Fabrication

2013.10.04

世界初、学校用全自動3Dプリンター

先週開かれたNashville Mini Maker Faireで、New Valence RoboticsのMakerたちと話ができたのはうれしかった。彼らが展示していたのは、彼によると世界初の学校向け全自動3Dプリンターだということだった。実際に動いているところを見せてもらったが、いくつかユニークな機能があった。

私はMateo Pena Dollに話を聞いた。このプロジェクトの機械エンジニアだ。

Crafts

2013.10.04

私の初めての記念すべき失敗はMaker Faire New York

私は今、ここニューヨークで、列になってブースを設置し、ガジェットやクラフトを並べるMakerたちを見ているのだが、突然、2010年の私が初めて参加したMaker Faireのことを思い出した。あれは最初からドツボだった。

私はニューヨーク大学のITP大学院で開かれたMaker Faireのミーティングに参加した。Arduinoの共同開発者(で、その後私の教授となる)Tom Igoeが、ある課題を提示した。

Fabrication

2013.10.02

デスクトップ製造革命を生きる

(日本語版編注:原文は9月21日、22日のMaker Faire New Yorkの前に掲載されました)
次の火曜日の早朝、私は飛行機に飛び乗り、ニューヨークで「Maker Week」と呼ばれることになる時間を、World Maker Faire New Yorkを始めとする数々の楽しいイベントを担当するMAKEの編集チームといっしょに過ごす。すごいことになるよ。クイーンズに日帰りできる範囲に住んでいる人は、ぜひ参加してほしい。想像をはるかに超えるほど、新しいものを見て、学ぶことができる。

Crafts

2013.10.01

文書化しなければ存在しないも同然

写真:Flickrユーザー、joelogon

プロジェクトを文書化する理由は山ほどある。総合的に考えて、文書化しないほうが間違ってる。私はITPに入ったときに、そう叩き込まれた。しかしこれは、すべてのMakerのプロジェクトにも言えることだ。自分のプロジェクトを、友だちや家族以外の、知らない人たちに公表したいと思えば、ほぼあらゆる段階で写真やビデオを使った文書化が必要となる。

私がこの習慣を始めた当初は、作業の流れが止まってしまった。作業に熱中しているときは、どんどん先へ進めたいものだ。

Electronics

2013.09.25

計画的陳腐化をくつがえすFixers Collective

偶像破壊的エコノミスト、Herman Dalyは、「定常状態の経済」という用語の普及させた。この考え方は、多くのMakerが、意識するしないに関わらず受け入れているものだ。詳しくはここで読めるが、要は、新しいインプットや材料がなくとも回り続ける自然と同じ、閉じたループのシステムだ。自然は、それが依存する天然資源を使いすぎないよう、成長しない定常状態を保っている。修理、再利用、リサイクルによって、そうしたシステムが成り立つ。

もちろん、私たちはその反対のシステムの中に住んでいる。

Electronics

2013.09.20

自分を改良する:人の体をハックするMakerたち

テレロボティックハンドを披露するRaj Singh。

18歳のRaj Singhは、12歳のときからロボットを作っている。高校ではロボティクスチームのキャプテンを務め、チームの競技用ロボットの開発を手伝っていた。この秋からドレスラー大学に進学し、医用生体工学を学んでいるRajだが、新しい高度なオモチャを作るのではなく、人の役に立つ実用的なロボットを作りたいという衝動に駆られるようになった。

「日常的な仕事をするロボットを作りたい理由は、目標の範囲を広げて、自分に何ができるかを確かめたいからです」と彼は言う。

Electronics

2013.09.13

ハッカソンを開催しよう

2月に開かれたPenHacksでは、Yesha O、Atul T、Saad Aによる、Arduinoで作ったミニチュアギターペダルで彼らがハックしたGµitarixのデモに人だかりができていた。

大学ハッキングマラソン、学生の間では「ハッカソン」という名称で知られるイベントは、大学生なら一度は体験しておくべきものだ。ハッカソンは本当に気合いが入る。ほぼ2日間、ぶっとおしでハックをするのだ。なかには、ハッカソンに参加するだけでは物足りないという人間もいる。

Crafts

2013.09.06

キューバのMaker事情:DIYはサバイバルだ

Makeのカメラマン見習い、Gunther Kirschがこのビデオを教えてくれた。「平和時の非常時」におけるキューバ人の立ち直る力と創作力を伝える素晴らしいミニドキュメンタリーだ。

平和時の非常時とは、1989年にソビエトが崩壊した後のキューバの孤立と深刻な経済危機を婉曲に言い表したフィデル・カストロの言葉だ。1960年代以降、キューバ人は窮乏生活を強いられてきた。その結果として、週末の趣味としてではなく、生き残るためのDIY文化が育っていった。必要は発明の母。飢えも同じだ。

Fabrication

2013.09.02

10年前にはなかったMakerの仕事トップ10

変革が急速に進んでいる。10年前には存在しなかった仕事で食っていけるようになっているのだ。

1. クアッドコプターの操縦士

ELEV-8クアッドコプター

このごろ、ITP卒業生のメーリングリストには、経験豊富なクアッドコプターの操縦士の求人広告がいくつか載っている。このぶんぶん飛び回るドローンは、商業施設やコンサートやアウトドアイベントなどで多く使われるようになってきている。そうしたイベントの主催者は、その操縦士を求めているのだ。去年、趣味でクアドコプターを始めて操縦を学んだ人たちには、今、プロとして活躍する道が開かれている。

Electronics

2013.08.30

Maker父娘が博物館展示用の火星探査車を製作

Beatty家の女の子たちがNYSCIで火星探査車を準備(写真:Andrew Terranova)

ひとりの男性とその2人の小さな娘がNew York Hall of Science(NYSCI)に展示するためのロボットを製作することになったと聞いたら、驚くだろう。その話がまた面白い。小さなMakerたちや両親たちによい刺激を与えてくれる話だ。

ミシガン州立大学出身で機械工学の学位を持つRobert Beattyは、ソフトウェア会社を経営している。ロボットなど作ったこともなければ、エレクトロニクス工作の経験もない。