを必要とせず、直感的な操作でダイナミックに音を変化させられるインターフェースを持っている。例えばシンセとは何か、そこから勉強しなくてはいけないような難儀な製品では、初心者は音を出して、そこから何をするか考えて止まってしまう。

Electronics

2014.08.22

導電性インクと導電性エポキシで電子回路をプリントするSquinkはパーソナル電子工場となるか?

アイデアとプロトタイプの間はどんどん狭くなっている。かつては一部の大企業にしか使えなかった3Dプリンターのようなものも、今では近くのホームセンターでも買えるようになった。こうしたトレンドを推進している原動力のひとつに、Arduinoなどのボードが簡単に手に入るようになったことがある。これを使えば内蔵システムのプロトタイピングが、早く安くできる。これまでは非常に難しかったハードウェアの問題は、簡単なソフトウェアで解決できるようになったのだ。

回路の設計が完成したとしても、ブレッドボードから先に進めるのは大変だった。

Crafts

2014.08.21

Sonar +D 2014(DIY MUSIC in Europe)

バルセロナ在住の音楽ライター、類家 利直さんにヨーロッパのDIY MUSICシーンについてレポートしていただくシリーズの2回目です。1回目はこちら。

今年もバルセロナにSonarの季節がやってきた。Sonarはエレクトロニック・ミュージックを中心としたライヴやDJのステージを楽しむ音楽フェスティバルで東京含む世界数都市で行われている。会場内には Sonar +Dというスペースが設けられ、音楽系ハッカソンとして有名なMusic Hack Dayや様々な団体・企業の展示やワークショップ、アーティストや音楽関係者によるカンファレンスなども行なわれ、バルセロナのSonarでは音楽のテクニカルな側面にもスポットを当てている。

Electronics

2014.08.21

ArduinoとUnityとUniduinoでフライトシミュレータ

takahi5さんはOculus Riftを使ってメーヴェ感覚のフライトシミュレータを作ろうとしている。入力側はArduinoと加速度センサ。Unityとの接続にはUniduinoを使用。

ちょっと未来 – Oculus Riftでメーヴェを作ろう(1)

Uniduinoを使うと、”StandardFirmata”を書き込んだArduinoとUnityプログラムを簡単につなぐことができます。Uniduinoの導入については、Hirahara Makotoさんのブログがわかりやすかったです。

Crafts

2014.08.20

Stockholm MIDI HACKレポート(DIY MUSIC in Europe)

今回から3回連続でバルセロナ在住の音楽ライター、類家 利直さんにヨーロッパのDIY MUSICシーンについてレポートしていただきます。尚、原稿をいただいてから、編集部の都合で公開が遅れたことに関して筆者の類家様にお詫びを申し上げます。(MAKE日本語版編集部)

去る5月17日、18日ストックホルムで音楽ハッキング・イヴェントMIDI HACKが開催された。

Electronics

2014.08.15

Raspberry Piでレアでレトロなプラットフォームを復元

世間に出回っているRaspberry Piのほとんどが、LinuxディストリビューションのDebianを最適化したOSであるRaspbianを走らせているのは間違いないだろう。そしてもし、Raspberry Pi NOOBSのインストールをしたことがある人なら、Arch、Pidora、RISC OSといった他のOSも使えることを知っているだろう。しかし、使えるOSやエミュレーターはそれだけに止まらない。実際、Raspberry Piは、ヴィンテージOSのプラットフォームとして、または特殊なプラットフォームとして使われているのだ。

Electronics

2014.08.14

夏休みの自由研究に役立ちそうな無料iPadアプリ3選

夏休みの自由研究と言えばやっぱり昆虫採集。野山で虫取り網を振るうのもいいけど、このiPadアプリを使うと在来種を捕まえるのではなく、新種の虫を作り出すことができる。Autodesk 123D Creatureは、生物の造形に特化した3Dツール。簡単な操作で骨格の設計、肉付け、塗装といった創造の全工程が可能だ。3Dプリントサービスでの出力にも対応している。UIがすべて英語なのは残念だけど、無料で利用できる。

夏休みの自由研究と言えばやっぱり天体観測。