Electronics

2012.08.20

Ladyadaが「Entrepreneur Of 2012(2012年の起業家)」の最終選考に

私のパートナーであるAdafruit Industriesの Ladyadaが”Entrepreneur Of 2012″(2012年の起業家)の最終選考に残った。Makerムーブメントが成長して、多くの人々がビジネスにまで辿り着いたという感じだ。なかでも、オープンソースハードウェアの会社が、しっかりとしたビジネスを運営しつつも、自分たちのオープンソースとMakerの価値を守り続けたことが大きいと思う。
Limorは最初からMAKEの顧問であり、彼女が作るキットは5年以上も前からMaker SHEDで販売されている。

Fabrication

2012.08.10

Kickstarterと「演者観客比率」

写真:Dan Parham
このところ私は、Kickstarterとクラウドファンドについてずっと考えている。これに関しては、開始するのに最適な日の統計や、そんな刊行物や記者を選ぶべきかとか、謝礼の決め方などなど、びっくりするほどの情報がある。どれも素晴らしく興味深いのだけど、どうもバターをチェーンソーで切るような感じがする。Kickstarterのもっともシンプルな秘訣は、誰に訴え、彼らを」どう取り込むかだ。そして私は、これまでのクラウドファンドに関する研究と体験から、ひとつのわかりやすい概念を導き出した。

Fabrication

2012.07.18

Maker Conference Tokyo 2012基調講演「Makerムーブメントを先導すること・追いかけること」

2012年6月2日、日本科学未来館で、Maker Conference Tokyo2012が開催され、約300名のMakerが参加しました。本稿では、「Make」誌のファウンダー、出版人であり、Maker Faireの共同創業者のDale Doughertyによる基調講演「Makerムーブメントを先導すること・追いかけること」の内容を紹介します。
中心がないMakerムーブメント
おはようございます。世界的に見て東京のMakerムーブメントは、比較的初期のころに立ち上がったものでした。

Crafts

2012.06.22

Maker Works – 社会的目的のあるMakerスペース

Makerスペースはみんなの期待に応えることができるだろうか。こうした施設の大多数は、人々が物を作り、教え合い、工具を共有することを目的としているが、なかには社会の要求に応えるためのものもある。これは、そんな Makerスペースの物語であり、彼らが世界に広めたいと願っているビジネスモデルの話だ。Maker Worksは、ミシガン州の重工業地帯の真ん中にある会員制のスペースだ。ここは100年間にわたって物作りの伝統を受け継いできた土地だが、幾度となく試練を経験してきた。

Fabrication

2012.06.20

Makerムーブメントは子供たちの手にゆずろう

Maker Faire Bay Area 2012へ来てくれた人たちもみんなそうだろうけど、私はまだ興奮が冷めやらない。何千人ものMakerたちに会い話をした経験は強烈で、ものすごいエネルギーをもらった。こんな体験をさせてくれるものは他にない。今日は父の日なので、私の頭から離れない光景について書こうと思った。これがみんなの心にも焼き付いてくれるといいな。
Makerムーブメントは、今、移行の時期を迎えている。私たちのような大人たちは、もうかれこれ10年ほどMakerムーブメントと呼ばれる動きのなかで活動してきた。

Electronics

2012.06.08

Intern's Corner: 初めてのMaker Faire

子供が初めて雪のクリスマスを経験したときのことを想像してみてほしい。雪に興奮して、神秘的なサンタの雰囲気に触れて、そしてそう忘れてならないプレゼント。あの感覚を3倍にして、炎と、何百台かのロボットと、NASAも震え上がる大量のペーパーロケットを加える。圧倒されそう? まさに、私がそうだった!

MAKE のスタッフである私がこんなことを書くと驚かれるかもしれないが、これが私の初めての(泣)Maker Faireだったのだ! サンマテオへ向かう車の中で、私はあれこれ不安を抱えていた。どれほど混雑するのだろうか。

Crafts

2012.05.15

BotSpot ─ オープンソースのアートロボット

アートとロボット工学を合体させてオープンソースにしたら何ができる? 技術畑出身の2人のアーティスト、Carter StokumとWayne Campbellは、ずっとその答を探っている。これに情熱を燃やす2人は、現在、Kickstarterキャンペーンで、その答を探るコミュニティ作りのための資金集めを行っている。
2人の出会ったのは、先生と生徒の関係としてだった。TechShopの講師をしていたCarterのもとで、Wayneはいくつもの授業を受けている。

Electronics

2012.03.28

ビデオゲームの父、ラルフ・ベアは90歳で現役発明家

ビデオゲームの父 ラルフ・ベア(Ralph Baer)の素晴らしい紹介ビデオだ。御年90歳にして、いまだ現役。

「今でも、何かを動かすことから大きな力を得ているよ。ハードウェアを書いて、ボタンを押して、マイクロプロセッサにつなげて、それが動く。ああ、美しい」ラルフ・ベアはビデオゲームの父と呼ばれている。彼が発明したMagnavox Odysseyは世界初の家庭用テレビゲーム機だ。私は、発明家のインタビューシリーズのひとつとして、昨年の夏にこれを撮影した(いずれ本とアプリも出るはずです)。

Fabrication

2012.03.23

Makerビジネス ─ シャキーン! テレビゲームの郷愁漂うライト

タッチセンサのスイッチで点灯し、同時にあの懐かしいゲームの音がする。(写真:Adam Ellsworth)
Makerスペースで湧き出たアイデアから、懐かしい魔法が甦ることがある。これは8bitlitの共同開発者、BryanとAdamのメッセージだ。コンセプトからプロトタイプ、さらに小規模ながら生産体制が整うまでに、彼らは2カ月を要しなかった。彼らのマリオブラザース風ペンダントライトは、間もなく販売が開始される。「シャキーン!」
去年の暮れ、Bryanはレーザーカッターでプロジェクトを切り出したり、建具で遊んだり、勉強したりと盛り上がっていた。

Electronics

2012.03.22

World Wide RomeにMakerが集合

私は今、ローマで開かれているイタリアのMakerムーブメントの発展と貢献を支援するためのカンファレンスに参加している。今朝はChris AndersonとMassimo Banziが講演を行い、午後は私が行う。ホストはRiccardo Luna。World Wide Rome – the Makers Editionの主催者だ。カンファレンスは美しいローマの旧水族館、Acquario Romanoで行われている。
Andersonは、イタリア文化におけるデザインの重要と、その専門性が、すべての人がデザイナーになる新しい世界を理解するうえでの焦点になると語った。