Other

2012.03.21

少量をひんぱんに作る – イギリスが考える製造業の未来

Makerビジネス、Tinker Londonの創設者のひとり、Alexandra Deschamps-SonsinoがMade Northで行ったプレゼンテーションは面白かった。どこでも問題になっている伝統的な製造業の衰退に関する話だ。工業の話をすると、ほとんどの人は、ロマンチックな側面ばかりを見て、そもそも私たちが「物を作ること」を止めてしまった理由を見ないように思える。工業が栄えた時代がうまくいっていた理由のひとつには、子供を働かせることに良心の呵責がなかったという点がある(これについてはLewis Hineが詳しく述べている)。

Kids

2012.03.19

退屈している暇があったら何かやれ

World Maker FaireのJoey Hudy。写真提供:Aaron Fedor/Cognizant Technology Solutions
Joey Hudyのホワイトハウス訪問は大統領に大きな感銘を与えた。Joeyが披露した Extreme Marshmallow Cannonもさることながら、大統領の驚きは、名言入りの彼の名刺にあった。これは本日発表された、ホワイトハウスのイベントに関するオバマ大統領の感想だ。最後に、数週間前、まさにこの部屋と隣の部屋で開かれた私の大好きなイベント、ホワイトハウス・サイエンスフェアについて話そう。

Other

2012.03.12

Makerビジネスの10のルールに従ってみたら

ウェブデザインの会社を経営するワイオミング州ミルウォーキーのPete Prodoehlは、このButtonキットの販売でDIYビジネスに参入した。これはボタンひとつだけのキーボードで、写真を撮影するとか、いろいろな使い方ができる。そこで彼は、Chris AndersonのMakerビジネスの10のルールに沿って、自分の経験をブログに書いている。

利益を得ること。
十分な現金を用意しておくこと。
賢く買うこと。
基本的なビジネスのルールはそのまま守る。
Makerは我慢あるのみ。
できるかぎりオープンであれ。

Crafts

2012.02.21

ドアについて考える

みんな毎日使っているドアだけど、ドアについて深く考えることはあまりない。オーストラリアの読者、Emily T.がDave Delisleのウェブサイト、Geek Ideasに投稿した、ひとつのノブが裏表に回転して移動するドアのコンセプトが、私たちの生活を大きく変えるようなものなのか、自分にはよくわからない。
でも、面白いよね。見てて楽しい。考えて楽しい。毎日当たり前のように使っている単純な道具が違う形になったら、私たちの日常がどう変わるのかを考えるのも楽しい。

Kids

2012.02.17

Zero to Maker:少なくとも一人じゃない

ちょっとヤル気のなかったMaker、 David LangがMakerカルチャーに身を沈め、我らの仲間、TechShopの寛大なるご協力のもと、できる限りのDIYスキルを習得していく様子をレポートします。彼は、何を学んだか、誰に会ったか、どんなハードルをクリアしたか(またはしなかったか)など、奮闘努力のレポートを連載します。- Gareth
昨日、私はTechShopに午前9時30分に到着した。開店して30分後だ。私は朝にTechShopに行くのが好きだ。なんと言っても静かだからだ。人はまばらだ。

Science

2012.02.16

トロントの高校生がレゴ人形を宇宙に打ち上げた

トロントに住む2人の17歳のMaker、Mathew HoとAsad Muhammadが、自作の気象観測気球にレゴの人形を乗せて23400メートル上空まで打ち上げた。97分のフライトを終えて気球は地球に戻り、その壮大な旅の様子を伝えた。
MITの学生による類似のプロジェクトに刺激を受けた彼らは、すべてを手作りでやろうと考えた。直径1.5メートルのパラシュートまで手縫いだ。毎週末を使って5カ月間、ついに気球は完成し、打ち上げを行い、苦労の成果となる素晴らしい写真を撮影した。

Electronics

2012.01.20

黙想 ── Makingに飛び込む

あなたが自分はMakerだと気づいたのは、いつの時点だった? 創作の心は、何かを学びたい、仕組みを知りたい、改造したいという飽くなき欲求から芽生える。この衝動が早くに目覚める人もいれば、遅い人もいる。あなたは、いつも壊れた自転車を直していた子供だっただろうか。または、家族が買った初めてのパソコンにはまって、何年か後にフィジカルコンピューティングを使って複雑なガジェットを作れるようになるまで、ずっとパソコンにしがみついていた子供だっただろうか。
それとも、すぐに自分のオモチャを分解してしまう子供だったかも。

Fabrication

2012.01.18

Best of MAKE: クラウドファンドの年

Makeでは一般的な用語を使うべきなのだろうが、今のところ、我々にとって「クラウドファンド」は、基本的に「Kickstarter」と同義語だ。Make Onlineのアーカイブだけでも、Kickstarterで検索すると100本の記事が出てくる。初めて記事にしたのが2009年10月だった(MakerBeamのプロジェクト)。これに対抗できるメジャーなクラウドファンドのサイトとしてMakeで大きく扱われたのは、IndieGoGoだけで、記事の数は8本。

Kids

2012.01.16

Zero to Maker:自分を説明するということ

ちょっとヤル気のなかったMaker、 David LangがMakerカルチャーに身を沈め、我らの仲間、TechShopの寛大なるご協力のもと、できる限りのDIYスキルを習得していく様子をレポートします。彼は、何を学んだか、誰に会ったか、どんなハードルをクリアしたか(またはしなかったか)など、奮闘努力のレポートを連載します。- Gareth
年末休暇。家族といっしょに、素直な気持ちで自分を振り返ることのできる唯一の時間だ。とくに、この一週間は輝いていた。

Science

2012.01.04

ニューヨークでできれば、どこででもできる

私の住居兼仕事場は、ニューヨーク市内のウォールストリートから2ブロックほど離れた場所にあるので、ここ数ヶ月は面白くて感動的だった。普段のニューヨークシティの熱狂よりも、さらに熱かった。私はMakeで仕事をするかたわら、オープンソースエレクトロニクスの工場、 Adafruit Industriesの経営を手伝っている。2008年の金融危機の際に、金融関係の連中が逃げ去ってしまったため、私たちはとても広いスペースを借りることができた。それから、この地域の激しい変化を見続けてきた。