Fabrication

2014.10.15

Pi Top:3DプリントされたフルサイズのRaspberry Piノート

Pi Topは教育的なキットだ。クラウドファンドのキャンペーンに備えた初期ステージといった感じに見える。基本的なアイデアは、ノートパソコンを自分で組み立てて、そこからいろいろ学ぶというもの。ソフトウェアにパッケージされたレッスンも、このRaspberry Piをベースとしたノートパソコンに付属している。Pi Topプロジェクトの詳細は彼らのウェブサイトで見られる。サインアップすれば、キャンペーンに向けての最新情報もチェックできる。

Electronics

2014.10.14

未来の、だけど身近なデバイス「雰囲気メガネ」─大企業とソフトウェアエンジニアのコラボレーション(Maker Pro Jp)

iPhoneと連携するメガネ型情報端末「雰囲気メガネ」プロジェクト、全体を統轄している白鳥啓氏(間チルダ)、河村和典氏(三城ホールディングス)に話を聞いた。

慣れ親しんだものなのに新しい、不思議な感覚

雰囲気メガネはBLE(Bluetooth Low Energy)でiPhoneと通信して、iPhoneからメガネのLEDとブザーをコントロールできるデバイス。つまりiPhoneのノーティフィケーション情報を、メガネを通して光と音で通知できるのだ。

Electronics

2014.10.02

Raspberry Piのカメラは天体撮影にいいらしい

この動画は10cmのニュートン式望遠鏡に2種類のカメラを接続し土星を撮って比較したもの。RasPi側はNoIR(No Infrared)カメラモジュールに6mm接眼レンズを組み合わせている模様。シロウト目にはRasPiのほうが良いように見えますが、どうでしょう? Palm Dreamsさんがブログで詳しく解説しているので興味のあるかたはそちらをどうぞ。

Electronics

2014.10.01

Arduinoが3Dプリンター「Arduino Materia 101」を発売

誰にでも使えるマイクロコントローラーで革命を起こしたことで知られるArduinoが、3Dプリンターの発売を予定している。

Arduino Materia 101は、世界に向けて公式Arduinoツイッターアカウントから四角い白と青の熱積層型プリンターの写真ととともに発表された。Arduinoの共同創設者 Massimo Banziがイタリアのテレビで発表を行うという予定も書かれている。Maker Faire Romeにも出展されるという。

Electronics

2014.09.30

LittleBitsがハードウェア版Appストア「BitLab」を開設 ─ 製品化されたモジュールの売上を開発者に還元

LittleBitsは、あなたが開発したモジュールをコレクションに加えたいと考えていた。そこで、Appストアの形を借りてそれを実現した。

彼らの新しい試みはbitLabと呼ばれ、ハードウェアのデザインを民主化するという同社の使命を一歩進めるものだ。LittleBitsは2011年に10個のモジュールからなるキットでスタートしたが、現在ではモジュールのコレクションは50を超える。そして今、一般の人たちのプロトタイプを製品作りに役立てようとしている。

Electronics

2014.09.29

GEが家電品をハックするためのインターフェイスボード「Green Bean」を発表

GEは自社製スマート家電のプログラムやコントロールが可能になるインターフェイスボードの発売を開始した。同時に、メイカースペースにGE製電子レンジや冷蔵庫を大量に配って、プロジェクトを立ち上げてもらいたいと考えている。

これは、GEとLocal Motorsが協力して、独立系のデザイナーたちに、大手製造メーカーにはできない早さで、新しいアイデアを発見し、作り、ライセンスさせるための橋渡しをするというFirstBuildプログラムから発展したものだ。

Electronics

2014.09.25

手作業を再現する原寸大動画共有器 FAB TABLE

2段になっているテーブルの上の段にはiPhoneを置きます。そのiPhoneが、下段の作業を録画します。さらに上段には小さなプロジェクタがあって、録画した作業の様子を下段のテープルに原寸大で投映することができます。録画した動画を共有することで、他者の作業の原寸大映像を自分のテーブルで再現できる。そこにいない人から「やって見せてもらう」ことができるわけですね。

FAB TABLEの作り方はInstructablesで公開されています。

Electronics

2014.09.24

真の「道具」としてのLSI・半導体 ─ なぜ “LチカLSI” を作ったのか

先日、makezineの「Lチカ専用LSIを作ってみた」にて紹介した “LチカLSI” をなぜつくったのか、そしてMakerにとっての意味を作者の秋田純一さん(金沢大学)に寄稿していただきました。

LEDを点滅させる「Lチカ(LEDチカチカ)」といえば、Arduinoなどのマイコンのはじめの一歩の定番です。例えばArduinoだとサンプルスケッチ「Blink」でLチカができます。マイコンが登場する前は、発振回路を使ってLチカをするのが定番で、無安定マルチバイブレータや定番のタイマIC「555」などの方法がありました。

Crafts

2014.09.24

3Dプリントで作ったダフトパンクのヘルメット

ウチの娘が4歳もまだならないころ、私のところへやって来て、ちいちゃな声で、1日遊んで片方に寄ってしまったお下げ髪で、こう言った。「ママ、私、大きくなったらダフトパンクになる」 彼女は彼らの大ファンだ。私たちは『インターステラ5555』を毎日、何度も何度も何度も繰り返し見ていたのだ。私は完全に合意した。というか興奮した。何から何まで受け入れた。なぜなら私もダフトパンクが大好きだからだ。そして今、3Dプリンターとちょっとした材料があれば、オリジナルのダフトパンクのヘルメットが作れることを、間もなく10歳になる娘に言ってやれるようになった。

Electronics

2014.09.19

自分で直す権利:本当の意味で物を所有する権利のための戦い

私の携帯電話が人間だったとしたら、それはバイオニックウーマンだ。ボディは壊れて、数え切れないほど作り直した。頭脳も作り変え、いじくりまわし、改良した。

この3年の間に、私のiPhone 4Sは脱獄して家のホームオートメーション・システムに接続された。Apple公認のガラスのバックパネルは透明なものに入れ替えた。水につけられ、分解され、完全にきれいになった。それも2回。Cydiaストアが提供しているフリーの脱獄アプリのお陰で、Appleが許さない方法で電池残量を調べたりもできる。