Fabrication

2013.02.01

健全なMakerスペースを作るコミュニティ

牛乳は強い骨を作る。コミュニティは強いMakerスペースを作る。ギークな人たちがたくさん集まるのは良いコミュニティの証拠だ。地元Reston図書館には、3Dプリンターを見ようと大勢の人が集まった。

ときどき私は、うまくいっていないMakerスペースを訪れる。「場所がある。工具もある。でもメンバーがいない」。物理的側面に注力しているが、コミュニティの構築には力を入れていないのだ。そんな彼らには、こう助言している。コミュニティのないMakerスペースは魂のない場所だと。魂がなければ情熱も生まれない。

Other

2013.01.29

深圳(シンセン)のMaker

MakerBotの共同創設者、Zach “Hoeken” Smithは、同社を離れてから中国の深川を本拠地と称している。そこのMaker文化や、電子部品と専門技術者へのアクセスのよさに惚れ込んだのだ。気候もブルックリンよりよっぽどいい。Zackは地元のMaker、チェン氏と知り合いになった。彼は、多くのMakerの理想、つまり「自給自足、自宅での小口生産、持続可能な生活」を実現した人物なのだそうだ。

彼はその出会いをブログに書いている。真のMakerとの興味深い異文化交流の話だ。

Crafts

2013.01.26

なぜ、我々はMaker Mediaを分社化したのか — Tim O’Reilly

今日、O’Reilly MediaはMaker Mediaを分社化することを発表した。このような運びになった背景と、この新しいMaker Mediaにどのような好機があると考えているのかについて、すこし説明したい。[日本語版編集部から:本エントリは、O’Reilly Radarの”Why we spun out Maker Media”の翻訳です。]

愛好家から起業家への橋渡し

次の10年間で興味深い技術は、その多くにソフトウェアだけでなくハードウェアでの革新が含まれているはずだ。

Fabrication

2012.11.15

Zach "Hoeken" Smithへの5つの質問

彼のブログにも書かれているが、Zach “Hoeken” Smith(blog.zachhoeken.com)は中国にいる。
Zach “Hoeken” SmithはMakerBotの共同創設者だが、18カ月前に辞職し、今は中国の深圳(深セン)に住んでいる。独自のプロジェクトを追求すると同時に、サンフランシスコを拠点にハードウェア企業の立ち上げを支援する団体、Haxlr8rのプログラムディレクターを務めている。私は先日、Zackにインタビューを行い、中国での仕事、MakerBotのこと、オープンソースのことなどを話してもらった。

Other

2012.10.25

US版『WIRED』編集長 クリス・アンダーソン来日。「Makerムーブメント」を語る

この秋は、Makerの皆さんにおすすめの書籍、イベントが盛りだくさん。
まず10月25日に発売になるのが「MAKERS―21世紀の産業革命が始まる」(NHK出版)。ご存知、US版『WIRED』編集長のクリス・アンダーソン氏が『フリー』『ロングテール』の次のパラダイムシフトとして「Makerムーブメント」を描く。

新産業革命としてのMakerムーブメントの成り立ちから、現在の製造業の未来予想まで、具体的な事例を挙げながら幅広く解説していく手法はさすがクリス・アンダーソン。

Electronics

2012.09.21

サイエンスニュース – 「作る」が変わる!広がるMakerムーブメント

JST(科学技術振興機構)が配信するサイエンスニュースにて「Makerムーブメント」が取り上げられました。
自分の手でモノを作り、その成果を多くの人と共有しようという「Makerムーブメント」が広がり始めています。この夏開かれた”Make Ogaki Meeting”と「工作カフェ」Fablabつくばを取材。「あらゆる人が消費者から作り手(Maker) になる世界」を目指す、新しいものづくりへの動きをリポートします。

Crafts

2012.08.30

機能性タトゥー

シャイタウンに住むアーティストで大工のFloyd A. Davis IV of Artpentryは、以前紹介したGentleman’s Boomboxesのような過激なプロジェクトで知られているだけでなく、私た知る限り最高のMakerタトゥーの持ち主でもある。もともと、ノートには何も書かれていない。自由に材料リストが書き込めるわけだ。彫り師はCode of Conduct の Jason Hoodrich。

訳者から:日本だったら、これだけで温泉アウトよね。

Electronics

2012.08.20

Ladyadaが「Entrepreneur Of 2012(2012年の起業家)」の最終選考に

私のパートナーであるAdafruit Industriesの Ladyadaが”Entrepreneur Of 2012″(2012年の起業家)の最終選考に残った。Makerムーブメントが成長して、多くの人々がビジネスにまで辿り着いたという感じだ。なかでも、オープンソースハードウェアの会社が、しっかりとしたビジネスを運営しつつも、自分たちのオープンソースとMakerの価値を守り続けたことが大きいと思う。
Limorは最初からMAKEの顧問であり、彼女が作るキットは5年以上も前からMaker SHEDで販売されている。

Fabrication

2012.08.10

Kickstarterと「演者観客比率」

写真:Dan Parham
このところ私は、Kickstarterとクラウドファンドについてずっと考えている。これに関しては、開始するのに最適な日の統計や、そんな刊行物や記者を選ぶべきかとか、謝礼の決め方などなど、びっくりするほどの情報がある。どれも素晴らしく興味深いのだけど、どうもバターをチェーンソーで切るような感じがする。Kickstarterのもっともシンプルな秘訣は、誰に訴え、彼らを」どう取り込むかだ。そして私は、これまでのクラウドファンドに関する研究と体験から、ひとつのわかりやすい概念を導き出した。

Fabrication

2012.07.18

Maker Conference Tokyo 2012基調講演「Makerムーブメントを先導すること・追いかけること」

2012年6月2日、日本科学未来館で、Maker Conference Tokyo2012が開催され、約300名のMakerが参加しました。本稿では、「Make」誌のファウンダー、出版人であり、Maker Faireの共同創業者のDale Doughertyによる基調講演「Makerムーブメントを先導すること・追いかけること」の内容を紹介します。
中心がないMakerムーブメント
おはようございます。世界的に見て東京のMakerムーブメントは、比較的初期のころに立ち上がったものでした。