Crafts

2013.05.31

Arduino共同創設者のMassimo Banziによる新連載 ─ Arduinoで未来をMakeする

今、DIYエレクトロニクスの世界でいちばんホットなものは何かとMakerに聞けば、みんなArduinoと答えるだろう。2005年に初期のボードができたときから、このオープンソースツールを使って学生たちはインタラクティブなデザインプロジェクトを開始した。このプラットフォームは世界的な現象となり、世界のMaker、ハッカー、アーティストたちの創造力に火をつけた。早い話が、ArduinoはMakerとMakerコミュニティーの間で非常に大きな存在だということ。

Crafts

2013.05.24

新しいMakerをどうMakeするか – Maker Education Day

新しいMakerをどう育てるか。子どもたちは、作る状況に置かれると、本当に熱心に作るようになることが、最近の経験からわかってきた。私たちは一歩下がる必要がある。我々大人のチャレンジは、そうした状況を提供することだ。そして勇気を持って一歩下がることだ。Maker Education Dayに参加しよう。

毎年、Maker Faireの前日に、学校の子どもたちを招待して、Makerになるとはどういうことかを見せている。我々は何も教えない。その状況に置くだけだ。感化させると言ったほうが正しいかもしれない。

Fabrication

2013.05.13

Inside 3D Printing:メーカーレポート

ニューヨークで開かれたInside 3D Printing Conferenceは、3Dプリントのビジネスの面をハッキリ見せてくれた。3D Systems、MakerBot、Stratasysといったいつもの面々は総力をあげて展示を行っていた。また、FormLabs、ZoomRP、Sculpteo、Mbot、MakerGearといった新規参入組も顔を揃えていた。Shapeways(ニューヨークに本社がある)はなぜか出展していなかったが、CEOのPeter Weijmarshausenはキーノート講演を行い、3,000万ドルの新規投資を受けることを発表していた。

Fabrication

2013.04.24

Makerとマラソンランナー

今日は愛国者の日で第117回のボストンマラソンの日だ(日本語版編注:原文は4月15日に掲載されました。筆者により爆発事件に関するコメントが文末に追加されています)。2万7000人以上の人が参加する。ボストンマラソンは、アメリカで最初の、そしてもっとも権威あるマラソン大会だ。しかし、今ではこうしたマラソン大会が世界中で3000回ほど開かれている。今ほど多くの人がマラソンに参加するときはなかった。私は、マラソンと、成長するMakerムーブメントとの関係を研究している。

Crafts

2013.04.23

Frank Catalfumo:靴を作り続けて70年

ニューヨークを拠点に活躍する映画製作者で写真家のDustin Cohenは、靴職人、Frank Catalfumoの短くも美しいビデオプロファイルとフォトエッセイを公開した。91歳のFrankは、1945年からブルックリンのF&C Shoesで靴の製作や修理を行ってきた。今でも週に5日、息子のMichaelと一緒に仕事をしている。「私は引退はしません。先へ進むだけです。人生は前に進まなければなりません」と彼は話す。4分間のビデオの中で、Frankは、長い間に近所の様子や靴作りの環境がいかに変化したかを語っている。

Electronics

2013.04.10

仕事をMakeする

Artisan’s Asylum でガラスワークを教える(写真撮影:Chris Connors)。

イノベーションは仕事を生むか、それともなくすか。これは、カリフォルニア州メンローパークのSRIで先週開かれたInnovation for Jobs(I4J)の国際サミットで提示された問題だ。仕事のアウトソーシングや自動化の進歩は、仕事をなくす2大トレンドだ。新しい仕事はどこから出てくるのだろう。その新しい仕事に備えるために、教育は若者たちをどう育てたらいいのだろう。

Crafts

2013.04.09

子どもMakerのための場所

Makerスペースはどんどん人気を高めている。よく知らない人のために説明するならば、Makerスペースまたはハッカースペースとは、人々が集まってものを作る場所だ。それぞれに特徴があるが、コミュニティとしての意識を持ち、物作りの楽しさや知識を分かち合う場所であることが共通している。そうした施設が近くにあればラッキーだが、そこが子どもも受け入れてくれるとは限らない。子どもたちが自分のアイデアを形にしたと思ったとき、若きMakerをどこへ連れて行けばいいのだろうか?

これは重要な問題だ。

Other

2013.03.14

「DIYはコミュニティの扇動者だ」Dale DoughertyがEtsyで語る

この短いながらグレートなEtsyのQ&Aで、MAKEのファウンダーで発行人のDale Doughertyが、MAKEの変遷、機知に富むということ、そして物作りは他人への思いやりである、といったことを語っている。

Maker Faireでも、MAKE本誌でも、私が「アマチュア」に焦点を合わせるのは、まさにそこです。アマチュアの語源は「愛すること」です。私は、自分たちがやっていること、ものを作ることを愛する人たちに焦点を当てたいのです。そんな場所を探し出して、そこにいたいのです。

Fabrication

2013.02.15

Generation 3D(3Dの世代):PrintrbotのBrook Drummが語る子どもと3Dプリント

Printrbotの創設者、Brook Drummは、初めて買った3Dプリンターキット(MakerBot Cupcake)の組み立てに、2人の娘と1人の息子を無理矢理引きずり込んだ。子どもたちは3Dプリンターを、普通に家にある道具として使いながら育っている。彼はここで、どのようにして3Dプリンターが子どもの新しい可能性の世界を開くのか、なぜ学校に3Dプリンターを採り入れることが重要なのか、について語っている。

Other

2013.02.06

「作る」ってどういうこと?

 

よくこう聞かれる。その裏には「そんなに大事なこと? 理解できない」という意味が込められている。表面的な答に意味はない。「作るとは、何かを作ることだ」昔からみんながやってきたことだ。新しいことではない。それなのに、興奮する。それのムーブメントが起きている。世界を変えると言っている。どうしてこうなるのだ?

もっとも低いレベルでの「作る」ということは、根源的なものだ。私たちは必ず何かを作っている。そして、そこから大いなる満足感を得ている。「作る」ことの階層を上げるには、昔から技能を身につけることが必要不可欠だった。